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山田風太郎「あと千回の晩飯」を読む




こちらの記事で紹介しましたが

誰もができること

人間臨終図巻を書いた山田風太郎氏の晩年はどうだったのだろうと思い

この本も購入。

あと千回の晩飯

余命があと1000日のつもりで、ってことで
このタイトルにしたらしく。
(ちなみにこの本が書かれたのは1996年頃、
ご本人は2001年に79才でお亡くなりになっています。)

それにしても書名が書名だけに食べ物の話が多いのは分かりますが
女性の話も多いです。
全然枯れてない感じ(^^;)

また葬儀についても触れてらっしゃいます。

散骨は遺族に罪悪感が残るという理由で否定的、
葬式はいらないと思っていたが、
最近は習俗とみれば日本のお葬式も捨てたもんじゃない、
という考えに変わってきた、と述べられています。

あと江戸川乱歩の葬儀の描写もあります。
江戸川乱歩のお葬式って青山斎場だったのね。
夏目漱石も青山斎場だったみたいだし、
こうしてみると歴史のある式場なんですな。

それにしても
葬儀に参列している高齢の知人を見て
「こちらも火葬場一歩前」とは、かなりの悪党だ(^^;)











2 件のコメント

  • 青山(斎場)で葬儀を行い、青山(墓地)に入るのは「庶民には叶わぬ願い」。
    共に都営ですが葬儀で500万円以上(寺院費用等は別)、墓地は3㎡程度で1,000万円(競争率50倍)。
    青山から青山ですと「2,000~3,000万円」は必要。
    「忠犬ハチ公の墓の隣」など面白いのですが。

    青山斎場の指定管理者は2社あり、H社以外は他業種新規参入組です。
    免許を取らない、車を買わない世代が増えたことを考えると頷けます。

  • prof様、
    最近の大規模葬の減少を反映して
    青山斎場もあの手この手で大変そうですね。

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