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スケ靴下とは何だったのか




最近は見かけなくなりましたが、昔はおじさんが、やたら透け感のある黒い靴下を履いていませんでしたか。

特にフォーマルな場所、例えばお葬式や法事などで履いているのを、よく見かけました。

昔(20年ほど前くらいかな)、ダウンタウンの「ガキの使いやあらへんで」という番組内で
「おじさんは何で透けている靴下を履いているのですか」という視聴者からの(大喜利的な)質問があり、松本人志が「あれはストッキングのように上で繋がっている」という回答をしていました。

一体この靴下はなんだったのか、考察してみます。

私のスケ靴下

実はかくいう私も透け靴下持ってます。

二足も。

2足目はシップス、1足目はどこで買ったのか思い出せません。
なんでそんなものを、わざわざ買ったのかっていうと1足5000円もしたからです。
5000円もする靴下ってどんなものだろうと、好奇心がわいたので購入してしまったのですね。

なんで2足目も買ってしまったのか謎ですが(笑)
たぶん一足目を買ったことを忘れてたんでしょうね。後述しますが、一度も履いたことがなかったので。

こち亀67巻を2回買ってしまって以来の失態です。

ちなみにこの靴下、どちらもイタリア製です。

シップスでは、たしかディレクターズスーツと一緒に売られていた記憶があります。そもそも日本でディレクターズスーツが販売されている光景というのもなかなか見かけないのですが。
(ディレクターズスーツとは、モーニングのフォーマル度を1ランク下げた服です。日本でいうと、略礼服に相当する立ち位置です。詳しくはこちらの記事(日本人の葬儀の服装は間違っている? | 考える葬儀屋さんのブログ)を参考にしてください。)

で、買ってみたら、予想以上に透け靴下だったと。
靴下って試着しませんからね。

ちなみに靴下なのにシルク100%

履いてみると透けてる、透けてる。

日本でスケ靴下が生まれたわけ

そこで私はこう考えました。

戦後海外から国内に、フォーマルウェア着用の習慣が入ってきた当時、輸入物のフォーマルな高級靴下というのは透けていて、それを国内のメーカーが真似をしたというのが「スケ靴下」誕生の経緯ではないでしょうか。

とはいえ国内で、ネクタイと同じくらいの値段のする靴下を買う需要というのはないので、国産のものはおそらくポリエステルなどの化学繊維で作られていたのだと思います。

私がスケ靴下を履かない理由

で、この5000円もした靴下、履いて出掛けたことはありません。

理由の一つは、すぐに破れそうだから。
どう考えてもシルクの靴下なんて2,3回で破れそうでしょ。

もう一つの理由は、なんかセクシーランジェリー感があるんですよね。(笑)
日本は靴を脱ぐ文化なので、部屋に上がる時にこの足元では、さすがに気恥ずかしいのです。

松本人志は本質を喝破していたのかもしれない。











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