日本農業新聞の記事から葬儀のお花の話

先日こんな記事がアップされていました。

 日本農業新聞 仏花 新たな用途探る

 

ちゃんとしたデータがあるのか不明ですが
日本のお花の流通量のうち、葬儀で消費される分ってかなりの比率じゃないでしょうか。
花4
これまでのお花絡みのトレンドを振り返ってみると
約20年くらい前までは
白木の祭壇+菊の供花
供花・・・祭壇の両側に供える花。弔意を表すために親族や参列者が供えることも多い)
が一般的だったと思います。
それが
菊の供花→洋花の供花
にシフトしていったことで、流通する花材の種類に変化があったと思います。
次に葬儀の小規模化が起こり始めて、花屋さんにとって痛い話だったはずですが同時に
白木祭壇→花祭壇
のトレンドに移ったことによって、花材の消費量の低下に若干の歯止めができ
しのぐことができたと思います。
ただ葬儀単価の下落にともない花祭壇の単価も低下し始めているはずなので
さてこの先どうする?という話だと思います。
輸入物も幅を利かせているはずですし。

 

上記の記事だと結婚式に・・・という話ですが
葬儀以上に縮小市場だと思うのであまり効果的とは思えません。

 

日比谷花壇さんは花屋さん側から葬儀施行側に打って出て
うまく相乗効果をあげているようなのでこの辺りに活路を見出すしかないのでしょうか。
とはいえ生産と流通と販売はまた役割が違うんでしょうし、うーん難しいですね。




10件のコメント

はじめまして!すごい内容ですねぇ。共感できる記事ばかりでビックリしました。いつかお会いしてお話ししてみたいです。一言いわせてもらえば先日私の社長の写真がアップされておりまして、非常にお恥ずかしい限りです…。どんどんタブーなところにも切り込んでいって情報発信して下さい!応援します!

終活社員様、コメントありがとうございます!
またお立ち寄りくださいませ。

私の勤務先でも2年ほど前からでしょうか、「家族葬のため」会社関係者の参列・供花・電報等を断るケースがほとんどになっています。続柄にもよりますが、これで1~3対の供花の需要が無くなります。
話はそれますが、実際のところ「家族葬」というのは建前で、大半は会社関係者をシャットアウトする口実だと思っています。

はっちゃん 様
>会社関係者の参列・供花・電報等を断るケースがほとんど
ほとんど、ですか。社縁も希薄になってますね。

現場作業者などは、話したこともない課長等に参列してもらっても、気を遣うだけでしょう。
別居で孫の勤務先など知りもしなかった、祖母の葬儀だったりすればなおさらです。
「家族葬」という、良い口実を見つけた感じがあります。
ただ、私の勤務先は親子・兄弟で就職されている方も多いのですが、OBが亡くなった際に参列を断られるのは寂しいものがあります。
そうは言っても自分の葬儀には、会社関係はお断りしたいと思ってますが(笑)

はっちゃん 様
>OBが亡くなった際に参列を断られるのは寂しいものがあります
確かにこれありますよね。

花卉は燃料や電気代が嵩む上に手間がかかり、規格外も多くて「儲からない」と
25年ほど前に付き合っていた「日本農協新聞の女子記者」が言っていました。

来月の統一地方選が終わると、「各地で蜂起が始まります」。
ただし、BPOの判断にも注意が必要です。
http://www.bpo.gr.jp/?p=7970&meta_key=2014#h_01

BPOはマスコミの倫理部分であり「知識人」なのですが。
この中で、「匿名、顔出しNG」で取材をしても公益性や社会的問題性、
報道の自由を考えると「顔出し等はOK」的な発言。
また、取材をして「顔出しをしたテレビ局の言い訳が、忙しかった」ので。

今後、住民と議員による「反対運動激化」が始まり、マスコミは「葬儀業者が悪」との
スタンスと前提で取材を進め、番組構成と進行をして来ます。
そして、「名前と顔は隠すから」と言って来ますが信用は出来ません。
書面で確約をとるべきです。

prof様
>書面で確約をとるべきです。
そうですよね。一度流されてしまうと取り返しつかないですよね。

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