某互助会さんの葬儀アンケートへの疑問




某互助会さんが11年ぶりに葬儀に関するアンケートを行い、
プレスリリースを行ったようです。
(参照:ヨミドクターの記事

今回の某互助会さんのアンケートにはいくつか疑問があります。

疑問1 アンケート対象者についての疑問

果たしてインターネットを使ったのは正解だったのでしょうか。
もちろん集客の手段としてのインターネットはどんどん存在感を増していますが、まだインターネットを使いこなせる方々は顧客層のど真ん中という感じではありません。
精度の面からは、母集団に偏りを生んでしまっているのでは?

疑問2 発表タイミングについての疑問

7月にアンケートを行ったようですが
なんで今頃発表なんでしょうか?
すでに今年7月に日比谷花壇さんが同様のアンケート結果を発表しています。
後追いで、
さらに小規模のアンケート結果を発表する意味はあるのでしょうか?

おまけに来月は、
真打ち(^_^)の日本消費者協会のアンケートの発表が控えているようです。
(参照ページ:来月の葬儀費用報道は大荒れの予感
発表されたらマスコミは日本消費者協会のデータに飛びつくでしょう。
とするとこの某互助会さんのアンケートの「鮮度」は、
ほんの1週間となってしまうのですが・・・
せめて一週間だけでも・・・という意図かもしれませんが
ネットアンケートならすぐに集計・発表できたはずなので、
7月度のアンケートをこの時期まで引っ張った意図が不明です。

疑問3 数値の信用度についての疑問

「葬儀費用の平均242万3000円」というのが、日本消費者協会の発表数値に近すぎるのは、まぁ偶然として、
調査対象が「喪主か喪主に準ずる立場」っていうのが精度上、微妙。
(参照ページ:マスコミが報道する葬儀費用のウソ

「費用総額の平均金額は前回調査(99年)に比べて124万4000円(33・9%)減少した。」っておっしゃっているんですが
過去の某互助会さんのデータってこんな感じです。

http://kangaerusougiyasan.com/archives/1352327.html

http://megalodon.jp/2010-0606-1042-11/www5.cao.go.jp/j-j/doc/funeral-j-j.html

葬儀費用の「平均」が405万円て・・・(^^;)
(もちろんアンケート方法が分からないので、何とも言えませんが。
もしかすると田園調布にお住まいの10人に聞いた、のかもしれませんし)

私としては
今回発表の数値の精度に対して疑問があり、
過去の数値に関しては信じられません。

まさか高額な平均葬儀費用を流布させれば、葬儀単価が上がるだろう
という単純な発想をしたとは思えないですし。

それから根本的な疑問なんですが
某互助会さんは
首都圏を中心におそらく毎年数千件の施行実績がおありだと思うので、
お寺へのお布施はさておき、葬儀施行の総売上げ高を施行件数で割れば、
簡単に精度の高い葬儀費用の平均価格が割り出せる

のではないでしょうか?
わざわざこんな回りくどいアンケートをしなくても、と思うのですが・・・

うーん、事情がお分かりの方がいらっしゃいましたら、教えてください。
<(_ _)>




7 件のコメント

  • >葬儀施行の総売上げ高を施行件数で割る

     これウチはやりましたけど、互助会はシステム上できないんじゃないでしょうか?会員によって金銭(積立)の支払時期と商品の提供時期がバラバラなので、商品と対価が人によって違う可能性があると思います。
     もしやるなら全員が積立をしていなかったと仮定した料金などで統計を取ることになりますが、そうすると金額がべらぼうに上がって自社の首を絞める(高いイメージがつく)ことになるからしないでしょう。いや逆に会員募集の営業に使えるかな?

  •  それよりすべての統計で気になるのは、お布施などの額を項目としてあげていること。これをすべきは仏教界やジャーナリストであって、葬儀屋や消費者協会ではないでしょう。
     葬儀屋の払いはこれだけ、宗教者はこれだけ、墓地墓石は、香典返しは、料理は、とそれぞれの業界が自分たちの分を守って責任を持って数字を出せば、信頼性も高いし有用なデータになるはずなのに。

  • 高見 晴彦 様、コメントありがとうございます。
    今回は、疑問形で書いていますが、
    一応自分の中で推測レベルの回答はあるんです。
    でもそれ書いちゃうと、先方に失礼なことになってしまうので(^_^;)
    >業界が自分たちの分を守って責任を持って数字を出せば、信頼性も高いし
    そうですよね。でもまとまろうとしないのが、この業界(T_T)

  • はじめまして。

    初投稿ながら、場違いな発言ですが、お許し下さい。富安徳久さんの本や当ブログを拝見して情報を得て勉強してます。現在、警備屋として働いてますが、葬儀業界に転職したいと思ってる初期中年です。

    ご質問なのですが
    1、現在、葬儀業界に志望する方が多く(ハローワーク情報)失業時代が背景にあると思いますが~やはり難しいのでしょうか?数社応募しましたがダメでした。

    2、自分は無神論者ですが、○○教とかどこかの宗教団体に属してる方が葬儀社には多いのでしょうか?
    宗教的価値観がないとやはり勤まらない世界でしょうか?

    3、葬儀を行わない日は葬儀社の方はどんな日常を過ごされているのでしょうか?

    4、性格上明るい方とかポジティブ(積極的、前向き)な人は向いてないのでしょうか?

    徳久さんの本にある通り、僕も知り合いに話しただけで毛嫌いされ、偏見の眼差しで見られました。

    もしよろしければお答え頂けたら幸いです。

    宜しくお願いします。

  • たけ 様、コメントありがとうございます。
    以下私の個人的な見解ですが回答いたします。

    > 数社応募しましたがダメでした。
    僭越ながら、数社では、少ないと思います。
    くじけずにもっと回ってみてはいかがでしょうか。
    きっとどこかに採用されると思います。
    勝負は採用されてからだと思います。

    > 宗教的価値観がないとやはり勤まらない世界でしょうか?
    そうとも言い切れないと思います。
    必要なのは異なる価値観を受けいれられる寛容さだと思います

    > 3、葬儀を行わない日は葬儀社の方はどんな日常を過ごされているのでしょうか?
    私の場合は、企画とか営業とか資料作成です。
    といっても葬儀を行っている日も、やってますけど(^_^)

    > 4、性格上明るい方とかポジティブ(積極的、前向き)な人は向いてないのでしょうか?
    これは逆ではないでしょうか。
    精神的なタフさということでは、むしろ明るい方が向いているのではないでしょうか。

    以上ですが、満足のいく回答でしたでしょうか?
    あくまで個人的な見解なので、他の葬儀屋さんに聞くとまた別の答えが返ってくるかもしれません。

    また不明な点があれば、何なりとご質問してください。
    応援しています(^_^)

  • 物理教師 さま

    ありがとうございます。

    未知の世界で不安だらけでした。他の葬儀社社長のブログも、閲覧してましたが・・・ 
    こちらが『自己の業界を分析』されて~凄く内側に目を向けられてるので思い切って書いてよかったです。転職はやはりタイミングですかね~バイトからでも飛び込んだら、いいんですかね?(←一時的それも考えましたが昨今の雇用状況考えると凄く不安だらけです)

    ありがとうございました。

  • たけ 様、補足させていただきます。
    > バイトからでも飛び込んだら、いいんですかね?
    難しい問題ですが、私の考えでは、おすすめしません。
    需給バランスの観点から、この業界が慢性的な人手不足であることと
    たけ様の年齢的なこと(30代後半?)を考慮すると
    「正社員」で就職した方が良いように思います。
    契約社員以下だと、使い捨てにされるリスクがあると思います。
    (もちろん断片的な情報から判断した、私見であることをお断りしておきます)
    たくさん面接を受け続ければ、どこか採用してくれると思うのですが。

  • コメントを残す