大手互助会サンレーの社長 佐久間 庸和(さくま つねかず)氏が、私の勤め先に圧力をかけてきたため、退職しました。
今回はその経緯について語ります。
一般の読者にとってはささいな出来事かもしれませんが、葬儀業界内の方には是非読んでもらいたいです。
目次
佐久間 庸和(さくま つねかず)氏とは
佐久間 庸和(さくま つねかず)氏とは、こういう人物です。
佐久間 庸和は、北九州市に本社のある大手互助会サンレーの社長。サンレーの創業者は彼の父親。
1963年生まれ。一条真也のペンネームで作家活動もしており、現在著作は約120冊。
一条真也の新ハートフル・ブログをほぼ毎日更新している。
これまでの経緯
ここからは、彼と私の関わりの経緯について触れていきます。
15年前の「脅し」
話は、2010年頃までさかのぼります。このブログを始めて2年目くらいの出来事です。
彼の著作の書評を3本ほど、このブログに載せました。
互助会の社長は「濃い」人が多いのですが、中でもかなりの「逸材」だと興味を持ったからです。
それからしばらくして、私の勤め先に佐久間氏の部下から電話があり、私が出ると記事を取り下げるように言われました。
その時はまだ私も素直だったので、一旦記事を取り下げたのですが、よくよく考えてみると著作の書評を、理由も言わずただ全部取り下げろというのはいくらなんでも横暴ではないかと思い、一つだけ復活させました。
これが↓その記事です。
いかがでしょうか。
異常、だと思います。
佐久間氏はよく私のことを「誹謗中傷している」と批判しますが、他人を誹謗中傷しているのはどちらなのか、と問いたいです。
その後、彼の部下が会社に押しかけてきたようですが、あいにく私は外出中で、会社に戻ると名刺が残されていました。確か沖縄のお菓子も持参していたと記憶しますが、気味が悪いので手を付けませんでした。
何しろ15年前の話なので多少話は前後しているかもしれませんが、概ねこんな感じです。
この時点で「コイツらヤバい」ということと、「相手は自分の正体を知っている」という認識が生まれました。それ以降、揚げ足を取られないように、慎重に言葉を選んで記事を書いてきたつもりです。
2025年の「脅し」
その後私がテレビに出たときも「見たぞ」というメールが来た記憶があります。
フューネラルビジネスから佐久間氏との対談が持ちかけられる
電凸から14年が経ち、今年2025年の1月下旬に、葬儀業界紙フューネラルビジネスの編集者から、佐久間氏と対談しないかとメールが来ました。
当然何らかの企みがあるのは分かっていましたから、断りのメールを送りました。
(この編集者に対して言いたいことはありますが、これは別の記事で書きました。)
佐久間氏の宣戦布告
しばらくして、定期的にいつものエゴサーチをしていると、佐久間氏が私のXのポストに立腹している記事を見つけました。
この二本です。
要約すると私に「Xで、親友を誹謗中傷された。こいつは普段ブログで互助会なども誹謗中傷している!」という内容です。
佐久間氏が「親友を誹謗中傷された」とする私のポストがこちらです。
https://x.com/kangaerusougiya/status/1877200427600720247
私が、ミュージシャンであり彼の友人でもある朝本浩文氏(故人)を、バカにしているということらしいのですが、全くの誤解です。
これは佐久間氏が「おしゃれな文化活動」にあこがれているという趣旨でポストしたものです。
佐久間氏が、自分自身のことを言われたから怒っているのであれば十分理解できますが、朝本氏を貶める意図は全くありません。
ポストした経緯
このポストを投稿した経緯は少し説明が必要でしょう。
「僕の父さんはホテル経営者」
「学生時代は六本木に住む」
「在学中はサークルを作ってパーティーやファッションショーを企画した」
「学習院、聖心、白百合などの女子大生を集めてサークルを作った」
という記述は、15年前に取り下げた記事の中で取り上げた、彼が著作で言っていた内容です。
特に、実家が互助会なのに、父はホテル経営者と言ってしまうのは、コンプレックス丸出しだと思います。
普通なら世間にわかりやすいように「葬儀屋」と言ってもいいくらいの箇所です。
でも、彼はそう言わない。多分、葬儀屋のことを(少なくともホテル業よりは)卑しい職業だと思っているのでしょう。当然私は、この態度に嫌悪感を持ったし、指摘したいと思ったわけです。
多分、葬式よりも経営が、経営よりも「文化活動」が好きなのでしょう。
もし上場企業の社長が毎日長文のブログ書いていたり、120冊も本を書いていたりしてたら、株主から
「社長の仕事をしろ!」と怒られると思います。
取り下げた記事の中で、確か以上の内容に近いことを書いたと記憶します。
そしてこの延長線上に、今回のポストがあるのです。
彼は朝本君が慶応ボーイで派手に遊び回り、それにコンプレックスを抱いた早大生のわたしが
と、おっしゃっていますが
私は朝本氏が「派手に遊び回り」など一言も言っていませんし、朝本浩文氏が裕福かどうかなどいう家庭事情は全く知りません。慶応卒の知り合いが数名いますから、みんな金持ちなどというステレオタイプな偏見も持っていません。
そこは佐久間氏も
「当然、赤城氏はこのようなことは知らないものと思います。」
と書いているではありませんか。
なんなら当時は朝本氏の音楽をおしゃれだと思って聞いていましたから、ネガティブな評価を持っているはずがありません。(朝本氏が佐久間氏と友人であると知ったのも、朝本氏のことをWikipediaで調べていて、佐久間氏のブログ記事にリンクが貼られていたからです。)
繰り返しますが、私が批判しているのは朝本浩文氏ではなく、佐久間氏の方です。
佐久間氏が、15年前の記事のことを覚えているなら、私が氏の「お文化活動大好き」に言及しているのが理解できるはずです。
仮に忘れていたとしても、私のポストを読んで、朝本氏を貶めているという解釈にはならないでしょう。
今回佐久間氏は、わざと曲解して、互助会批判を抑えつける圧力をかけるために利用したのではないかと疑っています。
一応彼のブログのコンタクト用アドレスに2月11日の時点で、誤解を解く旨のメールをお送りしたのですが、スルーされたようです。
私が褒められた人格でないのはそのとおりです。
揶揄されるのはイヤというのも理解できますが、モノを書いて発信していれば、ある程度何か言われるのは仕方がないことです。私にもアンチはたくさんいます。
それが耐えられないというのなら、かなり周りに甘やかされてきたのではありませんか?
佐久間氏の文章が退屈な理由
さて、先ほど紹介した2本の佐久間氏の記事について、です。
私が謝るのもヘンですが、文章が下手で申し訳ないです。
彼の悪いところが凝縮された文章だと思います。
彼は教養はあるのですが、文章がうまくないのです。
本来読み手にとって、「伝わる」の次に、「役に立つ」か「おもしろい」かを考えて、文章は書かなくてはいけないのです。
でも彼の文章は
「こんなに物知りな僕ってエラいでしょ」
という気持ちが抑えきれずにあふれています。
だから「誰々はこう言っている」という退屈な記述が続く。
特に面白い発想や切り口はあまりないのです。
今回の記事で分かるように、他人を批判するときですら、人の言葉を使うのです。
私の著作を批判するのに、Amazon購入マークの付いていない(つまり読んでいない可能性が高い)一つ星のレビューをわざわざ探して引用するのがどれだけダメか、作家を名乗っていらっしゃるならわかるはずです。
あと上級グリーフケア士が言っていたとされる発言も、全然うまくないのですが。
それから私に伝えたくて記事を書いたのであれば、私に知らせて欲しいですね。
おもしろくないという理由で、あなたのブログを普段読まないので。
あとこっそり問題ある箇所を削除していますが、これは別の記事で取り上げます。
https://kangaerusougiyasan.com/archives/shinichi_yoshioka.html
佐久間氏が勤め先に圧力をかけてきた
彼は先ほどの記事中で
(私の勤め先の)「社長さんにお手紙を書かせていただく」
と書いていました。これがハッタリなら、これ以上アクションは起こさないつもりでした。
私の周りで、佐久間氏のブログを読んでいるという人は全くいませんし、私との関わりなんて、ほとんど誰も興味を示さないでしょう。
しかし数日後、役員とのミーティングの席で、社長に手紙が送られていたことを告げられました。
大体ブログ記事と同じ内容で
「ブログを書いている、おまえとこの社員をなんとかしろ!」
という主旨だったそうです。
当然社内では私がブログを書いていることは知られていなかったので、困惑したことでしょう。
ブログには「所属する組織の意見を代表するものではありません」というポリシーを掲載しています。
ブログをやめるか 会社をやめるか
社長から社長へ話が持ち込まれてきた以上、会社としては何らかの対応はしなければなりません。
それからの社内のやりとりを、詳しくは書きません。
誤解の無いように言っておくと、会社は私のために、最大限の努力をしてくれました。
期末の忙しいときに役員が私のために多大な時間を割いてくれたことは、どれだけ感謝してもしきれません。
いい葬儀社に勤められて良かったと、心底思いました。
「定年までの間だけ、(ブログを)やめてはどうか」というアドバイスをくれる役員もいました。
私は、業界がダメダメだった30年前から、自分なりの「正しさ」にはこだわってきたつもりです。
しかしたった一度でも自分の「正しさ」をねじまげてしまったら、後々ずっと後悔しそうな気がしました。
ここで私が取れる選択は
「ブログをやめるか、会社をやめるか」
でした。
私の駄文ごときで、表現の自由などと大上段に構えるつもりはありません。
過去に、批評した先から
「ご意見はもっともだが、検索上位に記事が出ているのでなんとかしてもらえないか?」
という態度の依頼があった場合などは、記事を削除しています。
しかし、具体的にどこがどう問題かを指摘することなく、ただただ権力や立場を利用して圧力をかけてくるようなモンスタークレーマーに成功体験を与えてはいけない、と思いました。
ここで折れたら、ますます図に乗るのは見えています。
苦渋の決断でしたが、約30年間勤めた会社を辞めました。
いくら会社は関係ないと言ったところで、
こんなヤクザまがいの脅迫を私が受け入れれば、自分が一緒に育ってきたこの会社も屈することになってしまいます。それは到底受け入れることができませんでした。
会社には「既に辞めた人間のことは関知しない」とだけ回答してくれとお願いしました。
いろんなご意見があるかとは思いますが
会社を巻き込まず、自分の言論を守るためにはこうするよりほか仕方ありませんでした。
もう部下の成長が見れないこと、「次も担当お願いね」と微笑みながらおっしゃっていただいたご遺族にお会いできないことは、断腸の思いです。
このへんの心情は改めて書き記します。
誹謗中傷ってなに?
今回佐久間氏は、互助会に関する記事全体を問題視しているようです。
私の記事を、誹謗中傷だと言います。
(ちなみに、このブログをお読みになればお分かりいただけると思いますが、互助会の記事は全体の1割くらいだと思います。また専業葬儀社やJAに対しても、問題点がある場合は同様に批判しています。)
私の記述を誹謗中傷だと本気で信じているなら、作家で発言媒体もお持ちなのだから、なぜ言論で反論しないのですか?
それは、誹謗中傷には当たらないと分かっているからでしょう。
仮に発信者情報開示請求をかけたとしても通らなかったでしょう。
だから圧力をかけて記事を潰そうと考えた。
いやしくも佐久間氏は作家を名乗っているのです。
本来言論を最も重んじる立場の人です。
自分が何をやったのか分かっているのですか?
彼の言う「誹謗中傷」が具体的に何を指すのか、お聞きしたい。
誹謗中傷とは「根拠ない悪口をいい、相手を傷つけること」です。
まさか自分たちに対する批判は全て誹謗中傷だと思っているのですか?
それとも誹謗中傷だと騒げば、相手が黙ると思ったのですか?
互助会問わず葬儀業界は、問題なんて山積みのはずです。
業界全体でその問題を共有することは、誹謗中傷なのですか?
佐久間氏の考え方
今回の一連の言動には、佐久間氏の歪んだ考え方が出ていると思います。
親から家業を受け継いたボンボンが、従業員のことを、親から譲り受けた会社の所有物とみなすのはよくある話です。
弊社の黒木取締役が証拠を見つけ、ロックオンしています。彼の過去の互助会への誹謗中傷ブログもすべてプリントアウト&魚拓で記録しています。
本来なら経営を担うべき取締役に、私の記事に張りつかせて、なんかあったら御注進させる、これがひどいことだとは思わないのです。
社長に言いつければ、社員なら言うこと聞いて黙るだろうという発想も根っこは同じです。
佐久間氏に限らず、互助会の二代目にはこういう人が多い印象です。
ところで、現在(2025年3月29日)
「社長さんにお手紙を書かせていただく」
という記述をこっそり削除していますが、これはどういうことでしょうか?
圧力をかけたことを隠そうとしたのですか?
あなたの卑怯さがよく出ていると思います。
もう手遅れですけどね。

↓

ペンネームで活動する理由
また佐久間氏は私がペンネームで活動していることを批判していますが、その理由を説明しましょう。
あなたのように不当な圧力をかけてくる輩がいるから、ペンネームなんです。
ブログで活動する前に、実名で会社の業務として情報を発信していたときも、同業者を名乗る奴から不快な電凸を受けたことが数回あります。そういう腐った体質がこの業界にはまだ残っています。
今回の件で、佐久間氏自身がそういった原因の一端となる謀略を張り巡らせておきながら、よくもまぁ批判できたなと思います。
最後に
親から引き継いだ互助会の経営基盤を守るだけに汲々とし、時代遅れのシステムにしがみつこうとする。気に入らない意見は、圧力をかけて潰す。
こんな議論すら許されない業界に未来はないでしょう。
佐久間氏の性格がもう直るとは思っていません。
この30年間、業界を正しくすることを目指してきたのに、また昔に引き戻されてしまった徒労感を感じます。ただギリギリのところで、筋は通せたのだと信じたいです。
私のささやかな行動によって、
今後誰かを追い込むことをためらうようになってくれるのであれば、辞職は無駄ではなかったと言えるでしょう。
お疲れ様でした
互助会会社の一級葬祭ディレクターとして、本ブログの指摘は、「確かに改善しないとなぁ」と思うものから「いやいや、そんなことないですよ!」と思うものまで意見は違えど同じ業界で頑張るという同志として楽しく拝見していました 今回のことはとても残念です ご心痛は大変なものであるとご拝察いたします
今後の発信活動も応援しております
ヤマ様、コメントありがとうございます!
>意見は違えど同じ業界で頑張るという同志として
ありがとうございます。私も全く同じ気持ちです。
いつもXやブログを拝見させてもらっています。佐久間氏のブログ、少し読ませてもらいましたが結構ヤバい人ですね。彼はかなりのナルシストでプライドが高く、サイコパスな人物かと察します。
30年間勤められた会社を退職されるのは、大きな決断だったことと思います。これからも業界のさまざまな側面について、自由に情報発信されることを期待しております。今後の更なるご活躍をお祈りし、応援いたします!
マメちゃん 様
コメントありがとうございます。
>応援いたします!
はい、がんばります!
本当になんともやるせなく残念な限りです。年齢とともに先達が引退していくというのであればまだ受け入れざるを得ませんが…
はる さん
長くお付き合いいただいてありがとうございます。
我々がかつてやってきた自由な情報発信が、できなくなる世界だけは防ぎたいですね。