葬儀屋さんの恋愛論

今回は仕事の忙しい葬儀屋さんが
恋愛できないことによるメリットを私が語ろうと思う。
(過去恋愛について書いた記事にはロクなのがないことを事前に断っておく)

私事で恐縮だが
この業界に入ってずっと異性と縁のない生活を送っていた。
多分修行僧よりも修行僧らしい生活。
だって別にあいつらそんなにストイックじゃないからね。
(すいませんね、今日はこんな調子でいきます)

いつも家と会社の往復で、
休みは泥のように眠る日々の繰り返しという若手葬儀屋さんは多いはず。
そしてふとある日鏡に映った自分の顔を見て思う。
「これでいいのか?」

その問いに私が答えよう。
 
「これで、いいのだ」(by 故 赤塚不二夫)
葬儀屋2

葬儀屋さんが恋愛できないことによるメリットとは。

まず安定した心境で現場に挑める。
葬儀の現場では葬儀屋さんは強い精神的なストレスにさらされている。
それゆえできるだけ安定した精神状態で仕事に挑みたい。
それには恋愛は有害だ。
たしかに恋愛でしか得られない高揚感や多幸感は素晴らしいものだ。
しかしそれと引換えに精神の平穏は破られる。
昨晩ケンカした気まずさや失恋の痛手から回復できなくても現場は待ってくれない。
ならば恋愛の高揚感多幸感もなく、
しかし心の乱れもない明鏡止水の心境が葬儀屋としてはベストではないか。

次に時間に余裕ができる
異性と会わなくていいので
疲労回復や読書に使える時間が増える。

この仕事お決まりの、急に訃報が入ってデートをドタキャンする必要もない。
携帯電話に向って暗い声で「仕方ないんだよ」と謝っている同僚を横目に
私はその日の出棺を無事終えた達成感に浸りつつ、会社を出る。
そして一人鍋の具材を買うために帰り一人でスーパーに立ち寄る。
なんと自律的でなんと優雅なことか。

恋愛はいろんな人生経験積めて人生を豊かにする、という人がいる。
しかし葬儀の現場の方がずっとずっと人生経験を積めるよね。

どうだろう。

別に彼氏彼女なんていらない、そう思えてきたはずだ。
 
私はしみじみ思う。
モテなくて良かった・・・と。

(追記)
私がこんな調子に乗ったことを書けるのも結果的に
結婚できたからである。
結婚以降の林真理子のイタイ感じを思い出していただきながら
読んでいただきたい。




12件のコメント

>結婚以降の林真理子のイタイ感じ

言いますね!

作家は、受賞後に日の目を見て弾けるセンセが多い気がします。

それだけ鬱積したものがないと書けない世界なのかもしれません。

一番の問題は結婚後。
個人的に結婚(の決断)に必要なのは妥協、
結婚生活(の継続)に必要なのは忍耐だと考えます。
継続は力なり。仕事にしろ、結婚にしろ(笑)

軍人みたい(笑
女性にもよります理解してくれる聡明な方なら・・・。

己 様
>それだけ鬱積したものがないと書けない世界
表現する人ってどこか欠落してるから、それを埋める作業をしないといけなくて
それが表現なんですよね。
同じ文脈で語るのはおこがましいのですが葬儀ブログを続ける私もまた然り

はっちゃん 様
私の場合は
giveのみでtakeを全く望まないこと
が継続の秘訣ですね。

女性って、結婚前は男性に一緒に居てほしいと望むのに、
結婚後は「亭主達者で留守がいい」になりませんか?
配偶者をお探しの女性、葬儀業界で働く男性は理想的ですよ!

はっちゃん様
旦那のほうは、不定期な「当直」を理由に外泊できる
というメリットがありますが(^^;)

それは奥様にも言えることかと。
やはり、葬儀業界の男性は理想の結婚相手でしょう。

はっちゃん 様
>それは奥様にも言えることかと。
あっ・・・そういえば・・・

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