昨日(2013年10月28日)の日経新聞朝刊に
メモリアルアートの大野屋(墓石販売大手、葬儀部門も有り)さんが
取り上げられていました。
社風や事業になじむ人が欲しい・・・景気回復で大手企業の新卒採用意欲が増し、中小企業は人材確保が難しくなっているだけに「採り損ないたくない」との思いは強い。「入社後」を重視して希望者全員と面接したり、多様な人材を求めて入社までに数年間の猶予を設けたりするなど、選考方法や内定の出し方に「欲しい人材像」を託す企業が出てきた。(中略)面接前にあえて業務の厳しさを詳しく伝える企業もある。メモリアルアートの大野屋だ。今年の会社説明会から大型会場をやめ、10人程度ずつ社員と対話する方式にした。「本当にやりたいのか再考を促す」 (総務部長)ことでミスマッチを防ぐ。(中略)仕事の厳しさなどデメリットも詳しく説明。そのうえで希望者全員を面接。
これには賛成。
特に新卒時に正社員にならなければ
一生負け組(とは言い切れないはずですが、当人達はそう考えている)と思っている学生さん達は、
一生負け組(とは言い切れないはずですが、当人達はそう考えている)と思っている学生さん達は、
正社員へのハードルが低そうという理由だけで
葬儀社の面接を受けに来るという(本来の意味での)モラルハザードを
起こしやすいと思います。
起こしやすいと思います。
その結果採用しても1年以内にやめてしまう、
と言う事態にアタマを抱えている葬儀屋さんは多いはず。
採用ミスマッチは採る方、採られる方どちらにとっても不幸です。
自分がメンターになった教え子に辞められた現場の社員の落ち込み方たるや・・・
基本的に採る側に目利きの能力が求められます。
とはいえ不適合の下位5割を落とすのは簡単ですが、
最高の一人を採るのは難しいのです。
最高の一人を採るのは難しいのです。
だから会社説明会で厳しいことを言って、
ふるいにかけるのは正しい。
「本当にやりたいのか再考を促す」
という発言には苦笑しつつも気持ちは良く分かります。
私が会社説明会で話すのもこんな内容。
「葬儀業界が成長産業だと思ってここに来た方、残念ながら読み違えています。」
「ホテルマンじゃなくて自衛隊員、もしくは看護士になる覚悟で」
「初年度だけ給料をはらわなくていいなら、全員採用します。面接は不要です。
なぜなら1年後には5%の人しか残っていないはずですから」
「どうしても葬儀屋でなくては、
という人は全国の新卒の中に10人もいないはずです。
という人は全国の新卒の中に10人もいないはずです。
産婦人科医を男性にやらせているのと同じで、
多少の適性上の無理には目をつぶって
葬儀業界は人材の需給バランスを保っているのです」
多少の適性上の無理には目をつぶって
葬儀業界は人材の需給バランスを保っているのです」
こんなことを言い続ければ
とりあえず採用定員割れを起こしたくない人事部から疎ましがられるのは当然で
最近お呼びがかかりません(T_T)
でも1年で辞められちゃうのって、選んだスタッフの責任だよね。
そこは採る方も腹をくくらないと。
(参考記事:葬儀屋さんの「面接と採用」論 )
なるほど…φ(.. )メモメモ
はるさん、
申し上げるの忘れてましたけど月刊SOGI読みましたよー
SOGI第136号ですか、ありがとうございます。どこからもなーんも(良いも悪いも)反応が無くて、だんだん寂しくなってました(笑汗
はるさん
>どこからもなーんも(良いも悪いも)反応が無くて、
極めて正論だったので言及しづらいんでしょうかね?