終活セミナー体験記




葬儀屋紹介業を数年前から始めている某小売り大手の○○○さんの終活セミナーに
勉強のためにいってみたら
いろいろアラが目に付いたので
上から目線で(^^;)で指摘してみた、
という記事です。

普段終活セミナ-の講師をやっている方のお役に立つかもしれない
と思ってアップしてみました。
ちょっと前の話なんで、今は改善されているかもしれませんが。

某日近所、(っていっても電車で30分かかりますが)で
終活セミナーが行なわれていたので
行ってみました。
ショッピングモールの一角のイベントスペース?で行われていました。

30分ごとにいろんなテーマでセミナーをやっているみたいですが
私が聞いたのはお葬式がテーマのセミナー。

講師の男性は小売り大手の所属の人らしく
どうも葬儀屋さんではなさそう。

契約葬儀社の何社かはお葬式の個別相談コーナーを
担当しているみたいです。

さてセミナーが始まる数分前に行ってみると
十数名の聴衆が既に座っていました。
私も座ろうとしたのですが、残りの席には日光が降り注いでおり
帽子を被ってスタンバイ。

ここはプロジェクタースクリーンの位置を変えて
座席も日陰に移した方がいいんでは。
セミナー始まると
音声がちょっと聞き取りづらい。
講師が早口なのと、語尾が消えるしゃべり方なのと
買い物スペースにも音声を流そうとしているのかスピーカーの音が大きすぎて
反響が大きいせいでしょう。
スピーカーの配置が講師の真後ろなのも影響していると思われます。
次回からは配慮を。

ではまず
講師の技術的な指摘から。

ノータイノージャケットだったけど
私がセミナー講師をするときは必ずスーツでタイドアップします。
落ち着いた感じ、信頼感、説得力を出すために、
ダーク系のスーツ、ホワイトのシャツ、ネイビーのネクタイです。
葬儀業務って信頼が第一なので
リラックス感よりもちゃんとしていることを優先させます。

次に上体を無意味に動かしすぎです。
落ち着きが無いと見られると信頼性が低下しますし
そもそも聴衆にはノイズになります。
指し示しのアクションを行ったとき映えません。

とはいえ指し示しのアクションを行ったとしても
スクリーンから2メートルほど離れてしゃべっているので
そもそもお客さんの視線を誘導できていないのですが。
多分PC本体を操作したいからなんでしょうけど
ワイヤレスマウスを使用することを薦めます。

それからしゃべりが一本調子でメリハリがないのが気になりました。
「間」も全然使っていないです。
おそらく講師に言わせれば30分の制限時間で喋らなきゃいけないから
ということになるのでしょうが、
そんな事情は聴衆にとってみれば関係ありません。

葬儀の現場に身を置いている葬儀屋なら、
疲れているから、時間が無かったら
そんな言い訳はお客様のダメ出しの前では何の意味ももたないこと
知っています。


 

次にセミナーの構成。
先ほど述べたことにつながりますが、
やっぱり詰め込みすぎでしょう。

テキスト量が多すぎます。
それでなくとも聴衆は高齢者の方が多いんですから
恐らく伝わっていないでしょう。
引き算の美学が必要です。

どちらかと言えば後半の自社プランの説明を削ったらどうでしょうか。
豪華なパンフもあるわけですし、個別相談のブースもありますしね。

それから30人の家族葬の香典を45万!と見込んで
葬儀費用75万-45万=実質30万
という詭弁はやめるべきです。
葬儀が終わってからやっぱり香典返しも必要だと、
自社の商品を薦めるつもりなのですよね。
そもそもいくら身内が中心だとしても
30名で45万円の香典を見込むのはちょっと無理があります。
福祉葬祭さんがアピールしている香典葬と同じ欺瞞を
天下の○○○が行うべきではないでしょう。
あと重要なことですが
聴衆に次のアクション(葬儀の場合は事前相談や入会)を
起こさせるのがセミナーの目的だとすると
ちょっとアピールが不十分だと思います。
契約書をちゃんと書くのがうちのセールスポイント、っていうのは
弱いかな。
でもこのショッピングモールに来ているっていう段階で
囲い込みは終わってるってことなのかも。

それから葬儀屋である私の意見ですが

セミナーの中で
○○○の葬儀が安い理由を説明するロジックの一つとして

○○○が葬儀を葬儀屋さんに紹介する
→稼働率の低い自社式場の回転率が上がって空きを埋めることができる
→安い金額で葬儀を提供できる

ってことを述べていました

○○○さん側からみればそういう理屈なんだろうけど
葬儀屋さんからみると、
葬儀って航空機の空席やホテルの空室の理屈とは違うんです。

航空機やホテルは空きの量に関係なく固定費は一定ですが

葬儀は件数が増えるとそれに比例してマンパワー増やさないといけないんですよ。
でも紹介手数料払ってる手前そんなに従業員増やせないですし
仮に増やせても一社からの紹介に依存すると、
途絶えたときのリスクが大きいってことになって
葬儀屋の経営者としては○○○さんが言うようなそんな単純な話じゃない、
ってことです。

あとプレゼン画面の話だけど
消費者庁に摘発されたやまとセレモニーのパンフレットを
出典示さないでそのまま使ってたけど
これはセーフなのかな?

もしかすると消費者庁の資料
そのまま使っていたのかもしれないですね。
それはそれでどうかと思うけど。

それから余談ですけど紹介件数は年間6000件らしいです。
意外とやってますね。

ちなみにこのセミナーのあとは
某大手仏壇・墓石店の講師だったけど、
うーんこれはどこから指摘していいのか分からない(T_T)

中座しました。











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