漫画「終のひと」が発売されました!




清水俊さんの描く葬儀屋さん漫画「終のひと」の感想です。

第1巻

清水俊さんの描く葬儀屋さん漫画「終のひと」第一巻が、発売されました。

私とのかかわり

この漫画と私とのかかわりについては↓こちらの記事を。

葬儀漫画「終のひと」の連載がスタートしました。

いきなり冒頭で話はそれちゃうんですが、
以前書いたこの「終のひと」の連載開始をお知らせする記事が
Googleさんから怒られてしまいました。

↓漫画の発売日(2021年4月27日)に、こんな通知が届きました。

記事中、連載誌である双葉社の「漫画アクション」を紹介しているのですが、どうも表紙の水着写真がアダルトコンテンツ判定されたみたいで・・・
いや、確かにこの葬儀ブログに水着画像は合わないとは思ったけど、Amazonの商品紹介リンク貼っただけなのに・・・

この記念すべき第一巻の発売日に警告が来たのは、おそらく検索上位に入っていたので、ページへのアクセス数が増えたせいだと思うんですよね。
まぁそう考えると、いいことかなと。

今は連載誌の紹介部分を削除しています。

感想

さて、話を元に戻しまして第一巻読後の感想です。

この作品、男性誌に掲載されていることもあって、ハードボイルドタッチなバディ(相棒)ものなんですよね。
これまで葬儀漫画って、レディースコミックスに連載されることが多く、職業モノとラブコメが多かったことを考えると
この点がまず新しいです。

まだ1巻ではありますがヒロイン出てきません。
まさかあの経理のおばちゃんが…(笑)

そして「感動ポルノ」に堕ちてません。

葬儀屋さん漫画って「感動ポルノ」にしやすいんですよね。
この記事でも書いたように、大切な人が亡くなっているシチュエーションなら、泣かそうと思えばいくらでも泣かせられるのです。
でもそれは表現として安易です。

もちろんこの作品には、感動するポイントはいくつもあるんですよ。(ネタバレになるので言えませんけど)
でも感動ポルノにしないバランスが絶妙なのです。

作中で「感動ポルノ」を拒否しているところに、作り手の誠実さを見ました。

作者の清水俊さんは文春オンラインのインタビュー
『「良いお葬式」というのはなんでしょうか。』という問いを立てています。

実は葬儀屋さんである私にも「正解」は分かりません。

良いお葬式とは、葬儀屋さんではなくて遺族が決めるもの。
遺族が「お葬式をやって良かった」と思ってくれたなら、それは良いお葬式でしょう。

しかしその正解へのたどりつくために、「いつもこれだけやっていればOK」という方法論はありません。
誠実な姿勢で考え続けた結果、正解が与えられるものだと思います。

『うん、うん。「分からない」ってことを分かってくれてるな。清水さん』

とインタビューを読みながらうなずいてました。

しかし最初にとりおこなわれるお葬式がいきなり○○とは、意外な展開でしたね。

おっと、これ以上はネタバレになりますので、是非一読くださいね。

第2巻

清水俊さんの描く葬儀屋さん漫画「終のひと」第二巻が、発売されました。

メインストーリーは生活保護がテーマです。

少子高齢化と、それから生じる景気低迷から予測すると、今後、今回のお話しのような別れが増えてくるのは確実です。

私も生活保護を受けていた方の火葬を、何度か担当したことがあります。

これから火葬という直前に北海道から到着した故人の老いた妹は、数十年ぶりの再会だというのに、当然交わす言葉はなく、30秒ほどじっと顔を見つめているだけでした。
その表情は「悲しみ」という言葉だけでは足りなくて、後悔や罪悪感や、もしかしたら怒りも少しは混じっていたかもしれません。故人に対してか、自分に対してかまでは分かりませんが。

火葬後、遺骨を抱いて深々と頭を下げる妹さんに、「最期、間に合って良かったですね」とだけ、申し上げました。
本当は生きている間に・・・と言いたいところですが、皆さんそれぞれに事情があるというのは、この仕事を10年ほどやれば分かることです。

 

「終わりよければすべてよし」という言葉があります。

だから今回の話も「最期をいかに飾るか」にみんなが奮闘します。

重いテーマなのですが、ラストにちゃんと救いを残しています。

是非お読みください!











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