今朝見た夢




寝ている私の枕元で、愛犬のKが私の顔を上からのぞき込む。
「お手」をするように右前足の肉球を、私の眉間にそっと置いたので、肉球をそっと握りしめながら、抱きしめようと思ってもう片方の手を布団から出したところで目が覚めた。

そんな夢を今朝の明け方見たので、Kが亡くなってから15ヶ月目の日常を、備忘録として書くことにした。

Kが亡くなったときのことは「愛犬が亡くなった」という記事にした。
初稿から公開まで、あれだけ何度も読み返したのに、公開してからしばらくすると読み返せなくなった。
いまだに読み返せない。

徐々に自分が立ち直っているせいだろう。そのうち読み返せるようになったらいいと思う。

Kが入っていたゲージは捨てられなくて、折りたたんで自分の部屋に置いている。

Kの骨箱には、Kと同じ茶色のふわふわの素材でできた覆(おお)いを被せて、妻の部屋に安置している。
妻がいないとき、じっと抱きしめている。

久しぶりに袖を通そうとした服に、Kの毛が付いていることがある。なんとなく捨てられなくて、小さいビニールケースに取ってある。

気分が落ち込んだときは、生前撮りためたKの動画を見る。妻は見れないという。私は動画を見ている間だけ、Kの感触を思い出し、Kが亡くなったことを忘れられる。この動画データを失わないように、Googleドライブの有料会員になった。

いまだに、Kが亡くなる直前に診てもらった3つの病院の前を通ることができない。あのときの判断を後悔してしまうから。
そのうちの一つ病院の近くには行きつけのレストランがあったのに、Kが亡くなって以降行っていない。妻との話題にものぼらない。

この「ペットの肉球を残す方法 」という記事は書いて良かったと思う。よく読まれていて、同じ境遇の人から質問や御礼のメールがくる。

外を歩いていると、散歩中の犬に会う。そばに来て触らせてくれないかな、と思う。でもKが亡くなってから、ほとんどの成犬は赤の他人にそんなことをしないと気がついた。
Kは、主人にしか忠誠を尽くさないと言われる柴犬なのに、晩年も行き交う人すべてに、じゃれに行っていた。今、自分の前に、Kのような犬が現れたらとても救われるだろう。きっとKは生前、自分のような人を救っていたに違いない、と思ったら慰めと悲しみが同時にあふれてきて考えるのを止めた。











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