(PR)

葬儀業界就職希望者の方からの質問と回答




大学を卒業して数年の女性の方から
先日ご質問を頂きました。

葬儀業界への就職を考えている方にとって普遍的な質問の内容でしたので
ご本人の許可を得て、私の回答を掲載したいと思います。
*********************

> 物理教師様のブログは葬儀業界を知る上で大変参考になっております。
ブログを拝見して、葬儀会社への志望が高まる一方で、不安に思う点もあります。
> 今回無礼承知で、3点ほど質問をしたくメールをさせていただきました。
大変お忙しいと思いますので、返信がいただけないことを覚悟の上で質問させていただきます。
>
> ・既卒・未経験・女性が葬儀業界でどれだけ不利であるのか。
> ・既卒の場合の採用基準は新卒と異なるのか。
> ・企業研究で意識した点があれば教えてください。
女性

ご質問ありがとうございます。

それから葬儀業界を目指していただいてありがとうございます(^_^)
以下私見ですが、ご質問にお答えいたします。

①既卒・未経験・女性が葬儀業界でどれだけ不利であるのか。
②既卒の場合の採用基準は新卒と異なるのか。
③企業研究で意識した点があれば教えてください。

①既卒・未経験・女性が葬儀業界でどれだけ不利であるのか。
既卒について・・・
これは既卒か新卒かということよりも
運(人材追加のタイミングや増員の経営計画)によるところが
実は大きいと思っているのですが、
おそらく不利になることはないでしょう。

私の勤める葬儀社はいわゆる大手ですが
5割が新卒です。
ですがこれは葬儀社によっても異なります。
たとえばセレモアさんは中途しか採用しないようですし。
何が何でも新卒じゃなきゃというところは少ないんじゃないでしょうか。
葬儀業界内のうわさ話レベルですが、
景気の回復や一般大手企業の新卒採用枠が増えたことで
今年は業界の新卒の人材が薄い、という話を聞きます。
もしかしたら中途採用枠が広がる傾向にあるのかもしれません。

未経験・・・未経験が「採用される上で」有利不利と考える前に
(これも葬儀社によりますが)経験者しかとらない葬儀社は避けた方がよいと思います。
育成システムが弱い可能性があります。

女性・・・これも「未経験」の項目と同じで「採用される上で」有利不利と考える前に
女性の正社員を多く採用している葬儀社を「選ぶ」べきです。
女性の正社員を多く採用している会社は育成システムがしっかりしていることが多いです。
男性社員ばかりの会社が、試験的に女性社員を採用してみて、
育て方が分からず辞めさせてしまう、というケースはたまに聞きます。

②既卒の場合の採用基準は新卒と異なるのか。
質問者さんくらいの年齢なら、ほとんど新卒と変わらないと思いますので
採用する側も新卒に近いカリキュラムで育成しようとするでしょう。
そのため採用基準は変わらないと思います。
(実際の所、採用基準なんてなくて、なんとなく決めている葬儀社の方が多いのが実態ですが・・・)
参考記事:葬儀業界の「採用と面接」について考える 2/3

③企業研究で意識した点があれば教えてください。
これは私が就職活動をしたとき、ということでしょうか?
たとしたら、私が就職活動をしたときは新卒募集の葬儀社が10社くらいしかなかったので、
企業研究をする必要がそもそもありませんでした。
とりあえず全部受けてみるという感じでした。
私は基本大手葬儀社の就職を勧めています。
<参考記事:葬儀社に就職したい!人のためのノウハウ >


私の意見をまとめますと
なにぶん企業レベルがピンキリの業界なので

「入れる葬儀社」ではなく「入るべき葬儀社」を選ぶのが
長い目で見れば重要ではないでしょうか。
就職難とはいえやはりある程度の理想は追うべきだと思うので。
とはいえ、その「入るべき葬儀社が良くわからない」というところはあるかもしれませんね。

ポイントはお読みいただいているとは思いますが、拙文を参考にしてみてください。

葬儀業界就職希望者向けのページ











4 件のコメント

  • 横レス、失礼します

    文面、文体、質問内容を見る限り、私見としては「採用してみたいタイプ」ですが、いかんせんタイミングでしょう。

    また、セレモアの名前が出ていましたが、今回のCI(CIとまで言えるかは疑問)は東京高裁判決、いわゆる「セレモアつくば裁判」による部分があるのかと思います。(ある意味で、全国の葬儀社や互助会に影響がある判決)

  • 取りあえず方向性が決まり、昨晩帰国しました。

    当事者でないので確定は出来ませんが、セレモアつくばの商圏は8、9方面と甲州街道沿線の3,4方面、埼玉西北部であり「つくば」の名称との関連性を想像させません。
    関東圏では「つくば=茨城県」を連想するために、営業的にはマイナス部分もあったと思います。

    当然ながら、問題が表面化した葬儀社や互助会、葬儀関連企業の多くは社名変更や代取を息子や家族に変えることが一般的ですが、私見としては脱税報道は補助因子であり主因子は「つくば外しのCI」ではと考えています。

    「セレモアつくば裁判」では、セレモニー関連のセレ○やセレ○○の使用制限が無いと考えられます。(当然ながら管轄法務局内では制限)
    現に、公益社との名称の葬儀社は全国に10社程度は存在すると思われ(公益+社)、セレモニー語句も独占性が無いと判断されたと考えています。

  • prof様、
    以前と同じところに葬儀頼んだと思って間違えてる方って
    結構いそうですよね。

  • コメントを残す