棺(葬儀費用の抑え方)

その葬儀社の葬儀費用が適正価格かどうかを、棺で見分けるテクニックがあります。

まずは葬儀屋さんが使う方法の説明から。

その葬儀社の全体の価格設定がどの程度の物か(適正な利益率か、ぼったくりか)を判断する場合、私は棺の利益率を見ます。
本来、祭壇と並んで葬儀屋が一番利益を乗せてくるのが棺です。その棺の利益率を押さえている葬儀社は、他の費用項目の利益率も、適正と考えていいでしょう。

棺は購入頻度が高く、急に納品が必要となるケースも多いので、その葬儀社の地元にできるだけ近い棺販売会社(メーカーが運営しているところも多い)から購入することが多いようです。
そのため取引する棺販売会社がある程度限定されるので、A葬儀社とB葬儀社で全く同じ型の棺を使っている、というケースが良くあります。
特に特殊な棺(光沢のある布を貼っているとか、再生段ボールを使っているとか)の場合ほど棺の種類は限定できます。
棺の種類が分かればその棺の納入価格が分かります。あとはその葬儀社の棺の売値を分析すれば、その葬儀社がどれだけ利益を乗せているか分かります。

棺の利益率が分かればその葬儀社の利益率に対する考え方がわかる、という仕組みです。

しかし、当然のことながら葬儀屋さん以外の方、つまり一般の消費者の方にとって、棺の識別や納入価格を知ることは難しいと思います。

そこで次は一般の消費者の方向けの方法です。

そこそこ確実で一番簡単な方法は、一番安い棺の価格を各葬儀社ごとに比較する方法でしょう。

「安価な棺をラインナップに入れている葬儀社は、棺に適正な利益率の値付けをしている」相関関係があります。
儲けどころの棺で大きく稼ぎたい葬儀社は、最初から利益の薄い安価な棺をカタログのラインナップに入れませんから。
(絶対とまでは言えないのですが)
先ほど述べたように棺に適正な利益率の値付けをしている葬儀社は、他の費用項目の利益率も適正と考えていいと思います。
よって安価な棺をラインナップに入れている葬儀社は他の葬儀費用項目の利益率も、適正と考えていい
という三段論法が成り立ちます。

都内だと3万円くらいが安価な棺と言えるのではないでしょうか。
ただし当然のことながら、安いだけで質が悪い葬儀社である可能性は十分にあるので注意してください。
とりあえず葬儀費用は安ければいいという方には有効な方法です。

それからセット価格にされてしまうと、棺の単価が分からなってしまうのでこの見分け方は使えません。