「死んでもダマされない 葬儀屋が教える通夜、葬式、火葬、香典など18のウソ・ホント 」の内容はウソ




書籍ではなくキンドルなどの電子書籍なら少ない投資で出版できるため
最近、葬儀のキンドル本もちらほら見かけるようになりました。
例えばこんな本。
100円なら買ってみてもいいんじゃないですか
という感じです。
書名はどうかと思いますけど。 
著者はこんな人
著者紹介 鈴木 愛美(すずき まなみ)
幼少の頃からおままごとよりお棺作りが好き。昼寝もお棺の中だった。
ある時、お棺の中で昼寝中、霊柩車に乗せられそのまま火葬場へ。
危うく火葬されそうになる。
「死は一瞬にしておとずれる、だからこそ生きるんだ」と子供ながらに人生を悟る。
親の他界により 家業の葬儀屋に就職。2011 年より自社の終活セミナー講師を担当。
2万件の葬儀の経験をいかし、「お棺の中から人生を考えるセミナー」を開催。
1年間で3,000人以上を動員する。お棺に入る「入棺体験」がブームになっている。

冒頭の火葬されそうになった、と言う話は、

百歩譲ってバカな担当者が棺の中をあらためなかったとしても
棺を持った時点で軽すぎるって気づくでしょ。
まさか遺体に添い寝じゃないよね。
だとしたらそっちの方が問題。
 
2万件の葬儀の経験と言っていますが
葬儀の出棺を担当→その日の夜に通夜を担当、その合間を縫って打合せ
という日々を休み無しで続けても60年以上かかるんだけど・・・
おまえ、いくつだよ(^^;)
 
自社セミナーで年間3,000人っていうのもウソでしょうなぁ。
そんなに盛況だったらイヤでも私の耳にも入ってきているはずだし。

キンドル

プロフィールが虚言癖な割に内容はまともでしたが、
間違いを何点か指摘しておきます。
腐敗が進まないように敷布団は1枚に、掛け布団も薄いもの1枚にする
これは間違い。
ドライアイスを当てるなら保冷効果が高まるように布団は厚いものにすべきです。

葬儀は故人への家族からの想いを表すもの。
高いか安いかは、それぞれ遺族の価値観で決まります
典型的な「悪い」葬儀屋の営業トークですね。
 
国家資格をもった葬祭ディレクターという葬儀のエキスパートスタッフが
お手伝いをする葬儀社が多くなり、
 葬祭ディレクターは国家資格じゃないです。
 厚生労働大臣が認定する技能審査です。
これは葬儀屋なら常識なので、
もしかしたらこの本、外部ライターが葬儀屋語って書いている可能性がありますね。 
合同散骨は船をチャーターするので費用は35万円くらいからと
貸し切りならともかく合同散骨で35万は高いです。

というわけで
辛口な言い方をさせていただくと

印税なんてほとんど入らないんだから
ブログで発信すればよかったんじゃないかな、
というのが私の総評です。











12 件のコメント

  • ある時、お棺の中で昼寝中、霊柩車に乗せられそのまま火葬場へ。

    この紹介文で ろくでなし決定です。んなわけあるか~。
    1万歩譲ってこの棺は火葬式の安置状態であったか・・・倉庫の出番待ちだったのかしか考えられない。後者は火葬場へ行くはずがなく、前者は添い寝しかありえない。

    よって嘘つきは泥棒の始まりのロクデナシです。

  • かかし 様
    それにしてもサイトなんかでも
    経歴の担当葬儀件数を「盛る」人が多すぎですよね。
    明らかに活動年数と計算合わない。

  • セミナーもなぜ、年間の講演回数ではなくて人数なのか・・・(汗
    わかりにくい。最近のビジネス手法は「盛る」が強いですね。悲しいことです。

  • 葬儀業界人の書いた本の80~90%は「嘘」。
    変異型は「盛り嘘」、亜型は「捏造嘘」との傾向です。
    近年の変異型はハイブリットで「盛り嘘+捏造嘘」の特徴があります。
    そして、残念なことに経営者や幹部ほど「嘘が多い」(下手な嘘だが)。

  • 我々は、「Münchausen 」と呼んでいます。

    これらは当人だけではなく生まれ育った環境、関係者も悪いために発生します。
    これを「codependence」と考えると、利益享受者の存在が鍵です。

  • 「独語対応」出なかった様で文字化けしていますが。

    この本の出版社は「山渓」のグループで、ある意味で驚きです。
    近年は「紙媒体が売れず」、eコマース系に走る業者が多いのですが、
    この出版社も「路線変更」をしたのでしょう。
    俗に言う、「SNSスタンプ商法」です。

  • prof様
    電子書籍と葬儀本って食い合わせが悪いんですけど
    まぁ出してみようか、くらいなんでしょうか。

  • 葬儀の暴露本、批判本はゴーストでも3日、口述筆記なら1日で書けます。
    自伝書も同じで、「内容的な信憑性はありません」。
    根拠や証明が必要ではなく、「先に言う、大声で多数に言えば勝ち」。

    まさにLineスタンプで、企業や作者としてはリスクがなく小銭も稼げます。
    小銭と言っても数が出れば利益が大きく、「直葬葬儀社」と同じ。

  • prof様
    昔に比べると消費者のリテラシーは少し良くなった感はするのですけども
    発信側は相変わらずですね。

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