マスメディアの葬儀業界報道は変わらない




マスメディアの葬儀業界報道について考えてみます。

今回ご紹介するのこの本。

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)

松永 和紀 光文社 2007-04-17
売り上げランキング : 36447

by ヨメレバ

(アマゾンより)世界に氾濫するトンデモ科学報道。(中略)テレビを批判する新聞や週刊誌にも、あやしい健康情報が山ほどある。そこには、センセーショナルな話題に引っ張られるメディアの構造、記者・取材者の不勉強や勘違い、思い込み、そして、それを利用する企業や市民団体など、さまざまな要素が絡んでいる。本書では、さまざまな具体例をもとにメディア・バイアスの構造を解き明かし、科学情報の真贋の見極め方、リスク評価の視点を解説する。

重要な点,葬儀業界に対する報道も同じだなと思った点を少々長くなりますが以下抜粋。

・共通しているのは、わかりやすい話であること。
良いか悪いか一刀両断、白か黒か二分法で
す。(5P)
・「危険ですよ」「要注意ですよ」と警鐘を打ち鳴らす。これが、 マスメディアの特徴です。
「○○には気を配らなくていいですよ」では、読者は興味を持ってくれません。だから、ご
く一部の人にしか当てはまらなくとも、読者を引きつけるセンセーショナルな話を前面に出
すのでしょう(77P)
・わざわざ真偽を確かめるようなめんどうなことをしないのです。
マスメディアに取り上げられると今度は、その情報の権威付けが行われます。「○○新聞
が紹介したから、△△さんの言うことは正しいのだ」ということになります。こうして、誤
った情報は広がっていってしまうのです。(P163)
・フリーランスのライター業界では、努力して優秀な科学ジャーナリストを目指すより、
ンデモ情報を垂れ流すライターになる方がはるかに儲かる
いや、そうでないと食っ
ていけない″のが現実なのです。
・対策として
懐疑主義を貫き、多様な情報を収集して自分自身で判断する
「○○を食べれば  」というような単純な情報は排除する
「危険」「効く」など極端な情報は、まず警戒する
その情報がだれを利するか、考える
体験談、感情的な訴えには冷静に対処する(255P)

葬儀や葬儀業界に関する内容で
私も過去何度かマスコミの方の取材を受けたことがあります。
市井の一葬儀屋である自分の言ったことが
こんな簡単に数万~数十万人の目に触れてしまうことに
軽い恐怖を感じました。
自分で喋っといて何ですが、チェックや裏取りはしないんだなと。 

経験則で申し上げると,
基本的に取材する側の企業規模が大きくなるほど取材が丁寧です。
購読者数の多さに責任が比例するのかもしれませんが
まだまだ潤沢な取材費用≒時間と手間をかけた取材が可能
という構図があるのだと思います。

一番危険なのは
・ニュースサイトのライター
・ゴシップ誌から委托を受けたライター
・葬儀業界周辺に生息し葬儀屋を叩くともうかる人
この辺りの人達でしょうか。

報道

過去何度か葬儀業界に対するマスコミの誤った報道に対して
このブログでも言及してきました。
(過去の記事にリンクを貼ろうと思いましたが多すぎたので止めました。(^^;)
比較的報道時事ネタのカテゴリーにいろいろ載ってます)

今回紹介した本の中にも対策の一つとして
専門家がブログで情報を発信している例が挙げられています。 

もちろん根気よく誤った報道に対する指摘は続けていきますが
この報道の問題は構造的なものなので改善されることはない
と考えた方が良さそうです。。
(葬儀業界の体質にも多分に問題があるのですが、
こちらは段階的に改善されてきています。まだまだでありますが)

葬儀屋に対しては「穢れ」という差別感情に乗っかかりやすいので

理不尽な記事が書きやすいという構造があると思います。

もちろん現状を改善しようとする意識は最初から無く
ただ差別して溜飲を下げるのが目的なので論破はそんなに難しくないのですが
何しろ多勢に無勢です。 

戦略としては
対決姿勢を取るよりこういうマスコミの報道姿勢を逆に利用した方が
有効なのかもしれない、と考えるようになりました。

となるとやはり泣ける感動話が正解となってしまうのか・・・
くらしの友さんのあれが正解なのか。
それもなぁ。

そのあたりの役割は互助会さんや全葬蓮(葬儀屋さんの団体)にお任せして
私は今年も噛みつき続けることにします(^^;)











4 件のコメント

  • >トンデモ情報を垂れ流すライターになる方がはるかに儲かる、
    >いや、そうでないと食っていけない″のが現実なのです。
    なるほど!!!!あいつらはわかってやってるんですね。すっきりした(笑)
    対策の話ですが、そうなんですよね同じ手法を取らないといけないのが癪にさわるんですよ。 でもこのブログは葬儀社側発信の情報に特化したブログなので
    そこを越えて、分かりやすいかみつきをお願いします。

  • 結局、真偽も定かでない、情報と呼べるかも怪しい情報を
    欲しがる消費者がいる限り、終わりはないでしょうね。

  • コメントを残す

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください