Yelpは葬儀業界の救世主になれるか、という話です。
Yelpとはグローバルに展開するローカルコミュニティサイト。(って言い方は矛盾してますけど)
 野口悠紀雄氏が採り上げていらっしゃったのでその存在を知りました。
  
ざっくり言うとぐるなびや食べログなどのレビューの対象をあらゆる分野に広げたサービス
 と理解しました。
 ここの紹介記事がよくまとまっていると思います。

 これまで何度も葬儀業界の問題点を指摘してきました。
 そのうちの一つ
  葬儀業界と葬式仏教界の競争原理の違い 1/2
 という記事の中で
 情報の非対称性による逆選抜を防ぐための評価システムがあればいいのに
 ということを述べています。
 分かりやすく言い替えると、
 公正な評価の仕組みがあれば消費者は良い葬儀屋さんを選べるのに
 ということです。
 これまでなんちゃって葬儀社評価サイトはいくつかありましたが
 アフィリエイト目的か、裏で葬儀社が操っているインチキサイトばかりでした。
 (参考記事: 久しぶりに、やらかしているサイトを発見)
  
 この惨状をもしかしたらYelpが変えてくれるかも、と淡い期待を寄せています。
  
 Yelpでは葬儀社もレビューの対象になっています。
 たしかに多くの葬儀社がローカルビジネスなので
 葬祭業との親和性は高いと言えるでしょう。
 アメリカではこんな感じ
  
 日本ではこんな感じです。
  
 このレビューの仕組みのポイントは
 レビューアーの信頼性をどう担保するかという点です。
 ぐるなびや食べログがそうであるように自作自演が横行しているのが現状です。
 アマゾンのレビューは
 本当にその商品を購入したレビューアーを識別できるように改善が加えられましたが
 まだ不十分です。
  
 日本版Yelpの葬儀社レビューを見る限り、正直コメントが自作自演ぽい・・・
 葬儀屋さん自身がITサービスに詳しいわけがないので(すごい決めつけだ(^_^))
 もしかしたらSEO系コンサルタント会社のスタッフが
 コメントを書込んでいるのかもしれません。
 そういったわけでYelpも現状信頼できるとは言い難いレベルです。
  
 とは言え、Yelpはいかにレビューアーの信頼性を持たせるシステムを構築するかに
 日々熱心なようなので、今後に期待したいのです。
  
 成功するかどうかは分かりませんが
 同様のサービスの中ではもっとも理想に近いところにいると思うので・・・
  
 がんばってくれ Yelp!




 
 









レビューがステマの臭いがします。
かかし 様
確かにそうなんですが
このサイトにステマしようって思った人は
先見の明があるかも。