私は、NHKで「お葬式のマナー」を解説したこともある、ファッションと葬儀マナーにくわしい葬儀屋さんです。
イオンで、お葬式に着ていける服(ブラックフォーマル)があるかをレポートします。
目次
結論:女性(レディース)も男性(メンズ)も全てそろう
まず結論です。
女性も男性もお葬式の服とアイテムが全てそろいます(2023年6月現在)
女性がお葬式で身につける、アンサンブル(ジャケット+ワンピース)・パンツスーツ・ブラウス・パンプス・ストッキング・かばん・ハンカチ・装飾品・コートは、すべて、イオンにあります。
男性がお葬式で身につける、上下黒のスーツ・黒いビジネスシューズ・黒いカバン・白いシャツ・黒いネクタイ・黒いベルト・黒い靴下・コートも、すべて、イオンにあります。
文房具売り場もあるので、香典を入れる香典袋も売っています。
ただし、女性の喪服(アンサンブルとパンツスーツ)と男性の喪服(礼服・ブラックフォーマル・ブラックスーツとも言う)は、コストパフォーマンスが良くありません。
喪服以外のアイテムは、適正価格です。
こんな方におすすめします
この記事は、お葬式に参列することになって一式買いそろえたい方が読まれていると思います。その中で
イオン(イオンスタイル)は、以下の条件に合う方におすすめします。
- 近所に店舗があって、
- 予算に余裕があって(男性3万円前後、女性4万円前後)
- 「今日の夕方お通夜に参列しなければいけない!」というように時間がなく
- 一か所でお葬式のアイテムを全てそろえたい
逆に、上記の条件に合致しない方は、あえてイオンで購入するメリットはありません。
イオン以外の選択肢はAmazon・ユニクロ・GU
急ぎで必要な方向けに、購入先の選択肢を解説した記事は↓こちらです。
女性のアンサンブルをお求めの方で、2日間余裕があって安く手に入れたいなら、
以下の理由でAmazonでの購入がおすすめです。
- デザインとサイズが豊富
- Amazon Primeなら翌日自宅に届く
- サイズ違いで何着か注文して合わなかった服は、全て無料で返品できる。
- 店舗で買うより安く手に入る
- 売れ筋を買っておけば、ハズレが少ない
Amazon レディースブラックフォーマル の 売れ筋ランキング
女性の9割はアンサンブルですが、パンツスーツをお求めの方で、時間のある方は、ユニクロをおすすめします。
ユニクロで販売されているレディースのブラックスーツの解説| 考える葬儀屋さんのブログ
男性のブラックスーツに関して、5日以上余裕があるなら、コスパ抜群のユニクロで、2日以上余裕があるなら1万円からラインナップのあるアマゾンをおすすめします。
当日必要な方で、予算が1万円くらいしかなければ、イオンより先にGUを訪れることをおすすめします。
イオンスタイルとイオンモールの違い
今回調査のために、イオンスタイル碑文谷 と イオンモール幕張新都心 を訪問しました。
イオンスタイルとイオンモールの違いは
- イオンスタイル・・・ファミリー向けに特化した店舗。特定品目に特化しているので、衣料品を扱っていない店舗がある。
- イオンモール・・・総合スーパーと大型専門店等を融合させた複合型ショッピングモール。なんでもそろう。
です。
そのためイオンスタイルの店舗に初めて行く場合は、事前に喪服を扱っているか、確認してください。
喪服 礼服 一覧
アイテムと価格を一覧にまとめました。
(2022年現在の税込み価格。値引きされていることもあります。)
<女性 喪服一覧>
- アンサンブル(ジャケット+ワンピース) 2万~8万円
- パンツスーツ 3万円前後
- パンプス(黒) 4,290円~6,490円
- ストッキング(黒)700円前後
- かばん 15,000円~8,000円
- ハンカチ 1,000円
- 装飾品(ネックレス)10,500円
- コート 10,780円
<男性 礼服一覧>
- 上下黒のスーツ 42,680円・31,680円・25,080円
- 黒いビジネスシューズ 16,500円~5,500円
- 黒いネクタイ 1,790円
- 白いシャツ 3,168円~2,068円
- 黒いベルト 2,000円前後
- 黒く長い靴下600円~800円
- 黒いカバン 5,000円前後
イオンの女性用(レディース)のお葬式の服
さきほど申し上げたように、女性がお葬式で身につける、アンサンブル(ジャケット+ワンピース)・パンツスーツ・ブラウス・パンプス・ストッキング・かばん・ハンカチ・装飾品・コートは、すべて、イオンにあります。
アンサンブル と パンツスーツ(ツーピース)
女性用のお葬式の服は、いわゆるブラックフォーマルの区画があり、
アンサンブルとパンツスーツ(ツーピーススーツ)が売られています。
品ぞろえ
品ぞろえはアンサンブル(ワンピース+ジャケット)を中心に10種類ほど、パンツスーツは2種類ほど販売されています。
実際のお葬式の現場では、女性の装いの9割はアンサンブル、1割がパンツスーツのため、人気度に合わせた品ぞろえです。
アンサンブルの場合ブラウスは不要ですが、パンツスーツ用にブラウスも販売されていました。
デザイン
お葬式の服なので基本シンプルです。オーソドックスなデザインなので、年齢問わず着ることができます。
デザインの違いは、襟の形です。
襟の形の主なものは5種類あるのですが、ステンカラー以外は全てそろいます。
ノッチドカラー(男性のジャケットタイプ)
ショールカラー(へちま襟)
ノーカラー(襟無し)
スタンドカラー(立ち襟)
どの襟が特にフォーマル度が高いというのはありません。
好みで選んでください。
年齢と襟の相性というのも特にありませんが、強いて言えば、首元を隠せるという理由で、スタンドカラーはお年を召した方が好まれます。
高額の商品の中には、織り方や着脱しやすいなど、多少凝ったデザインもあります。
個人的には、お葬式の服にはそういう自己主張はいらない、と考えています。
値段
値段は定価8万円から2万円くらい。4万円あたりがボリュームゾーンです。
品物によっては、数点「半額」表記のものと、20%OFFのものがありました。
一番安いものは、21,000円のアンサンブルが半額表示で10,500円でした。
これは高額商品。税込 69,080円。素材はポリエステルです。
これがボリュームゾーンの価格帯商品。税込40,480円。素材はポリエステルです。
ちなみにこれは低額商品。税込22,000円。これも素材はポリエステルです。
正直、パッと見、違いは分かりません。素材は同じポリエステルなので近くで見たところで「デザインが違う」と思うだけでしょう。
Amazonのアンサンブルの売れ筋が1万円くらい、しまむらのアンサンブルが8千円前後であるのと比べて
とても高いです。
イオンだから安いだろうという勝手な思いこみは、くつがえされました。
↑この記事で書いたように紳士服量販店などの店舗販売は、割高だから買うなと、私は常々申し上げています。
ネットではなく店舗に喪服を買いに来る人は、
参列するため急ぎで必要としている人か、価格比較をしない情報弱者である可能性が高いので、高い値付けにしても買ってくれるのです。
ちなみにイオンのオンラインサイトには税込14,080円のブラックフォーマルも売っているのですが、店舗では扱っていません。
あくまで、ネットで他社と比較した方に売ります、ということなのでしょう。それでもAmazonの相場よりは高いのですが。
さらに紳士服量販店よりもイオンが高い理由は東京IGINと東京ソワールという、有数の老舗国内ブラックフォーマルメーカーの商品を販売しているからです。
ちなみにアンサンブルを日本に定着させたのは東京ソワールです。(参考記事:葬儀の服装の歴史 – 考える葬儀屋さんのブログ)
ブラックフォーマル業界ではネームバリューがあるわけですが、それを考慮しても割高だと思います。
素材
素材はほとんどがポリエステル製です。イオンに限らず、女性のアンサンブルはほとんどポリエステル製だと思ってください。
6万~8万円クラスになると一部、
トリアセテート(天然のパルプ を主原料としたシルクっぽいサラサラした素材。シワになりにくい合成繊維)やトリアセテートの混合素材が使われています。
凝った織り方を売りにしているポリエステル素材もありますが、メンズのポリエステル製スーツはせいぜい1~2万円が相場であることを考えると、
「ポリエステル製で7万円は高すぎ」という感想です。
縫製
ベトナムや中国の海外工場製です。
サイズ
サイズは結構幅広くそろえられています。
7//9号/11号/13号/15号/17号/19号/21号/23号という具合に、ものによっては幅広いサイズのものもあります。
特定のサイズの在庫を切らせているということもなさそうです。
また以下のようにフィット感にもバリエーションを持たせています。
サイズは豊富と言えるでしょう。
結論
イオンでアンサンブルを購入することはおすすめしません。
ポリエステル製で、海外縫製であることを考えると、この値段は高いです。
前述したようにイオンが、というより、イオンに出店している東京IGINと東京ソワールの値付けが高い、というべきでしょう。
昨今国内アパレルメーカーは安い海外勢に押されて値下げを余儀なくされているのですが、店舗販売のブラックフォーマルは強気の値付けをします。
今日イオンで買うしかない、という人以外は止めておくべきです。
ただし、以下で紹介する、アンサンブル以外のお葬式のアイテムは、ネットと変わらない金額で購入できます。
実物を店舗で手に取って確認できるメリットがあります。
パンプス
イオンには、アンサンブルやパンツスーツに合わせやすい、お葬式にふさわしいパンプスも販売されています。
いわゆる「オフィスパンプス」を選んでください。
値段
4,290円~6,490円(税込み)です。
余談ですが、ブラックフォーマルコーナーに置いてあるパンプスは、東京IGNのもので、合皮にもかかわらず、14,300円もします。
婦人靴コーナーでの購入をおすすめします。
デザイン
つま先が丸く(ラウンドトゥ)、ヒールの高すぎない(3~5㎝)フォーマルなデザインです。
サイズ
サイズは22.5㎝から0.5㎝きざみで25㎝まで取りそろえています。
かばん・ストッキング・ハンカチ・装飾品
かばん・ストッキング・ハンカチ・装飾品も販売されています。
カバンは5種類ほどで、15,000円~8,000円くらいです。化学繊維にしては、やや高いという印象です。
化学繊維で、安っぽいと感じられる方もいるかとは思いますが、「お葬式で革製品を身にまとってはいけない」という誤ったマナーが広まってしまったため、女性のお葬式のカバンは、化学繊維の安っぽいものが主流になっています。
ハンカチもフォーマル用として黒いのが1,000円で売られています。ただ普通の白いハンカチを買い求めてもかまいません。素材はなんでもいいです。
すでに持っているなら、あえて買い足す必要はありません。
ストッキングは黒であれば、なんでも良いです。たまに「デニールはこれくらいまで」とか言うマナー講師がいますが、実際の葬儀現場でそんなことを気にしている人はいません。
真珠を模したネックレスが定価10,500円で売られていますが、これはやめた方がいいです。そもそもネックレスは、お葬式のマナーとして必ずしも付けなくても良いものです。模造品を身につけてしまうのは、むしろマイナスです。
コート
カジュアルなダウンジャケットなどのアイテムが多く、黒のクラシックなデザインというのは少ないです。
シーズンによりますが、ウール素材っぽく加工した化学繊維で、黒いシングルタイプのものが1万円前後で販売されています。
余談ですがお葬式のコートは安っぽいものでも、バレにくいです。マナー上、葬儀式場の入口で脱いだ後、参列して外に出るまで、小脇に抱えているからです。
ユニクロのコートと比較したい方は↓こちらの記事を参考にしてください。
女性のお葬式の服装について、基本からくわしく知りたい方は↓こちらの記事を参考にしてください。
以上が、イオンで販売されている女性のお葬式のラインナップの解説でした。
イオンの男性用(メンズ)のお葬式の服
冒頭で申し上げたように、男性がお葬式で身につける、上下黒のスーツ・黒いビジネスシューズ・黒いカバン・白いシャツ・黒いネクタイ・黒いベルト・黒い靴下・コートは、すべて、イオンにあります。
スーツ(略礼服)
日本で男性のお葬式の服を指す場合、喪服・略礼服・礼服・ブラックフォーマル・ブラックスーツは、全て同じものと考えていただいてかまいません。
男性スーツ売り場の一角にいわゆるブラックフォーマルの区画があり、
お葬式用のスーツが売られています。
品ぞろえと値段
品ぞろえは3つの価格帯で構成されています。
A 42,680円(税込み)
B 31,680円(税込み)
C 25,080円(税込み)
イオンで買うなら Cの25,080円がおすすめです。
理由は後述します。
素材
素材は全てウール製です。(オンラインショップには100%ポリエステルのものもあり)
厳密に言うとCの25,080円は100%ウールで、高額の2ラインはタキシード用の生地に、ストレッチ素材を1%ほど加えています。
いずれも国産のテキスタイルメーカーであるニッケの素材です。
・素材が日本製であることと、
・お葬式用に、より濃い黒で染めている点が
アピールポイントです。
ただし個人的には、↓黒の濃さを競うのはどうでもいいと思っています。
サイズ
ラインナップは3種類しかありませんが、サイズは結構幅広くそろえられています。(A4~BB7まで)サイズの欠品はほとんどなく自分に合うのがどれか見つかるはずです。
どのラインナップも下記の赤で囲んだサイズをそろえています。
特定のサイズの在庫を切らせているということもなさそうです。
ちなみに私は、身長184センチウエスト75センチなので、欲をいえばY7が有れば良かったのですが,
試着したところA7でも大丈夫でした。
それからパンツはウエストの長さが調整できるタイプです。
縫製
ベトナムの海外工場製です。この金額で国内縫製は無理ですね。
ジャケットのパターンの良し悪しの目安となるのが、「腕を上げたときに肩が浮かないか」なのですが、やはり浮いてしまいます。
これはどの価格帯でも同じでした。
セレクトショップで扱っているジャストサイズの7~8万クラスのジャケットなら肩はほとんど浮きません。
デザイン
お葬式の服なので基本シンプルなデザインです。オーソドックスなデザインなので、年齢問わず着ることができます。
B 31,680円のみ、シングルとダブルの両方があり それ以外はシングルのみです。
裾上げ
空いていれば30分程度で、裾上げをしてもらえるそうです。
結論
買うならCの25,080円でしょう。
Amazonでも、ウール製となるとコストパフォーマンスの高いスーツなら2万5千円くらいするので、
国産ウールであるという付加価値を考えるとがんばっています。
ユニクロの方が、品質が高いので5日以上余裕があるならユニクロにすべきです。
セミオーダーなので、サイズもかなりバリエーションがあります。
ただ今日や明日必要という場合は、このイオンの服でも良いでしょう。
ちなみにA42,680円とB31,680円のラインは、おすすめしません。
いちおうマリ・クレールというブランドのものなのですが、Cの25,080円との価格差ほどの品質の差が感じられないのです。
よって買うならCの25,080円をおすすめします。
シャツ
シャツも豊富に取り揃えています。
白シャツだけでこれだけそろっています。
2,068円(税込)と3,168円(税込)の2プライスです。
首回りと裄丈(首の付け根から袖まで)の組み合わせが多く、かなり幅広いサイズです。
2,068円のは綿55% ポリエステル45%で抗菌防臭機能付きのコットンポリエステル素材。
エリはセミワイドで、形態安定機能(アイロン掛け不要)付きです。
3,168円のは同じくコットンポリエステルで、ストレッチ素材です。
そもそもシャツ素材なのでストレッチ感というのは、それほどでもないです。
透けにくい、というセールスポイントが書いてあるのですが、見たところ2,068円と素材がほぼ同じなので、それほど差があるとは思えません。
というわけで、コスパが高くサイズを幅広くそろえている、2,068円の白いシャツをおすすめします。
↓お葬式のシャツのくわしいことはこちらの記事を参考にしてください。
ネクタイ・珠数(じゅず)・袱紗(袱紗)
お葬式用の黒いネクタイも珠数や袱紗と一緒に売られていました。
こちらもシャツと同じく2,068円(税込)と3,168円(税込)の2プライスでした。
どちらもシルク製なのですが、2,068円は中国製、3,168円は日本製でした。
正直、品質の差は分からないので、2,068円ので良いと思います。
ちなみにユニクロのネクタイは1,990円で、品質はユニクロのほうが上です。
しかし、イオンのネクタイもシルク100%なので、品質に問題があるわけではないです。
袱紗については↓こちらの記事を参考にしてください。
ベルト
紳士用の革製の黒ベルトが2,000円~販売されています。
色は当然黒で、ステッチが目立たず、表面がスムースだが光沢のないものを、選びましょう。
靴下
お葬式の靴下は、式中に足を組んで座ってしまってもスネが見えないように長いものが好ましいです。
↑お葬式用と銘打った靴下もあります。ただ国内のお葬式用靴下はどういうわけか、透けているので、それが嫌な人は
↑こちらのロングホース(ハイソックス・長い靴下)にしてもよいです。
いずれも600円~800円くらいです。
GUやユニクロでは、ロングホースをあつかっていないので、イオンに軍配があがります。
靴
お葬式の靴と言えば、内羽のストレートチップです。
↑こんな靴です。
イオンでも、黒い内羽ストレートチップが販売されています。
私のオススメのお葬式の靴、テクシーリュクスのストレートチップが販売されていました。
一番安い内羽ストレートチップは、値下げ品ですが5,500円でした。
本革で、5,500円というのはGUの3,990円に及びませんが、かなり安いです。
かばん
お葬式にふさわしいカバンも販売されています。
黒のナイロン製ブリーフケースが5,000円前後で何種類か販売されていました。
ユニクロのブリーフケースは3,990円ですが安っぽいです。私ならイオンのバッグを購入します。
イオンの子供用のお葬式の服
イオンでは子供用のお葬式の服もあります。
男の子用の黒いスーツ、女の子用のアンサンブルというキッズフォーマルのアイテムもあるのですが、お葬式のためにわざわざ購入する人は少ないと思います。
中高生なら制服で済ますとして、小学生向けのお葬式の服を求めた場合、
以下のカジュアルウェアを上品に組み合わすのがよいでしょう。
男の子の場合
色は黒か紺でジャケットとパンツのセット
が理想ですが、予算がかけらない人は
黒か紺かグレーのカーディガンとパンツ+白シャツ
でよいでしょう。
女の子の場合は黒か紺かグレーのカーディガン++白いブラウス+黒か紺のスカート
が良いでしょう。
夏場ならトップスは白か黒のポロシャツにしてもよいです。
足下はスニーカーでもかまいませんが、色づかいはおとなしめで、キレイな靴をはきましょう。
↓こちらの記事も参考にしてください。
イオンの良いところ
ではイオンのお葬式の服の良いところ・悪いところを解説していきます。
まずは良いところから。
すぐ手に入る
お葬式の服は、急に必要になることが多く、実店舗が近所にあれば、すぐに手に入ります。
その場で試着できる
実際に実物を手に取って、その場で試着できます。
ファミリー層をターゲットにしているので、試着室は子供連れでも利用しやすいように、スペースをたっぷりとる配慮がされていました。
お葬式は座っている時間が長いので、試着した後ソファに座ってきゅうくつでないか、チェックすることも可能です。
イオンカードで支払うとポイントが付く
イオンカードで支払うと200円につき1ポイントが付きます。
他には
- 毎月10日はポイント2倍
- 毎月20日・30日はお買い物代金が5%OFF
- 55歳以上のお客さまは、毎月15日にイオンのお買い物が5%OFF
- 5日・15日・25日 毎月5のつく日はWAON POINTが2倍!
(くわしくは、イオンカードのメリットを、お読みください。)
ただしそもそもお葬式の服は、必要になってあわてて買いに行く状況が多いため、○日はポイント○%と言われても、あまり活かせそうにないです。
セールがある
特定の商品がセール価格になっていることがあるので、タイミングが合えば安く買えます。
イオンでお葬式に必要なアイテムが全てそろう
これは文字通り、男女問わず必要なアイテムが全てそろいます。
悪いところ
次に悪いところです。
店舗が近所にあるとは限らない
イオンは郊外にあることが多いので、「近所にユニクロはあるがイオンはない」という方も多いでしょう。
男性の礼服は紳士服量販店並
お葬式の服は、すぐ必要になって買い求める人が多いです。そのため紳士服量販店は、ネットでの販売価格より、店舗での販売価格を約2倍に設定しています。
男性のブラックスーツも、女性のアンサンブルも3~4万円位をボリュームゾーンにしています。
イオンもその傾向があります。
女性のアンサンブルは高い
前述したように女性のアンサンブルは、高いです。
安く買いたい人で、近所にしまむらがあるなら、先にそちらを訪れた方がよいでしょう。
それが無理ならAmazonで購入してください。
複数サイズを自宅に届けさせて、合わないものを返品できます。
イオンのオンラインショップは使えない
イオンにもオンラインショプはあり、一部ブラックフォーマルの取扱いがあります。
https://aeonretail.com/list/?Category=&Keywords=%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB
品揃えは豊富なのですが、女性のブラックフォーマルの場合、店舗と同じく割高な4万円がボリュームゾーンです。
さらに
- 5,000円以上でないと送料がかかる。(店舗で受け取ると無料ですが、それなら店舗で直接買った方がよいです)
- 到着まで「ご注文翌日~7日以内」なので、すぐに届かない可能性がある
- サイズが合わなかった場合の返品のやりとりがわずらわしい
ということでAmazonに比べて使い勝手が悪すぎます。
やはり店舗での購入が前提ということなのでしょう。
イオンの喪服レンタルも使えない
ちなみにイオングループのイオンリテール株式会社はブラックフォーマルのレンタルも行っています。
【LULUTI】 ブラックフォーマル(喪服・礼服)イオンのレンタル
しかし申込みが5日前までなので、お葬式には間に合わないでしょう。
またアンサンブルは一度の使用で3,300円なので、5回以上着用するなら買った方が割安だと思います。
というわけでレンタルはおすすめしません。
イオンのお葬式も使えない
お葬式の服とは関係ないのですが、イオンは葬儀屋さんの紹介業もやっています。
正直あまりよくないという記事を書いていますので、興味のある方は一読ください。
以上、イオンで販売されているお葬式の服の解説でした。
アパレルにて、他商品女性用フォーマルバッグの仕入れにも関わっている者です。
化学繊維なのに、8,000~15,000円は高めとのことですが、手作業が多い貼り合わせという、和装のバッグでも多い手間のかかった技法がメインです。またブラックフォーマルのバッグは日本製が多いので、決して高くないと思います。
まあここまでお金を出すカテゴリーかと言われれば、その必然性は薄れてきているので仕方ないかとは思いますが。