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葬儀業界の「金脈」のありか




ジーンズはあまり持っていないのですが
それでも一応リーバイスの501は持っています。

御存じの方も多いと思いますが、
リーバイスが誕生し、成功したのは
ゴールドラッシュがきっかけでした。

実際にゴールドを掘り当てて金持ちになった人はほとんどおらず、
ゴールド目当ての人々相手に、丈夫な作業着であるジーンズを販売し
大金持ちになったリーバイスが本当の「金脈」を掘り当てたという話は、
ビジネスモデルの一例として良く紹介されます。

さて
最近葬儀屋さん相手のコンサルタントの活躍を目にする機会が増えました。

この方などは、
大手葬儀社の役員から転職してコンサルタントをされているようです。
ということは、大手葬儀社の役員より、
葬儀屋さん相手のコンサルタントをやる方が「魅力的」ということなのでしょうか。

たしかに他業界からの新規参入組や、
老舗を継いだ2代目3代目経営者など、
葬儀業界の「金脈」を目指す人々にとっては、
コンサルタントの存在は惹(ひ)かれるものがあると思います。

葬儀業界はいま激戦区ですが、
葬儀屋コンサルタントは現在、競合もかぞえるほどしかおらず、
必然的に商品価値は高くなるでしょう。

つまり
葬儀業界の金脈を目指すより、その人々相手に商売をやる方が
経済学上合理的。

そんなわけで口の悪い友人は
独立して教育系コンサルやった方が儲かるんじゃない?
と冗談で私に言いますが
私自身は、能力以前にやる気がありません。

ゴールドラッシュで失敗した人を、搾取されたバカと見る向きもあるかと思いますが
もしかすると彼らはカネじゃなくてロマン(*^_^*)
を大切にしていたかもしれないですよね。

利口に稼ぐより、
多分金なんて出ないよねーと分かっちゃいながら
ジーンズ汚しながら砂利を水洗いする方が
おもしろそうな気がするんですよ。











14 件のコメント

  • 「もしかすると彼らはカネじゃなくてロマン(*^_^*)
    を大切にしていたかもしれないですよね」

    私も「日に日に厳しくなっていくこの職場、このままいていいんだろうか。いっそ起業してみようか」と最近よく思います。

    一方で「この職業を極めたい!!」とも思うんですよね。
    (葬祭業ほど繊細ではないですけど、なかなか経験できない職種なので)

    ロマン…か。
    そうやって見てみると、うちの職場も
    結構ロマン溢れる職場かもしれない。

    なんか、やる気出てきました!

  • 『利口に稼ぐより、
    多分金なんて出ないよねーと分かっちゃいながら
    ジーンズ汚しながら砂利を水洗いする方が
    おもしろそうな気がするんですよ。』
    ってところ読んでたら、
    効果や効率ばかりを気にしてる自分が可笑しくなってきました。
    それもそうですね。
    立春も過ぎて暦も春になったことだし、
    恋でもしようかしらん…なんて思いました。
    恋こそ「ムリ・ムラ・ムダ」の最たるもの。
    真面目なブログにふざけたコメントしてごめんなさい。本日は2/14ということで、ご勘弁くださいませ。

  • N​a​r​c​i​s​s​u​s さん

    > 恋こそ「ムリ・ムラ・ムダ」の最たるもの。
    そして人生に必要不可欠なもの。
    ~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ~

    > 真面目なブログにふざけたコメントしてごめんなさい。
    いえいえ、どうぞお気軽にコメントくださいませ~

  • 企業にとって優秀な社員と、顧客にとって優秀な社員が一致しないことが度々あります。

    例えば、マック(大阪ではマクド)の朝マック朝のセットメニュー)が面白い結果を出しています。
    週に2~3回ほどはドライブスルーで朝マックセットを注文していますが、「セットが必ずしも有利ではない」ことが分かります。
    例えば、グリルドソーセージ・バーガーとホット・コーヒーのセットは220円ですが、バラバラで注文をすると200円になります。
    すなわち、セットで注文をすると10%高くなり、「セットはお得」との日本人の思い込みが招く結果となります。

    そのために、セットで注文をすると「損」?となります。
    これは、マックの「商品計算システム」が2010年に変更され、「客の意志優先システム」に変更されたためです。(昨年、マックのGMと話して知った)
    以前のマックの商品会計システムは日本の先駆けであり、非常に優秀であり「客にとって最も安い料金を計算するシステム」でした。
    そのために、ハンバーガーとポテトM、コーラMを注文しても、「最も価格の安いセット料金}を選択しましたが、今では客が「セット」と言わない限りはハンバーガー単品+ポテトM単品+コーラM単品の計算をされ、「客の注文意志を尊重し、客の注文通りの単品価格合計」となり、割高になります。
    すなわち、注文する客の「自己責任」となります。

  • 実は、車で通勤する関係でマックを3店舗ほど利用していますが、その内の1店舗で前記朝マックを注文したところ、偶然にマネージャーが担当し「セットですと220円ですが、単品計算ですと200円ですので単品計算します」と申し出があり200円となりました。
    試しに、翌朝に同じメニューを他店舗で注文をすると220円を請求されましたが、「単品注文で計算をし直して下さい」と言うと、200円になりました。
    アルバイトは面倒くさいために「220円のセット計算」をするのかも知れませんが、社員であるマネージャーは常連客?には「最安目計算」をしてくれるのかも知れません。

    確かに、店からすると「安値計算」は売上減少になりますが、客から見れば客に対して最善のチョイスをしてくれる店舗は評価が上がり、優先利用しようとの意識が高まります。
    どのマックに行っても店舗構成や味、ボリュームが変わらない場合は、「対応するスタッフ」が評価としては重要となります。
    企業にとっての金鉱はヒトである、金脈はスタッフと考えます。
    葬儀はどの会社でも同じ様な商品を扱い、料金的にも変わりが少ない以上は、「優秀なスタッフ」が最大の武器であり、金脈となり得ます。
    医療界等と異なり、個人スキルの評価が低い業界(売上至上主義のため)ですが、スキルの高いスタッフが「客を呼ぶ」ことに気が付かなければなりません。

  • prof様、
    >マックの「商品計算システム」が2010年に変更され、「客の意志優先システム」に変更されたためです。

    いつの間に・・・そう言えば最近日経で業績好調って出てましたね。

    >スキルの高いスタッフが「客を呼ぶ」ことに気が付かなければなりません。

    そーなんですよー。互助会勧誘スタッフの場合は集客の因果関係がわかりやすいんですけど、現場担当者の場合だとなかなかそれが、すぐにはっきり見えないことが多くて。

  • スキルとは難しいもので、評価も「誰がするか」が問題かも知れません。

    愚痴になりますが、昨日(日曜)夕方にNRTに患者さん(今回は死亡してしまいましたが)を迎えに行きました。(在宅療法でしたので)
    我々のデリバリーは現地の病院に出向き国内の病院へ患者さんを届け、カンファレンスを行うことを基本としており、ご遺体に関しても担当者が処置を行い希望地に届け、担当の葬儀社に処置内容や管理法、行政手続きをアシストすることを基本としています。

    しかし、昨日に到着したのご遺体は「処置と管理が悪すぎて悪化が進行」しており、修復に限度があり「顔と手しか助けれれません」。
    加えて、送られてきた書類(数日前には来ていたが)では、EAU(European Association Embalmers)の基準で、BIE(Britisch Institute of embalmeres)が処置をしていたのですが、「???!!!??」。
    私のところでは放校処分となりそうな状態です。
    今回は「たまたまスキルの低い担当」だったのか知れませんが、あり得ない状態です。
    イギリスの教育担当者には優秀な人物も居るだけに残念です。
    看板のスキルは「糞」の場合もあります。

  • prof様、
    私も成田でご遺体をお預かりして、棺開けてみて
    これはちょっと・・・
    っていうケースが何度かあります。
    あくまでイメージですが
    日本はエンバーミングに関しては後発ですが、
    日本人エンバーマーは世界基準では結構優秀なんじゃないか
    と思っています。

  • エンバーミングはフランスからアメリカに渡った技術ですが北米では独特の進化を続け、日本は北米方式を模範したためにEU諸国よりも優れている部分があります。
    EUは北米ほどの進化がないままに派生したために、レベルが低い国や技術者も沢山います。
    また、海外では自宅死亡率が約40%以上と高いのですが、日本では病院死亡率が約90%であり、葬儀社に渡された時点での「ご遺体が良い状態が保たれている」との特徴があり(これは韓国も同様の特徴)、他諸国と比べると「ご遺体状態の良い国」に分類されています。

    実はベトナムでも「葬儀分野の近代化」が国務として行われており、昨年からは火葬と斎場・葬儀施行管理に対して「外国資本、技術、管理、指導」が始まっています。
    ベトナムにはご遺体修復担当の形成外科医がいますが、フランスの植民地だった関係もあり欧州色が強く北米方式の処置は普及には至っていません。
    近代化までは5年ほどを要すると思います。
    今週も1週間ほど大陸に行ってきます。

    昨日は片道5時間を要して届けてきましたが、感謝されたうえに沢山のお土産を頂き、現地での生活、司法機関や業者の対応に憤慨し、あきらめていたご家族から見れば、日本的対応だけでも喜ばれるのかと思うと、国際的スタンダードの難しさを感じます。

  • こんばんは。

    もともとIT業界にいたせいか、
    (今でも職種はそっち方面)
    コンサルやらなんやらって言葉が妙に安っぽく、売り手の都合によさそうに聞こえてしまいます。

  • Prof様、

    >日本は北米方式を模範したためにEU諸国よりも優れている部分があります。
    なるほど、そういういきさつなんですね。

    > 昨日は片道5時間を要して届けてきましたが
    いつもさらっとお書きになっていらっしゃいますが、
    ほんとうに大変ですね。
    お気を付け下さいませ。

  • バックヤード 様
    コメントありがとうございます。

    たしかに葬儀屋さんは特にIT系に弱いので
    だまされやすそうなイメージありますね。

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