「葬儀の京典」さんのプレスリリースが良く分からない件




葬儀業界の広告の無法地帯ぶりに関しては過去何度も指摘していますが、今回もいいのが釣れたのでご報告です。

こちらのプレスリリースをどうぞ。
葬儀の京典(キョウテン)が新たに「家族葬に最適な式場 No.1」を獲得!(日本マーケティングリサーチ機構調べ)「3つの No.1」で、小平市・東村山市で世界に一つだけのお別れの刻を手作りいたします。:時事ドットコム

葬儀の京典(東京都小平市、取締役会長:猪熊 勇一 以下、京典)は、この度日本マーケティングリサーチ機構が実施した2019年5月の葬儀業におけるインターネット調査において「家族葬に最適な式場 No.1」(運営「家族葬ホール小平」)を獲得いたしました。2018年に獲得している「家族葬の満足度 No.1」・「事前相談満足 No.1」をあわせた「3つの No.1」にて、これまで以上に満足度の高い世界に一つだけのお別れの刻を、京典ではご提供しております。

いや、すいません、No.1にもかかわらずこちらの葬儀社は寡聞にして知りませんでした。
不勉強で申し訳ないです。

家族葬ホール小平|葬儀の京典自社式場 | 小平市のお葬式・家族葬なら|葬儀の京典【公式サイト】
サイトを見ると小平市にあり、1970年に創業、去年(2018年)初めて自社会館を建てたようです。

調査をした日本マーケティングリサーチ機構という会社は実在するようです。
いや、なんでそこから検証しているかというと、同様の「調査結果」を発表しておきながら調査会社自体が存在しなかったというケースが過去にあったので。

次に気になるのはどのような母集団にどういったアンケートを行ったのかということなのですが、プレスリリースからは良く分からないのです。

プレスリリースから読み取れるのは 母集団は482名で、20代から60代の男女、なぜか居住地は岩手や沖縄を含む17都道府県。
ということは全国区の知名度と好感度を持っているのでしょうか。

またプレスリリースには

■比較対象企業選定条件
「葬儀業78403」売上上位9社を抜粋

と書かれています。

つまり売上上位9社+京典の全10社の中で争われたようなのですが

「葬儀業78403」ってなに?

葬儀業界全体だとすると、上位9社は広域営業をしている売上百億円オーバーの企業で、そのレベル相手に1年前会館1つ建てたばかりの葬儀社が勝てるものでしょうか・・・
まさか小平市市内の葬儀社の中で、ってことはないですよね。
そもそも小平市内で売上上位9社を調べようとしても、帝国データバンクレベルではお手上げだとは思いますが。

また2018年には
「家族葬の満足度 No.1」・「事前相談満足 No.1」も獲得していたとのこと。

ネット上には全くその情報が無かったのですが、どこを見ればいいのでしょうか・・・

最後個人的に一番気になるのがこれ。

会社概要 | 小平市のお葬式・家族葬なら|葬儀の京典【公式サイト】
京典の従業員のお一人は葬儀屋相手のコンサルタントもやっていらっしゃるようですね。

東京で葬祭・葬儀社専門の差別化コンサルタントなら葬儀の武器屋
コンサルティングのビフォーアフター例が、京典さんの自社会館の写真のようです。これだけ見るとコンサルティングの成果ではなく、勤め先が自社会館建てましたっていうだけの話じゃないですかね。

グーグルマップで確認すると、近隣に競合他社の会館がいくつかありますね。全国的に葬儀会館が飽和状態になったこのタイミングで建設されたからには、すごい秘策があるのだとは思いますが。

それにしても今回のプレスリリースが、彼のコンサルティングの技法の一つだとすると、ちょっとアレではないでしょうか。











8 件のコメント

  • 小企業を揶揄してもねぇ。誰も見向きもしない。
    もっと大きな企業を叩き斬って欲しいな。40点。

  • リサーチの元ネタが調査機構JMROのサイトにありました。
    https://jmro.co.kp/r00164
    しかし、これって満足度ではなく、単なるサイトのイメージ調査では?と思いました。
    この結果を元に、満足度No1と言うのにはかなりの違和感を感じました。
    このような手口は葬儀業界に多いのでしょうか?
    満足度No1と謳っているところも疑ってみたほうが良いのでしょうか?
    この辺のことを記事にしていただるとありがたいです。

  • ちなみに、家族葬に最適な式場の方はGoogleでサイト内検索『 京典 site:jmro.co.jp 』をしても出てきませんでした。

  • お返事ありがとうございます。

    う〜ん、ひどいですね。“偽”満足度No1。

    今回のようなカラクリに引っかからないように、葬儀会社を選ぶ際に注意すべきポイントを、改めてまとめて記事にしていただけますとありがたいです。

    普通にこの手口に引っかかりそうで、かなり怖いです。特に、家族が亡くなった直後とか・・・

  • この会社と競合するエリアで葬儀をしていますが、このホールも「需要があるはず。宣伝は程々でも造っていまえば稼動する」という皮算用が外れ、稼働開始から一年以上たって漸くあの手この手を打っているとは聞きましたが、こういう胡散臭い展開をしてしまうとはなぁと、乾いた笑いがこみ上げます。

    似たようなものだと「つ●さの葬儀社」「星の●葬儀社」という葬儀社が『「一般社団法人 国民葬祭」から東京都推奨葬儀社に認定された]という文言を自社Webに載せていますが、この3つは全部同じ人がやっているというわかりやすい展開。

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