この間、5年ぶりにお葬式のご依頼をいただいた、
御喪家にお会いしたときのことです。
親戚の方からこう言われました。
「前回のお葬式の時、息子があなたの仕事を見て、○○(私の勤め先)に就職しようとしたのよ。
ダメだったけどね」
うれしかったですね(⌒∇⌒)
そのお子さんも周囲もこの仕事を認めてくれったってことですからね。
「それでしたら、私に一言おっしゃってくれれば良かったのに。」
と申し上げてしまったのですが。
でもよく考えてみたら私に採用を決める権限もないし、
人事部が手心を加えるようなこともないだろうし、
もしその子に才能がなくて辞めてしまうようなことになったら私がキツイだろうし、
といったことを考えると、
結果的に、私が知らなくて良かったのかもしれません。
ちなみに若い人(特に四大卒)が葬儀業界に就職するとき、
一番大変なのは葬儀社の採用のふるいにかけられることではなく
自分の親を説得することです。
最近の若い人は(って言葉を使い出したらオッサンですね)
あまり、この職業にたいする生理的嫌悪感は無いようです。
むしろその親の世代のほうが
葬儀屋に対して強い嫌悪感を持っていると思います。
葬儀屋さんの立場からすると、そういうふうにこの仕事を蔑(さげず)んでいるお客さんは嫌でしょうね。
でも一度そういうお客さんの価値観をひっくり返す成功体験をすると、
その後、同じようなお客さんに出会ったとき、逆にやる気が出ますよ。
どんな仕事でも「お客様に感謝される」以外に業務を評価をするモノサシはありませんよね。私が運用をお手伝いしていたコールセンターの人事評価は「感謝状」が何本貰えたかでした。売上は一切無視。売上は「結果」でしかない。仕事の「効果」はお客様の満足。それが、長期的な収益に結びつくのですから。
お互い、これからも頑張りましょう。
生禿様、コメントありがとうございます(^o^)
> どんな仕事でも「お客様に感謝される」以外に業務を評価をするモノサシはありませんよね。
同感です。
ホンネを言うと、お葬式の仕事でアドボカシーマーケティング的なことができたら、最高だと思っています。
実際にはお葬式の性質(消費者の意志で購入タイミング・購入回数を決められない)により、ビジネスとしては難しいのですが。
ブログ拝見しました。
自分史のところは、エンディングノートにも通じるところがあると感じました。
またお立ち寄りいただければと思います。
ありがとうございました!