火葬場は7日~10日待ちという話はデマです
「火葬場は7日~10日間待たないと使えない」
というデマが最近広まっているようなので
というデマが最近広まっているようなので
警告の為に今回の記事を書きました。
繰り返しますがこれはデマです。
事実ではありません。
事実ではありません。
火葬場の実態
全国をリサーチしたわけではありませんが
東京圏の場合は3日もすれば普通に火葬場が使えます。
葬儀をせず火葬だけであれば、昨日12時に亡くなった方を今日14時に火葬する
というケースも珍しくありません。
もちろん年末年始にかけて1週間待ちということは、ないわけではありませんが
レアケースです。
人口比で火葬場が少ない地方都市の場合は
2,3日より少し伸びることがあるかも知れませんが
7日~10日間ということはないでしょう。
そもそも7日~10日間待ちが常態化していれば
エンバーミング(遺体保全処置技術)が爆発的に普及しているはずです。
エンバーミング(遺体保全処置技術)が爆発的に普及しているはずです。
(現状の普及率は約2%)
もちろん死亡人口の増加と火葬場新設のハードルの高さ(≒建設反対運動)によって
火葬待ち日数は長期化していくでしょう。
しかし死亡人口の年間増加率は1%前後なので急激な長期化は起きません。
私がこのデマを初めて耳にしたのは
約1年半ほど前、あるテレビ局の方から取材を受けたときです。
そのテレビ局の方も知合いから「1週間待たされた」と聞かされたことがきっかけで
取材を始めたようです。
そして先日このブログのコメント欄に
一部医療関係者の間で「火葬場を使うまで7日~10日間待ち」
といううわさが流れているという話をいただきました。
この段階では
一部でそんなデマが定着しちゃってんのか
くらいの認識でした。
しかし偶然ですが
昨日近所のケーキ屋さんのおばさんに同じことを言われたために
これは予想以上にマズイことになっているのではないか、
と思いこの記事を書き記すことにしたのです。
(余談ですが別に私がケーキ屋さんの常連というわけではなく
御遺族との雑談から故人の行きつけだった近所のケーキ屋さんを知る
→御霊前に供えようとそのケーキ屋さんにケーキを買いに行く
→領収書を書いてもらったら
「ああ、あそこの葬儀屋さん?実はうちの親戚がね、~」という流れ)
デマが拡散した原因
コメント欄でのやりとりでは
①エンゼルケア等の死亡直後の遺体処置でイニシアチブを取りたい葬儀社が
過剰に遺体安置長期化のデマを流布しているのではないか、
という話でした。
(伝染病がちょっと流行ると、
研究費ほしさにパンデミックをあおる専門家と同じ構造ですね)
研究費ほしさにパンデミックをあおる専門家と同じ構造ですね)
そしてさらに
他の原因も考えてみました。
②火葬炉ではなく(人気の高い)火葬場併設の式場の待ち期間が長いという話と
混同されて広まっている
③年末年始待たされたという話が、一般化されて広まっている
④人手のやりくりが厳しくなった一部の悪質な葬儀屋が
火葬場のせいにして、葬儀施行日程を調整している
(正直、一部の葬儀コメンテーターが言いそうな反証の難しい中傷発言は控えたいのですが
実際に経験したので)
⑤さらに話が広まる途中で数字が盛られていく、というお決まりの現象
⑥一部の反原発派のデマ
フクシマの件で、死亡人口が実は激増していて、政府はそれを隠している!
という陰謀説好きの連中がいるらしく
(http://megalodon.jp/2013-1211-1141-03/ameblo.jp/sekainosyoutai/entry-11727039734.html)
(http://megalodon.jp/2013-1211-1141-03/ameblo.jp/sekainosyoutai/entry-11727039734.html)
彼らがネットで撒き散らかしてるのでは?
以上のような複数の要因で
デマが広まっているのでは?
と考えています。
消費者の方は鵜呑みにしないように
お願いいたします。
色々と調べると、ネタ元は「NHK クローズアップ現代」の様です。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3283_all.html
この放送を見た人達(NHKなので高齢者が視聴している)が不安になった様です。
これに、尾ひれが付いて肥大化した可能性があります。
以前読んだフゥーネルビジネスでは
東京の公営の火葬場はお値打ちで
その為、数日待つ場合がある!
※但し、霊安室の使用料を含めると
民営火葬場を使用するのとさして変わらない。
みたいな記事を読んだ記憶があります。
多少曖昧ですが;^_^A
物理教師様の記事も元々は
そう言う事情があるのかな?
と地方在住の自分は思ったりもします。
ウチの地域で日が延びる一番の原因は
お寺様が法要の予定の為 都合がつかない
と言うものです。
後は親族が単身赴任や出張などですが
コレはそんなに多くはないですね。
火葬場については
まず1コマは空いているので
そこに都合が合わない限りは
最短の日にちで施行してます。
日が延びる=親族の負担が増える
ので、あまり先延ばしをする業者さんは
ないと思いたいですね。
1.4.6は吐き気がしますね~。
1ならこの業界は本当に一回浄化されたほうがいいです。4はもうちょっと頑張らんかい!
6はそろそろデマなどへの法整備をしましょうよ…。
そういえば本日霊柩車の中でインターネットはいけないねぇと(60代女性)仰ってましたね。
色々と放射線状に各方面に散らばってる情報達が収束できない社会になってきたのをつくづく感じます。
prof様
>ネタ元は「NHK クローズアップ現代」の様です
はい、これ見ました。
http://kangaerusougiyasan.com/archives/1800840.html
時計塔様、
>東京の公営の火葬場はお値打ちで その為、数日待つ場合がある!
東京の公営斎場は古かったり立地が悪かったりで
それほど魅力が無いんですよね。
profさんのご指摘通り、阪神間で稼業を営む者として、
一昨年のクロ現「お葬式が出せない どうする“葬送の場”」は、
衝撃でした。
確かに、じっくり観れば、相模原市の母親を亡くされた方は、
某宗教団体の独特の友人葬を、火葬場併設の式場でするために、
長期の自宅での遺体安置を、余儀なくされていることが分かるのですが、
しかし、それでも、この番組によって、関東は葬儀までの時間が
長いのだという印象は持たされました。
その後、昨年のサンデー毎日に、『オリンピックイヤーのタブー
団塊世代のピーク170万人「大量死」時代が始まった!!』てな
特集が組まれてたりし、どちらも、火葬場建設に絡む火葬研の
武田至氏のインタビューがあったもんで、ハコモノ業者が流した
一種の啓発だろうとも思ったのですが、それにしてもメディアの盛り方が、
特盛り状態で、ハコモノ業者以外の、例えば、エンバーミング等の
事業者にとっても、このデマは美味しいもんで、拡がった気がします。
そ、ワシの業界においても、葬儀は最優先にしなければならん仕事ですが、
しかし、当たり前ですが、突然、発生し、しかもタイトな時間内で、
スケジュール調整せねばならんわけで、デマだったのでしょうが、
正直、伝え聞く関東の状態を羨ましく思ったことは事実です。
で、地方によれば、「寺の都合で、日が延びる」って話ですが、
実に裏山Cです。
都合などを口走れば、これ幸いと、葬儀屋御用達の寺院に
チェンジされちゃうのが、ワシら地域の傾向です(+_+)
そ、IFFJのめがねっ娘のディーピカーちゃまの作品、
「若さは向こう見す(原題Yeh Jawani Hai Deewani)」
このままでは観れん気がしてまつ。
uhodoji様
>このままでは観れん気がしてまつ。
国内でインド映画上映の機会が増えているのは好ましい限りですが
ダンスシーンが好きな私としてはもうちょっとストーリーをコンパクトにできんもんかと・・・
「若さは向こう見す(原題Yeh Jawani Hai Deewani)」
なんとか観ることができました。
確かに、冗長と言えば、その通りでした。
uhodoji様
ディーピカはデビュー作オームシャンティオームが一種の奇蹟みたいなものだったので
あれを越えるのは大変そうですね。