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ジョエルロブションの世界一のサービスを経験してみた




先日「世界一のおもてなし」とはどんなものかという記事で
メートル・ドテルの世界大会で優勝した日本人宮崎辰氏を紹介しました。
そしてこのたび世界一のサービスを経験するため彼が働くレストラン
恵比寿のジョエルロブションに行ってまいりました!

葬儀屋さんって儲かるのねなんて思わないでくださいね。
葬儀社に就職したため海外旅行というのはまず無理なのですが
今回は海外旅行のつもりでチャレンジしました。

ちなみに料金は1人約15,000円でした。
ワインは飲んでいません。
ちなみにランチです。
そしてこれが1番安いコースです。
もう一度繰り返します。
これが一番安いんです。
狂ってます。ジュエルロブション

当日着道楽の私はベルベストのジャケット、インコテックスのパンツ、コードヴァンのプレーントゥで。

問題は妻の服。
私の妻は倹約家で、持っている服はほとんどユニクロです。
本人は悩んだ末、当日もユニクロのワンピースでした。
ただ私の妻は美しくて上品なのでユニクロでも全く見劣りしません(俺主観)

さて恵比寿に到着して少し緊張しながらドアをくぐりました。
階段で2階に移動した後、夜はバーとして使われているであろうスペースに案内されて少し待つことに。

「ここで女の子口説いたらほぼ100%ウェスティンホテルまで直行できるよね」
「そんな相手いるの?」
「いたとしても体目当てでは投資とリターンのバランスが悪すぎない?」
「そういうこと言ってるからモテないのよ。」

そうこうしているうちに座席に案内されました。
いつもの癖で自分から椅子を引いて座ろうとして冷や汗をかきました。
ここはスタッフに任せるところですね。

テーブルの上には宝石らしきものがいくつか並べられています。
これって何個並べたかちゃんと記録してるんだろうかと貧乏性の私は考えてしまいます。

メニューが配られたのですが字面を見ても一体どんな料理なのか全く予想がつきません。
とりあえず最後に豚肉と書いてある料理を選びました。
豚肉はそんなに好きじゃないんだが。
でも他に書かれている食材見ても何がなんだか。
メニュー表記がなんとか風○○なら分かる。しかし「○○を使ったロッシーニ的考え」って何だ。
もはや食材ではないだろ。
思想を食べるのか?

倹約家の妻はなぜか追加料金3,000円が発生する鳩の料理を選びました。
妻にしては珍しいなと思ったのですがよくよく考えてみると値段はホスト側(つまり私)のメニューにしか書いていないんですよね。
恐ろしい世界です。

本来ここから料理の写真が並ぶところなのですが
どうしてもその場の雰囲気に気後れしてスマホを出して撮れる状況ではありませんでした。

料理に関してはこんなに美しくておいしい料理ってあるんだねという感じです。
やはりロイヤルホストとは違う、って当たり前だ。
特に見た目が素晴らしいですね。
ナイフを入れるのがはばかられる感じです。
私の豚肉の料理ももちろんおいしかったです。
(お気づきかもしれませんが普段あんまりいい物食べてないんで、
こういうときのボキャブラリーがどうしても貧困になっております。 )

それから私はこういった食事の際の雑談が苦手なのですが、話題に困ることがありませんでした。

なぜなら話題の5割は料理の話、残りの5割は周りのお客さんの話(普段何をしている人だろうetc)をすればよく、ネタは十分すぎるほどです。
周りのお客さんの印象をヒソヒソ声で話すのは上品でないとは分かっていますけれども
平日に何万円もするランチを食べに来る人って当然堅気とは言えないわけで
観察するのが非常に楽しいのです。
多分我々も何者だろう、と思われていると思いますが。

デザートを食べ終わった頃にふと時計を見てみると2時間が経過していました。
文字通りアッという間でした。

倹約家の妻にさえ帰り際に
「すごく楽しかった。15,000円でも安いくらい」
と言わしめたことが今回の評価のすべてでしょう。

「○○円でも安いくらい」・・・葬儀もこんな風に言われるといいな。

宮崎氏とは帰るときにお話しすることができました。

「入る時は階段で帰る時はエレベータなんですね」と尋ねると
「はい、入るときにはドキドキ感を味わってもらいたいのでわざと階段で上がっていただくのです」と説明されました。
本で読んだ印象通りの誠実な印象の方でした。
こういう職種の人はスノッブな感じになりやすいのですがそれを感じさせないのが素晴らしいと思います。

さてジョエルロブション全体のサービスについて。

宮崎氏の印象は素晴らしかったのですがスタッフ全員がそうかと言うと・・・宮崎氏も言っているようにそこがチームプレイの難しいところです。
実はちょっとスノッブ感が鼻につくスタッフがいました。
もちろんクレームをつけるレベルではありませんが気になります。
他のテーブルでの振る舞いも同様の評価です。

妻は「性格悪そう」と評しましたが、実際にチームプレイのマネジメントをしている自分はもう少し違う見方をしました。
確かに本人の資質も大きな原因の一つなのですが、
もしかすると緊張していて、それが悪い方に出た可能性もあります。
やはり上司が世界一のメートルドテルで、それを目当てに来る客がいて、それなりの大物が多いという状況は、
スタッフにとってかなりのプレッシャーになっているはずです。
良い方向に行けば全体のレベルを上げることができますが、
うまくいかないと今日みたいなことになってしまうのではないでしょうか。

というわけで万人にはお勧めいたしませんが
興味のある方は行ってみてください。











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