葬儀系アフィリエイトはなぜ儲からないのか2/2




前回から葬儀系アフィリエイトは儲からないという話をしています。

今回はなぜ葬儀自体のアフィリエイトはうまくいかないか、を説明していきます。

×ネットにアクセスする施主の比率が少ない
施主の年齢層(50~70才)を考えると
他の商材に比べて購買層は
ネットを使わない、もしくは
IT関係が得意でない方が多いと思われます。
余談ですがこれを裏付ける事象として
リスティング広告で葬儀系ワードの値段がまだまだ高止まりしているのは
葬儀ワード検索者はリスティング広告エリアとオーガニック検索結果を区別しないため
リスティング広告がまだまだ有効だから
という話を聞いたことがあります。
 
×実質的に商材は、葬儀社ではなく葬儀社紹介機関の一択
葬儀社の多くが地元密着のローカル零細企業です。
全国展開している葬儀社はありません。 
エリア限定 でもアフィリエイトのクライアントになっている葬儀社もいるにはいますが
アフィリエイターにとっては全国相手でもローカル相手でも手間とコストは同じなため、
ローカル葬儀社はおいしくない取引先です。
そうなると全国展開している葬儀社紹介機関と組んだほうが良い、
ということになります。
(葬儀社紹介機関は集客機能さえあれば、全国の契約葬儀社に送客するだけなので
全国展開が可能です) 
大体アフィリエイトの条件は
葬儀社紹介機関への資料請求が成立すれば1,000円から2,000円
その後葬儀施行につながったら10,000円から30,000円くらいが相場ではないでしょうか。
他の商材に比べれば単価が高い分、条件は良いかもしれませんが
成約(コンバージョン)は大変難しいのです。

なぜなら

×消費者はアフィリエイトサイト経由で葬儀社紹介機関サイトにアクセスしても、
 ネットで申し込まず「電話」を使う
これが葬儀アフィリエイトが成功しない一番の理由。

元気だけど将来の備えに自分自身の葬儀の話を・・・という人はごく一部です。
大抵は身内が危篤になったかもしくは亡くなってから行動を起こす(≒ネット検索をする)人がほとんどです。
そこで仮にアフィリエイトバナーをクリックして葬儀社紹介機関サイトに移動した場合、
画面に現れた資料請求のメールフォームに入力することはほとんどありません。
ページに表示されているフリーダイアルに電話をかけるのです。
一刻を争う状況ですから、メールで問い合わせなんかしません。
アフィリエイターに紹介手数料が振り込まれるのは
自分のサイトをクリックして葬儀社紹介機関のサイトに移ると
どのサイト経由で流れてきたかネット上に記録に残るからです。
しかし消費者が電話でコンタクトを取ると、
最初にどのサイトをクリックして電話をかけたのかわからないので、
アフィリエイターには一銭も入りません。

×時簡に余裕のある事前相談者もネットで申し込まず電話を使う
もし仮に、(少数派ではあるが)ずっと将来の葬儀のことを考えている、
時間的に余裕のある人がいたとします。
その人がアフィリエイトバナーをクリックして葬儀社紹介機関のサイトに移動したとします。
同様にそこには資料請求のメールフォームが現れます。
「なんか、葬儀業界ってダーティーなイメージがあるから個人情報渡すのイヤだな。
でも質問したいこともあるし・・・。そうだ電話なら匿名でコンタクトできる!」
つまりこの場合も電話でのコンタクトです。

つまりどう転んでもほとんどの顧客が電話を使うのです。

葬儀アフィリエイトをやっている人は
提携している葬儀社紹介機関のサイトを見てください。
画面のどこかにフリーダイアルが掲載されているはずです。

アフィリエイトに出稿している葬儀社紹介機関は
申込者は電話を使うことを理解しているのです。
だからコールセンターの存在をアピールしているのです。
アフィリエイターは葬儀社紹介機関に送客するも
電話でコンタクトを取られてしまうというオチで、
体のいい無料送客マシーンとして使われているのでは?

頭が良くて腕に覚えのあるアフィリエイターは
ASPを介さず葬儀社紹介機関と直接取引をして、
固定番号で電話回線を一本通してもらうという方法はあるかもしれません。
その回線から入電した案件は
そのアフィリエイトサイトのカウントとするわけですね。
でもなかなか普通のアフィリエイターはそこまでできないでしょう。

×葬儀施行のボーナス手数料は本当に出るのか?
「条件は資料請求してくれたら1,000円から2,000円
葬儀施行につながったら10,000円から30,000円くらい」と前述しました。
資料送って一ヶ月後にお亡くなりになって葬儀施行に至ったとして
「施行につながりました」って葬儀社紹介機関は正直に教えてくれるんでしょうか。
仮に悪意がなかったとしても、アフィリエイトサイトが受注のきっかけだったという確認を
施行の度に毎回行ってくれているのでしょうか?

アフィリエイターキャプチャ

葬儀社紹介機関は、葬儀社に紹介した事前相談案件に対し、
その後葬儀施行になっていないか、後日徹底的に追うはずです。
彼らは消費者(相談者)の連絡先を握っています。
葬儀社紹介機関に対し紹介手数料を払いたくない葬儀社側が
施行したのを知らんぷりでごまかすということができない抑止力を持っているわけですね。
でもアフィリエイター側は葬儀社紹介機関が受注に至ったのにごまかした場合、
それをチェックする方法がありません。
アフィリエイト界隈では葬儀関係に限らず普遍的に
送客したあとの承認率の低さが問題視されることがあるようです。
私は葬儀社紹介機関に記事を盗用されたことがある人間なので
葬儀社紹介機関を全く信用していないのですが・・・

お金ウォン

では葬儀業界でアフィリエイターが儲ける手段は無いのでしょうか?
自分自身が葬儀社紹介機関を始めるという方法があります。
でもコールセンターなどの初期投資が結構かかりますし、
先行者はかなり焼き畑農業をやっちゃってますし。
ネットで葬儀社選びをしている人は基本的に「価格のみ」で判断する人達が多いので、
成功するのはアフィリエイトよりも葬儀社紹介機関の方が難しいことは保証します。
葬儀社紹介機関を始めて失敗していった人達をいろいろ見てきましたので。

今から葬儀アフィリエイトに参入しようと考えている方。
悪いことは言いません。
考え直すことをお勧めします。

なぜ私がアフィリエイター向けに
懇切丁寧に(もしくは余計なお世話的に(^^;))引き留める記事を書いているのかというと
情報価値のないサイトが増えても消費者の利益にならないからです。

葬儀業界の現場の人達は葬儀には詳しいのですが
本業で疲弊していますしITスキルも低いので
アフィリエイトサイトの運営なぞやりません。
いろんな商材を扱うアフィリエイターが、選択肢の一つとして
葬儀業界儲かるかもということで参入してくるのですが、
集客のためには検索上位に上がる、
≒情報量の多い葬儀サイトを作る必要があります。
とはいえ、葬儀のことを全く知らない人達が始める訳なので
求人サイトで「1ページ3000文字の記事を500円で書いてくれる(安っ!)ライター募集」てなことを行って、
とりあえずサイトの情報量を増やそうとするわけです。
ライターも葬儀のことなんて全く知らないから
葬儀書籍や私のブログの文章をパクる輩が出没するわけですね。
その結果WordPressを使った、見栄えはいいけど
どうでもいい情報、もしくは誤った情報を再生産するだけのゴミサイトが
大量に作られているのが現状なのです。
その結果リテラシーの無い方がひっかかって
間違った情報を信じ込むという弊害が生じています。
(何度も言ってますが葬儀の平均単価は189万円なんてことはありません。) 

ネット上にどうでもいいもしくは誤った葬儀情報が増え続けるのは
消費者の不利益だと思います。
そしてそこまでやってもアフィリエイターは投資のリターンを回収できないのです。
つまり
アクセス動線が増えた葬儀社紹介機関だけが得をして
消費者もアフィリエイターも得をしません。

再度申し上げますが今から葬儀アフィリエイトに参入を考えている方は
考え直すことをお勧めします。

(追記)

私がいつも参考にさせていただいているパシさんも
このようにおっしゃっています。

 











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