これから葬儀の事前相談に行く方や
お葬式の見積書を葬儀屋さんに作ってもらう方に
アドバイス申し上げたいことがあります。
葬儀屋さんの言っていることが分からなかったら
「分からない」と声を上げましょう。
当たり前、って思われるかもしれませんが
実はこれができない方が多いのではないかと思うのです。
遺族より葬儀屋さんの方が年下というケースが多いので、分からないって聞くことが恥ずかしいと思ったり
なんとなくいいかな、と思ってスルーしているケースが頻繁にあると思います。
こういう事例がありました。
ある時、入社2年目の新人の葬儀担当者が葬儀打合せをするというので
サポートで同席したことがあります。
同席してから分かったのですがその時の喪主様は
アメリカの有名大学院(シリアルの名前が付く)でMBAを取得し
世界的なコンサル会社(Bで始まります)に在籍されたことのある方でした。
打合せ中、その新人が説明しているのを横で聞いていて
「あ、そこは説明が足りない」と思うところが何度かありました。
するとその都度喪主様は
「ちょっと待って。その説明がわからないんだけど」
と的確なタイミングで聞き返したのです。
ちなみにその方はお葬式を経験するのが初めてだったらしいのですが、
こういうことができたのはおそらく
「問題点を見抜く」という能力の他に
「自分の頭脳をもってして分からない、ということは相手の説明が足りない」
という確信を持つことのできる人だったからだと思うのです。
普通の人はここまで確信が持てません。
だからなんとなく分からないところもうやむやにしてしまいます。
優秀な葬儀屋さんは相手の反応(表情や相づちの間など)を集中して読み取り
非言語的な「分からない」の表明をキャッチして
再度別の言い方で説明を加えたりします。
しかし経験が浅い葬儀屋さんだとこれができません。
ずっとできない不適格者も一定数います。
「分からない」と思ったら
お客様であるあなたが正しいのです。
勇気をもって
「分からない」
と言いましょう。
従事者の説明は、「個人ではなく組織により信憑性が異なる」と感じています。
会社の「経営陣やカラー」により、白い社員も黒くなります。
朝鮮日報ですでに報じられましたが、韓国の葬儀改革は「失敗しました」。
葬儀業者を登録制にして、大学に葬儀学部を造り国家資格化をしました。
その結果、葬儀業への参入が一気に発生して「葬儀社、葬儀場過剰に」。
そのために、「かなりデタラメな状態が発生」。
そして、止めを刺したのが病院葬儀部(病院内葬儀場)の躍進。
2016年1月から保健福祉部(厚生省や民政部に相当)では、登録制から
「行政管理強化」を行いますが、中小葬儀社は廃業に追い込まれるでしょう。
こうなると、「正しい、分かり易い説明より、誤解しやすい説明」が営業的に優位。
下記に今回の流れが出ています。
規制のための登録や管理ではなく、規制緩和を優先した愚策の結末。
物理教師様の言葉、置かれている環境をずっとこのブログで見させてもらっていますが
地方だからなのか、自分がレベルが低いからなのか?どちらにせよ
へこむことが多いです(笑)私の説明が下手とかではなくて、その取り巻く環境とか
8万の靴とか(笑)
prof様
韓国の話、なんなんでしょうねぇ。
日本の司法制度改革の失敗みたいなもんなんでしょうか。
かかし様、
いえいえ多分、いいことしか書いてないから
そう見えるのだと思いますよ(^^;)
毎年、1,000人前後の葬儀従事者が立件されるに至り、国民保護のための
葬儀管理法の意義がなくなりました。
これは似非専門家や知識が欠如した知識人、官僚や議員が造った法令の
「大きな欠点」があり、これを施行した誤りでした。
サムソン・メディカルセンターの葬儀部のスタッフと、町中の小さな葬儀社の
スタッフを「同じ土俵で戦わせること自体が無理でした」。
大学の保健学部葬儀学科の卒業生は国公立大学病院や大手医療センターの
葬儀部に就職をして、これらの医療系葬儀部門レベルは革新的にスキルアップを
遂げましたが、非医療系葬儀社やその従事者のレベルは更に低下して、
同じ国家資格を所有していても「レベル格差、給与格差が拡大しました」。
結果として、医療系葬儀社の躍進が続き、町中の葬儀社は衰退して「ブラック」へ。
韓国政府は土葬廃止で火葬推進、散骨推奨ですので葬儀及び霊園関係は
「衰退産業」(高齢化による死亡者数は増加しているが)なのに、「儲かる」との
浅はかな考えから参入、先の見込めない設備投資を行い自滅。
子曰、三人行、必有我師焉、択其善者而従之、其不善者而改之
良く考えたら、「日本も同じかも」。
prof様
>「日本も同じかも」
国のお墨付があるだけ韓国の方がマシかもしれません・・・