KDDIの弔電サービス「でんぽっぽ」に送り主の名前が書かれていない理由

私は私は葬儀屋さんなので、これまで数万通の弔電を受け取って、約5千通の弔電をお葬式で読み上げてきました。
その経験から申し上げると、KDDIの弔電サービス「でんぽっぽ」をおすすめしません。
また私の葬儀屋さん仲間の、「でんぽっぽ」の評判は良くありません。

なぜなら

  • もっと安い電報サービスがある

(詳しくは↓この記事)

弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます

  • 送り主の名前が全く書かれていないことがある

からです。
つまり誰から送られてきた弔電かわからないことがあるのです。

お葬式では頂いた弔電を何通かピックアップして司会者が読み上げる習慣があるため、お葬式の司会者でもある私は遺族と一緒に読み上げる弔電を選びます。

不思議なことにこの一か月の間に二回、本文に送り主の名前が全く書かれていない弔電を発見したのです。
当然送り主の名前が書かれていなければ一体誰からの電報か遺族にはわかりません。

正確には、配達の際弔電が入っているビニール袋に、しおりサイズの紙が同封されていて、それにはすごく小さい字で送り主の名前が書かれています。
しかしそのしおりは配達伝票みたいなものなので、葬儀屋さんが弔電を受け取って遺族に渡す際には、ほぼ全てが捨てられています。
まさか弔電の本文に送り主の名前が載っていないとは、夢にも思いませんから。

そしてその送り主の名前が書かれていない弔電が2通とも KDDI のネット電報サービス「でんぽっぽ」のものだったのです。
もしかしてでんぽっぽのインターネット弔電申し込みフォームにバグ(構造的不具合)があるのではないかと思い、実際に申し込んでみました。

途中まで情報を入力したところで、その原因が判明しました。

↑これが入力画面。
初期設定では、別の画面で打ち込んだ差出人情報が送り主情報として、本文に反映されます。

 

↑そして誤ってこの赤丸の部分のチェックを外してしまうと送り主の名前が表記されないのです。

正直この機能が何のためについているのかよく分かりません。
いろんな肩書きを付け足す場合のためでしょうか。
他の電報サービスでは、肩書きを書き足す枠が別に用意されていて、送り主の名前が全く表示されていないとエラー表示が出るようになっています。

しかしでんぽっぽでは、送り主の名前が全く記載されていなくてもエラーが出ない設定になっています

次の印刷確認画面でも送り主の名前は表記されていないままなので、ここで気づく人もいるかもしれません。
しかし送り主の中には印刷画面の中に名前がなくても、実際の弔電の別のページには自分の名前が表記されるはずと思っている人もいるのではないでしょうか。

結局送り主の名前がどこにも書かれていないとは夢にも思わず そのまま OKを押して、送られてしまったのでしょう。

でんぽっぽの弔電を送る人は注意してください。

でんぽっぽよりも安くて名前をちゃんと表記してくれる電報サービスはたくさんありますので
↓こちらの記事を参考にしてください。
弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます | 考える葬儀屋さんのブログ

お葬式のマナーが知りたい方は↓こちらをどうぞ

葬式マナー