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終活のバラエティ化について




2015年5月8日に放送された
爆報!THE フライデー という番組は
【実録!死と向き合う芸能人】
という内容でした。

番組サイトはこちら
紹介文はこんな感じ

【実録!死と向き合う芸能人】
▽トシちゃんの盟友の元ザ・ハンダースの小林まさひろが
末期がんで余命3ヶ月…
葬式…遺言…命がけの終活に密着!
しかしそこには遺される家族との確執が…
キレイ事ではない終活の現実とは?

大筋は
余命三ヶ月と言われたタレントが
葬儀社訪問やら遺言やら作っているうちに
まずは大切な人達と一緒に過ごすことを始めた
というもの。

多分終活反対派の人(マスコミに踊らされるな、ムダだ等)は
終活をバラエティのネタとして扱ったこの番組を見て不愉快に感じたと思います。

病状を家族に話すところにさえカメラが入っています。
冒頭から興味を引く映像を何度も小出しにして
最後まで引っぱるというのもバラエティ番組の常套手段だし。
人の生き死にまでエンターティメント化させているという批判は
受けて然るべき内容でした。

しかし個人的には
この方のケースに限っては許されるのかもしれない
という感想です。

対象者は元タレントで
最後にテレビに出たいという性(さが)はあったと思うのです。
おそらく自分から番組に売り込んだのでしょう。
最期に何か残したいというものが誰にもあって
この人の場合は、元タレントだったため
それがテレビ出演だったということに過ぎない
ということだったのだと推測します。

だから私の中では、この方の場合に限り
バラエティ番組の文脈で扱われるのはアリ。
たけどこれが変な既製事実となってバラエティ番組が
今後同様のことをしないようにと願います。

終活

それにしても訪問した葬儀社の対応はひどかったな。

私が同業だから厳しく見てしまうのでしょうけど。

式場を見たことで自分の死をリアルに感じて怯え始めた相談者に
「さあ、どうぞ、どうぞ」とせき立てる葬儀屋のデリカシーの無さ。

確かに編集次第で印象はどうとでも変わることは知っていますが
そういうレベルの話でも無かったし。

こっちのほうが問題じゃないかと思いました。











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