祭壇(葬儀費用の抑え方)




葬儀費用の項目について(基本編)の続きです。

祭壇費用の説明です。

通常葬儀屋さんは祭壇と棺に高い利益を乗せようとします。
なぜなら料理やお返し物と違って、
祭壇と棺は消費者が価格予想しづらいからです。

良く「使い回しの祭壇で高い料金を取って」という批判があります。
この批判を行う気持ちは分かりますが、やや的外れな気がします。
なぜなら祭壇費用という名目でありながら、実際は祭壇費用よりも人件費が占める割合が大きいからです。

では、葬儀社側としては誤解を避け、透明性を高めるために祭壇のレンタル部分と人件費を分離してみたらどうでしょうか?

一理あります。

しかしホテルを例に挙げると部屋代とスタッフの人件費を分けて表示はしていないですね。
ホテルによっては宿泊料金の10%ほどをサービス料として取るところはありますけど、これはかえって不透明な印象を与えているのではないでしょうか。
どう考えてもサービス料だけでホテルの人件費がまかなえるとは思えないですからね。
つまりホテル業界も人件費を明確にはしていないわけです。

ただ、葬儀業界はホテル業界ほど信用が無い分、信用を得るためにあえてやるっていう考えもあると思います。

実際に祭壇と人件費を分離させた料金体系を取り入れた葬儀社を知っています。
しかし、しばらくしてやめちゃいましたね。
きっとうまくいかなかったのでしょう。

おそらくちゃんと原価計算して人件費を表示すると、消費者の方は人件費の部分を割高だと感じてしまうからではないでしょうか?

なにしろ葬儀屋は儲けていると思われがちですから。
(参照:死体の経済学 葬儀は高いという問題と葬儀屋は嫌われるという問題を深く考えてみる

いずれにしろ、祭壇費用に批判が集まりつつある現状を考えると、そのうち祭壇で大きく利益を上げるというビジネスモデルはダメになると思います。

祭壇は大きく分けて木でできた祭壇と、花でできた祭壇の2種類があります。
画像のイメージがわかない方は、YahooもしくはGoogleを使って「白木祭壇」もしくは「花祭壇」で画像検索してみてください。
(地域によっては青竹でできたものとか、最近はモダンタイプでファイバーぽい素材のものもあるようです)

このブログを読んでいる消費者の方、つまりインターネットを使う方は価格感度が高いですから、
木でできた祭壇を選択する場合は、とりあえず一番安いものを選ばれる方も多いんではないでしょうか。
いま最安値は20万円くらいですかね。

それから花祭壇を選ぶ場合は、まずホームページに花祭壇の写真を載せている葬儀社を探しましょう

ホームページを持ってない、祭壇の写真を載せてない、というような最低限の情報公開を行っていない葬儀社に依頼するのはやめてください。
(余談ですが、たまに花祭壇の作り手である花屋さんが過剰に自己主張した祭壇があります。菊のラインがうねっているような。あまり趣味が合わなければその葬儀社もやめておいた方がよいでしょう)

そしてその葬儀社に電話して
・サンプル画像はたくさん(せめて一価格帯につき10枚)あるか
・デザインは希望の形にできるか
・季節が合えば希望の花材を使ってもらえるか
・花の祭壇のサイズはどれくらいか(特に横幅)
を聞きましょう。

どの従業員に聞いても同じ回答が返ってくるならその葬儀社は信用できます。

最低価格は花祭壇らしい(棺の周りに供花を数基置くような簡易形は除いて)形状なら30万~でしょうか?
ただこの価格帯だとデザインや花材の指定が難しい場合があります。

 それから各葬儀社の、祭壇費用に含まれているセット項目を細かく分析して祭壇費用を比較検討している消費者の方がたまにいます。
価格感度が高くて、分析が得意、葬儀社に対して疑心暗鬼になられているタイプですね。
私も他社のカタログ構成を分析するときにやるのですが、結構手間と時間がかかります。
一般の消費者の方は葬儀費用の総額を計算する方法が、時間と情報が制限された状況では、有効だと思います。











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