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こんな葬儀社の選び方はやめましょう。 葬儀社編




おそらく消費者の方が最も知りたがっているのに、うまく知ることができないのは

「良い葬儀社の選び方」

ではないでしょうか。

消費者の方が迷うのも無理はないと思います。
なぜなら葬儀業界がちゃんと情報発信をしてこなかったからです。

「良い葬儀社の選び方」はこのブログのテーマの一つです。

葬儀社のホームページに掲載されている
「葬儀社の選び方」は、ほとんど役に立ちません。
なぜ役に立たないか、間違っているのかを、実際に葬儀社のホームページから抜粋した事例で説明したいと思います。

今回は葬儀社編です。

×店舗を持って、長年営業している葬儀社に頼みましょう

長年やっているところは信用できるということなのでしょう。 たしかに一理あります。
しかし葬儀業界は競争が激しくなり、昔は低レベル(高い葬儀費用、低いスキル)でやってこられたが、現在では通用しないという葬儀社も多いのです。
つまり長くやっている=高レベルとは言えないと思います。
かつて葬儀業界は、地元密着型の家族経営の葬儀社が8割(売り上げベースではなく企業数ベース)を占めていたのですが、淘汰されつつあります。
また町会や寺院との癒着(という言い方が厳しければ、つきあいと表現しても良いのですが)を基盤に運営している葬儀社もいるので、注意が必要です。

×豊富な経験と実績を持つ葬儀社を選びましょう

豊富な経験と実績を持っているかを、消費者はどう判断するのでしょうか。葬儀社自身の自己申告では信用できません。また豊富な経験と実績を持っている→長期間たくさんの葬儀を施行している→良い葬儀社である
と必ずしも言えないことは上記の内容で述べた通りです。

×小さい葬儀屋にしましょう

小さい葬儀屋さんのホームページにのっていました。
どうも大きいところはあくどく稼いでいるから大きくなった、小さいところは親身になってやってくれるから良いという論旨のようです。これでは町の旅館より外資系ホテルのサービスは劣ると言っているようなものです。もちろん小さくても良い葬儀社はあるのでしょうが、小さいから選ぶというのは、根拠が弱いと思います。

×電話帳で葬儀社を選ぶ

近所に葬儀社が存在することは分かるとは思うのですが・・・多分たくさん葬儀屋さんの名前がのっていると思います。そこからどう絞り込むか説明しないとダメだと思います。

×自宅の近くにある葬儀屋さんを選ぶ。

上記と同じでこの理由では、複数の葬儀屋さんを絞り込むことはできません。

×心付けを要求しない葬儀社を選ぶ

たしかにそうなんですが、心付けを要求するかどうかなんて事前に知ることはできないでしょう。それにこれは悪い葬儀屋さんの例であって、良い葬儀社の選び方とは言えないですね。

×業界団体に加盟している葬儀社を選ぶ

葬儀業界にはいくつか団体があります。
しかし、こういってはなんですが団体に加盟していてもひどい業者は、現場でたくさん見てきました。闇金融ではないから金を借りても安心と言うのと同じ理屈です。

×業界の上部団体に加盟している葬儀社。経済産業省の指導のもとで営業しており、安心だから

多分これは互助会さんのことだと思います。
互助会制度は経済産業省の許可を得て営業しているというだけです。別に厳しい許認可制度があるわけではありません。近年つぶれている互助会もたくさんあります。

×実際に葬儀をした方々の評判がよい葬儀社を選びましょう

確かにこれは大事でしょう。
残念ながら、旅行サイトのように、ネット上に体系化された葬儀社のレビューというものはありません。

口コミを重視するのは分かります。
しかし都市部のように地域共同体の繋がりが弱いところでは、なかなか口コミ情報を得るのは難しい、ということを、このブログをお読みの方は、感じてらっしゃるのではないでしょうか。
またもし実際に葬儀をされた方の評判が聞けたとしても、葬儀という商品を何度も買って比較したわけではないので、他社と比べた相対的評価ではなく、自分自身の絶対的評価に過ぎないという弱点があります。

では何を基準に葬儀社を選べば良いのでしょうか?

その答えは私の書いたこの本を参考にしてください。











3 件のコメント

  • 葬儀社は、遺族の また故人の希望をどう叶えてくれるのか、遺族の思いにどんな提案をしてくれるのかがこれからの葬儀のあり方をキチンと持っている
    研究しているところを探しましょう。
    看板に「真心でご奉仕」などのキャッチフレーズを掲げている葬儀社には注意。
    真心こもった葬儀でしたと感謝するのはお客様です。お客様が真心があったかどうかの評価をするのですから、自ら真心を押しつける葬儀社に良いものはありません。

  • 葬儀社は、遺族の また故人の希望をどう叶えてくれるのか、遺族の思いにどんな提案をしてくれるのかがこれからの葬儀のあり方をキチンと持っている
    研究しているところを探しましょう。
    看板に「真心でご奉仕」などのキャッチフレーズを掲げている葬儀社には注意。
    真心こもった葬儀でしたと感謝するのはお客様です。お客様が真心があったかどうかの評価をするのですから、自ら真心を押しつける葬儀社に良いものはありません。

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