佐々木悦子は自称
葬儀お墓のスペシャリスト。
しかしあまりにも誤った情報発信を行なうので
彼女のことを過去何度か批判しています。
他人を批判するのは気持ちのいいものではありませんが
最近マスコミが彼女を度々使い始めるようになったのと
彼女の問題点は改善されるどころか悪化しているようなので
ちょっと古い話題ですが改めて採り上げる次第です。
最近
SMAPの中居正広さんのお父様が亡くなられたとのことで
下記のコメントをしていました。
中居正広「終活」特番が父通夜と同日…「俺見れなくて」
上記の番組に関しては私の家の機材の問題で当時録画し損ねたのですが
この番組の放送後、出演していた佐々木悦子がひどいとの評判を、
複数筋から聞きました。
今回の中居さんの報道でまたこの番組のことを思い出し、
どこかに動画がないか探したところ、↓ありました。
http://www.tudou.com/programs/view/Q_xfqtcrxIg/
確かにこれはヒドイ。
番組内で自宅死亡に関する説明を求められたとき
医者が死亡診断書を書いてくれないので火葬できないケースがあると
のたまうのですが・・・
これって変死に関する話じゃなくって
終末医療を病院で受けるか自宅で受けるかって
いう文脈の話でしょう。
普段看取ってもらっていて自宅死亡だったら
医者は死亡診断書を書いてくれますよ。
葬儀屋さんなら当然経験する一連の手続きの実務を
一度もやったことがないのでしょう。
こんな言い方は間違いなく視聴者に誤解を与えます。
そして
ある遺族は医者20人に死亡診断書を書くのを断られて
最終的に無関係な精神科医に書いてもらった
というエピソードを得意げに紹介する。
あのさ、わざわざこんなことする奴って
警察に介入されると困る殺人者の可能性が高いよね。
佐々木悦子はちゃんと通報したの?
人づてに聞いただけの話っていうんなら
そんな視聴者が誤解するようないい加減な情報、
テレビでしゃべるな!
不誠実にもほどがある。
私が言っていることが間違っているというなら
いつでもコメント欄に反論ください。
佐々木悦子の問題点は
葬儀屋さんならみんな理解している基本的なことを全く理解していないことと
それにもかかわらずテレビでしゃべることのできる特殊性
にあります。
この番組の救いは
佐々木悦子が「エンディングスペシャリスト」と紹介されたとき
中居さんが
「自分のエンディングはまだ経験してないのに(スペシャリストを名乗るの?)」
とつぶやいたところ。
(実際、自分どころか他人のエンディングもよく分かっていないのですが・・・)
いい仕事をしたと思います。
最後に
これまでの繰り返しになりますがもう一度。
極端な事例、ありえない事例を話す人を使うと番組が盛り上がるとお考えなのでしょうが
視聴者に与える悪影響が大きいので
フジテレビをはじめマスメディアは
佐々木悦子を使わないでください。
よろしくお願いします。
きっと番組作成側からすると
ネタとして面白くて話も広げやすいんでしょうけど・・・・・
さすがに呆れちゃいますねw
担当5年目 様、
なぜか葬儀番組はこんなのばっかり使うんですよね。
他のジャンルも実はそうなんですかね。
テレビのせいでお客様に説明しなおすことが多くなってきています。
テレビは本当におかしい。
連投すいません。本当に酷い。これを見た人に訂正を流して欲しいくらいの
ウソ。そしてその精神科医はなんで書けたのかも教えて欲しい。
恐らく、実務経験がないので「死亡診断書と死体検案書」があることを知らないのでは?
医師20人が死亡診断書を書かず(これは合法)、精神科医師が死亡診断書を書いた
(これは違法、医師法第20、21条違反)。 ⇒ 20条は解釈が難しいが
死亡者が生前に「記載した精神科医に診られていればあり得る」が、実際にはその可能性は1%以下(精神科疾患が死因)であり違法行為の可能性大。
日本の葬儀業界は「嘘を吐けば儲かる、そして嘘が大きければ大きいほど儲かる」。
「人を騙せば儲かる、そして騙す人が多ければ多いほど儲かる」との悪しき部分があり、
S女史だけを非難するのは難しい問題です。
しかし、「何かを得れば、何かを失う」との自然の摂理があり、知名度が上がり収入が
増えると「公序良俗と常識の箍」を失うのも”業界の常”でしょう。
因みに、「S女史に通報義務はありません」。
公務員や国家資格を持った医療従事者であれば通報義務は発生しますが、
葬儀従事者には通報義務はありません。(法令も資格もないので)
岡山の葬儀社が「おい、小池の遺体」を通報したのは異例です。(県警が恥をかいた)
仮に、看護師資格を所持した葬儀従事者であっても、通報義務は発生しません。
業務上知り得た事実は法令で定められた「業務だけ」です。
医療の延長としての遺体処置(エンゼルケア)は守秘義務や通報義務がありますが、
葬儀領域となると守秘義務や通報義務は消失します。
通報義務(通報自体)が非常に曖昧であり、公益通報制度や児童虐待通報が
ありますが、日本では「タレこみや密告」と悪いイメージ。
かかし 様
私が駆け出しで、知識が無かった頃
お客様と話すことさえとても怖かったのですが
佐々木女史のようにテレビでしゃべれるっていう神経は理解不能です。
prof様
prof様に情報もらってから気になっていたのですが
やっと記事にすることができました。
ありがとうございました。
昔、司法や行政分野に居た頃。
昼頃に担当した事件の記事が読売新聞では、当日の夕刊に掲載されます。
しかし、その内容精度は「40%位」でした。
一方で、朝日新聞では翌日の朝刊に掲載され、内容精度は「80%位」でした。
今日のネット社会では「24時間フルタイムで情報が氾濫」しており、新聞の様な
「1日2回の情報発信ではNewsとしての考えが異なってきました」。
特に、雑誌やテレビ、講演等では「正しい新鮮なネタよりも、面白いネタ、客や
視聴率を獲れるネタ」が望まれており、「盛りネタ」が正しい情報を駆逐します。
しかし、メディアやイベント業界としては「正しいか正しくないかは問題ではない」
ために、正統派と亜型派の2極化は必然的に派生します。
そして、残念なことに「正しい事より面白い事が受け入れられる」ために、巷では
「正しい情報がマイノリティー」となる場合が多々あります。
医療業界や医療メディアでは「誤情報=死に繋がる」ために禁忌事項であり、
誤情報は拒絶され排除されますが、葬儀に関しては「正しいものが明確でない」との
部分があり(参列作法や葬儀施行方法)、科学的に正しいと言える部分は僅かです。
確かに、宗派毎に葬儀施行方法のスタンダードはありますが、戒名や僧侶の格や数の
様に「お金の額で決まる」との、ビジネス最優先と取られる現状では「何が正しいのか
判らない」との部分もあります。
その意味では、S女史は「時代の寵児」に過ぎず、このままでは長続きしません。
霊園や墓石業界の衰退は「葬儀業界以上」であり、倒産は数知れずです。
墓石も「輸入依存性が高く」、1ドル124円では生存は困難です。
また、島田先生の影響やメディアの「墓と墓石のネガティブ情報発信」により
止めを刺されました。
prof様
>「盛りネタ」が正しい情報を駆逐します。
全くコレですよね。
私がこのブログで叩いたところで焼け石に水で・・・
葬式屋はボロ儲けし過ぎだろって思っている一般(素人)の人多数という状況のなか
この記事でディスってんだか正論を言ってるんだかよくわからんが・・・
地上波に登場>SNS(非著名人)
顔と名前出して発言>顔と名前を伏せて匿名で発言
ってことで貴殿の遠吠えにならない?
葬式屋、葬式価格の正当性を素人に訴求するのって難しくないかね?
記事本文の最後のお願いの部分。使わないでくださいってあるけど、だったら誰だったらいいの?
葬儀屋にとって都合のいい意見を言うヒト?
付け加えると、自分は葬儀のことをよくわかってスゲーんだぜっていう自慢が
そこかしこに見えて、所詮、葬式屋の思考、理屈を押し付けてるに過ぎないよな
まぁがんばれ。
000 様
コメントありがとうございます。
>葬式屋はボロ儲けし過ぎだろって思っている一般(素人)の人多数
これもマスコミ報道の「成果」と言いますか、結構今はブラック企業化しているところが多いというのが現実なのですが・・・
>貴殿の遠吠えにならない?
そう考える読者の方もいると思います。
>だったら誰だったらいいの?
小谷みどりさんや吉川美津子さんでしょうか。
消費者にとって都合のいい意見を言う人なので。
>所詮、葬式屋の思考、理屈を押し付けてるに過ぎないよな
私の力不足だと思います。
気分を害されたようで申し訳ありません。
ただ今回の記事に関しては
ポジショントークは関係無く
間違った事実を言っていることに対して指摘を行なっている
という主旨をご理解頂ければと思います。
貴殿のブログ、30万PVは素直にすごいと思う。
でも、地上波に代表されるようなもっとデカいメディア、分母を考えると
反論するにはいかんせん少なく、業界内輪に留まってそうだよな。
かといって月間フューネラルとかなんとかフェアとかの展示会も所詮ニッチで内輪向け。
要は一番伝えたい一般層(素人)に貴殿の正論(なのか?)は伝わってないんじゃないの?っていう話
もうちょっと違う発信のしかた、例えばYouTubeとか分母が多くてきょうび的な強いディアを絡めるとか、
そこで敢えて炎上マーケティング仕掛けるとか、
あるいは偽名でいいから書籍を出して自らの知名度を高めるとか
そうすることで発信力って上がるんじゃないかね
匿名とかブログって超えられない壁とか限界あるでしょ
>小谷みどりさんや吉川美津子さんでしょうか。
すまん。全然知らない。
シンクロ?あれは実可子か
でも、知らないって、要はそういう話じゃないかね?!
鬱陶しいだろうからこのコメント投稿したら消えますわ
000 様
>匿名とかブログって超えられない壁とか限界あるでしょ
ええ、そうなんですよね。
一応実名での活動も(業界の中では)結構している方なんですけど
おっしゃるとおりあんまり消費者に届いていないんですよね。
>鬱陶しいだろうから
いえいえ、今回のように辛口の批判をする以上はされる覚悟も一応ありますので。
エールだと受け取りました。
ありがとうございました。
000氏の指摘もありますが、「情報を広めるのにはテレビが一番」です。
これは、正しい情報でも間違いの情報でも「一気に広がり」、影響力は絶大です。
しかし、テレビでの情報は「実証や根拠のない物が多くなり」(以前より多くなった)、
メディアの趣旨が「正しい事を伝える」との意識の希薄化が伺えます。
時代の流れですので仕方がありませんが、「マイノリティーの真実」が失われれば
歯止めが効かない(自己満足と言えばそれまでだが)状態となります。
最近始まったTVのCM、「真実は白い缶の中にある」。
昨日は「赤い缶ではなく白い缶」を買いました。
赤い缶が知名度、売り上げが非常に多いのですが、「中身は白い缶でした」。
個人的には、「白い缶の主張が正しい」と思い支持をしますが、赤い缶の売りあげには
及ばないでしょうし、「赤い缶と白い缶の経緯」を知る市民はほとんどいません。
有名になり売り上げをあげることは大事ですが、「職業倫理」はもっと大事です。
prof様
>「職業倫理」はもっと大事です。
はい、まさにおっしゃるとおりです。
たまたまこの記事を拝見しましたが、「なぜTVはおかしな番組作りをするのか?」について、たぶん参考になるかもしれない私の考えを述べたいと思います。(欄を視るに内容が2番煎じ的ですがご承知おき下さい)
それは「番組の内容が良かろうが悪かろうが、視聴者はどういうTVでもそれを望んでいるから」です。なぜならTVは、人々にとって日常的にコミュニケーションをとるなかで欠かせない“話のネタ元”なのであり、それゆえにTVの存在力は大きなものになっているからです。
個人がアイデンティティを確立する為には、自分でそれを承認することと、他者から承認されることの二つが必要になります。このうち後者は、人が社会と関わって生きる上でとても大きく影響します。それは、他者から見た自分のありようは多くの場合ほかの他者によっても承認されているので、必然的に個人は他者を無視できず、他者とどう関わるかが社会生活を営むカギになるからです。
そこで、コミュニケーションをすることによって①情報を吐き出すカタルシス、②「情報を共有しあっている我々」としての連帯感、を得て相手との親密さを高め、この空間の中からアイデンティティの確立を行おうとします。そしてTVは、コミュニケーションをするためのメディアに、TVを視聴することが会話のネタの仕入れ作業になるのです。
ここで注目すべきは、会話が行えるためなら「内容はなんだっていい」ことです。
(承前)
つまり「何を話しているか」でなく「どう会話して連帯感を持つか」が大事なのであり、その連帯感醸成ができるのならばTVが何を放送しようがネタ元としての存在意義は変わりません。例えば内容が良かったら「昨日のTV面白かったね!」と会話できるし、悪かったら「一体どういう事なんだ!」という会話を行えて、結局情報消費のためのTVという立場は崩れません。
そして、インターネットのように圧倒的で広範な情報を有しながら、情報を自分から検索しなければ得られず、また検索閲覧内容が他者と被っているか分からず=「情報を共有し合う我々」を作れるか分からず、またローカルエリアになる程どれくらいネット環境が整っているか分からないことなどに比べれば、TVは圧倒的です。リモコンをいじれば勝手に情報をくれるし、主体性を必要としないし、視聴者のために情報は洗練加工された状態で流されるからです。
これらのことから、TV局が視聴者にとって望まれる番組作りをしようが、炎上する番組に作ろうが、何にしても会話のネタ元として求められている以上はTVの権威を失墜させることも、報道姿勢も、「悪さ」が根本的に改まる可能性は薄いと思われます。一つのTV局がどうなろうが、TVそのものを観てくれる人は絶対にいるからです。
だからこの状態を変えさせるためには、むしろ国民側のメディア・リテラシーを磨くべきです。視聴者の観たい物にメディアが対応する一面があるからですが、でも磨く態度をどれ程持ってくれるかなんて誰もわかりません。
ここまでかなり内容を駆け足で書いているので、もし興味が涌きましたら私の運営するblog『SOFIAの見つめる世界』における
【永遠に終わらない物語への、しずかな懇願――ヤオイと日常、日本の宗教―⑥】
【悲劇or断罪的なストーリー展開には、なぜやたらと『聖書』を関連付けてくるのか? ①】
あたりをご参照頂ければと思います。
ポジショントークだとか葬儀屋の儲けだとかじゃなくて~この件は
ウソだもの・・・自宅で死んだら死亡診断書切ってもらえないって悪質なウソ。
公共電波でウソを流してる倫理のなさをどうにかして欲しいわけでして。
あと、ネットでは顔が見えないのですから言葉には気をつけたいと思います。乱れた言葉は書かれた内容云々関係なく知性のない私には敵意にしか見えないです。
またまた連投ですけどとある新聞社の利益は下がってますね57%!?
新聞の影響力も下がってるということでしょう?あぐらかいて
不誠実で志のない仕事で影響力をドンドン下がればいいと思います。かといって葬儀社の倫理感が向上するのは別問題ですよね・・・。
SOFIA 様
丁重なコメントありがとうございます。
結局根底には「穢れ」思想が有るのだと思います。
だから葬儀屋を悪者にしておけば、視聴者も乗ってくれるという構造ですね。
もちろん悪い葬儀屋はいっぱいいますのでマスメディアだけを責めるわけにも
いかないのですが。
かかし 様
テレビの影響力も昔ほどではなくなりましたよね。
ただ終活世代に限定すると、ど真ん中の媒体であるのが
やっかいで。
以前から見られましたが、葬儀業界で多い「恐怖症法」。
終活も恐怖や不安を煽れば「濡れ手に粟状態」となり、倫理が求められます。
互助会が「もしもの時に」と勧誘をした部分と変わりがなく、「いつか来るもしもの時」への
準備としての終活は、正しい情報を十分に提供して判断させることが求められます。
これらは、「インフォームド・コンセント」として確立した部分ですが、国内の葬儀分野では
見られない基準です。
情報リテラシーも「有利な物だけ集めて、有利な物だけ発信」(近年のメディアや
ノンフィクション・ライターに多い)すれば、事実とは異なる部分も多く見られます。
これらはNYCの元市長が提言して改革した「割れ窓理論」を考えれば理解できます。
国内の葬儀業界は「割れた窓が多く」、優秀な人材育成や社会的信用獲得には
障壁となります。
prof様
>準備としての終活は、正しい情報を十分に提供して判断させることが求められます。
終活って言葉が広まるにつれて、杜撰になっていくという・・・
例えば冠婚葬祭の黒スーツや婚約指輪の給料3カ月分など、業界やメーカーが仕掛けて定着した事例って結構ありますよね。
今回の件も都市伝説の様に信じられる、なんてことにならない様、葬儀も業界全体で取組めば、例えばぶっちゃけ寺なんかの番組を利用してきちんとした情報を提供する事は出来ると思うんですけど、どうなんでしょうね。
ななし 様
それがTV側に「きちんとした情報」を伝える気がそもそも無いのでは・・・
というのが頭の痛いところでして・・・
>それがTV側に「きちんとした情報」を伝える気がそもそも無いのでは・・・
おそらくTV側は「きちんとした情報」よりも「視聴者の興味をひく情報」を、視聴者は「きちんとした情報」よりも「自身に都合のいい情報」を無意識のうちに求めているのではないでしょうか?
そこであきらめるのではなく、「興味を引くようなコーティングをしつつ、きちんとした情報」を伝える努力は必要じゃないかなと思います。
ななし 様
>興味を引くようなコーティングをしつつ
なるほど、確かにそうですね。
あきらめずに、がんばります!
あなたと話がしたいです。できればご返事お願いします。