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葬儀屋さんのネタ帳




以前手帳の話をしました。
葬儀屋さんのスケジュール管理法

実は普段もう1冊、手帳を持ち歩いています。

葬儀知識のネタ帳みたいなものですね。

名刺より一回り大きいサイズです。
携帯性を最重視してこのサイズにしています。

葬儀業界の新人さんの参考になればと思い、どんな中身かを話しておこうと思います。

構成は

1実務知識
さらに 「打合せ」 「準備」 「式」 「その他」 の4つに分割
2失敗例・反省点
さらに 「打合せ」 「準備」 「式」 「その他」 の4つに分割
3宗派別知識
4式場情報
5思いついたこと全部

という内容です。
(これは私のやり方で、ベストかどうかはわかりません)

最初の1年目は実務知識と宗派別知識をどんどん埋めていきます。
資料をコピーして貼っても良いのですが、
手帳が分厚くなるのを避けるためと覚えるためもっぱら書きました。

これがある程度埋まると、次は失敗例と式場情報が埋まってくるはずです。
特にこの手帳で重要なのは
2失敗例・反省点

です。

これは自分だけの大切な情報です。

2年目くらいから
通夜後と葬式後はその日の反省点を最低5つ書く。書くまでは帰らない
というノルマを自分に課しました。
自分は頭が切れるわけでもなく、臨機応変にはほど遠いので、経験の集積と情報の管理で勝負すべきと思ったからです。

2~3年目の段階で5つも見つからないという人は
スキルアップに必要な「観察力」がまだ低いのかもしれません。

でも常に5つ以上見つけるという心構えがあれば
(つまり常に書き留めるというアウトプットを、意識するということですね)
いろいろ自分の粗(あら)が見えてくると思います。

そして一度失敗したことは2度繰り返さない、
と、偉そうに言いたいところですが、たまに軽いポカは今でもしてしまうんですけど(^^;)

失敗のうち、単なる知識不足は手帳に書き込むだけでよいのですが、
オペレーションに組み込んで「仕組み化」できるものは、マニュアルに反映させます
例えば「寺院との打ち合わせで聞き忘れたところがあった」場合は、打ち合わせのチェックポイントを一体化した仏式の司会要項を作成するというように。

不思議なことに2の失敗例・反省点というのは、新人教育の時に先輩の体験談として聞いても、自分の身につかないんですよね。
体験情報ってそんなものかもしれません。

5の思いついたこと全部は
教育・ブログなどのアウトプット目的のネタ元になってます。

今はモバイル型の電子機器もありますが、
情報へのアクセススピード(手帳は広げるだけで良い、書き込みが楽)
通信回線の不安定度
を考えると、手帳の方が良いかと。

また紛失のリスクを考えて
(十数年間の情報が詰まってますからね。無くすとダメージ大きいのです)
年に一度(自分の誕生日)スキャニングしてPDFデータとして、保存しておきます。

ご参考までに。











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