法事法要のコツを葬儀屋さんがくわしく教えます。




法事法要とは何か

ではまず最初に法事法要とは一体何なのでしょうか。
ざっくり言うとお葬式が終わってから以降定期的に行われる小規模な宗教儀式です。

法とは仏教の教えをさすので法事とはもともと仏教で行われる行事のことをさせていました。
法要とは現在では亡くなった人の追善供養(追善回向とも言う)のことを指します。
しかし現在では法事も法要も同じ意味で使われています。そのため法事と法要を区別する必要はありません。

法事法要はなぜ行うのか?

儀式的には亡くなった人を供養(死者の冥福を祈ること)のためにおこないます。

この記事(カトリック信者は自宅に仏壇と神棚を飾ってもよい理由 )でも書きましたが
日本人は先祖供養が大好きです。
日本人は仏教徒ではなくて先祖供養お経を信仰しているという人もいるくらいです。
そんな日本人にとって先祖を供養するための法事法要というのは本能的心情的に欠かせないものではないでしょうか。

本来なら毎日お仏壇に手を合わせて先祖のことを考えるという行為が信仰だと思うのですが、そもそも住宅事情で仏壇を自宅に置けない人も多いでしょう。
そんな状況で定期的に親族が亡くなった人のために集まって先祖に感謝の気持ちを捧げる宗教儀式を行うというのは、特別な素晴らしい習慣だと思います。

地方によっては法事のたびに卒塔婆(長さ1 メール ほどの木の札に故人の名前を書いたもの)を作り、墓に立てる地域もあります。
これは塔婆供養と呼ばれています。

法事法要はいつおこなうのか?

初七日・・・
本来は亡くなってから一週間後にとりおこなわれる法事でした。
しかし現在は遺族親族が集まった機会を利用してお葬式の当日に行われることが多いです。
通常はお葬式が終わって火葬された後とりおこないます。
しかし都市部ではさらに簡略化されてお葬式の最中にとりおこなわれる機会も増えてきました。

二七日(ふたなのか) 三七日(みなのか)四七日(よなのか)五七日(ごなのか)六七日(ろくなのか)・・・
その中の一週間後に行われるのが二七日(ふたなのか) さらにその一週間後に行われるのが二七日(ふたなのか) です。
このように7の倍数で法事が行われていき最終的に四十九日まで行われるというのが従来の風習でした。
地方ではまだ二七日(ふたなのか)から六七日(ろくなのか)まで 行われることがあるようですが、都市部で行われるのは稀です 。

四十九日・・・
亡くなった日から四十九日目を目安に行います。原則的前倒しの日程で行うぶんには良いが遅れて行うのはいけないとされています 。実際は親戚みんなが集まりやすいという理由で四十九日の前の祝祭日に行うことが多いです。お墓を持ってる人はこのタイミングで納骨(遺骨をお墓に納める)ことが多いです。そのため他の法事と比べてちょっと特別です。

初七日~四十九日法要までは、大切な人が亡くなったことを段階的に受け入れるという機能があると思います。
大切な人に急に亡くなった場合、お葬式の段階ではまだ現実感がわかないこともあるでしょう。七日毎に法事を行うことで、徐々に現実を受け入れていったのではないでしょうか。
七日毎にお坊さんや親族やご近所がが喪家宅を訪問するしくみは、カウンセリングの役割もあり、グリーフワーク的に機能していたと私は考えています。

地方によっては五七日(ごなのか、35日目)を四十九日と同様に扱う地方もあるそうです

百ヶ日・・・
亡くなってから約100日目に行われる法事です。
最近はとりおこなうことは珍しくなりました。
ただお墓のない人が49日までにお墓を見つけて墓石を用意したり名前を掘ったりするのはほぼ不可能なため、百箇日法要に合わせてお墓の建立と納骨を行うということがあります。

初盆・・・亡くなってから初めて迎えるお盆のことを初盆と言います。
原則的に浄土真宗は行わないようです。
自宅に先祖が帰ってくると言われており、きゅうりで作ったうまやなしで作った牛などのお供えをします。
都市部ではただお飾りをするだけのことが多いです。
地方ではお墓参りのついでに火を灯しそれを自宅まで持って帰ってくるという「迎え火」ということを行います。
またお坊さんを自宅に呼んでお経をあげてもらうことも多いです。

一周忌・・・
亡くなった翌年の命日を基準に行われることが多いです。
実際はみんなが集まりやすいように命日の前の祝祭日にとりおこなうことが多いです。
三回忌・・・
一周忌の翌年の命日を基準に行われることが多いです。
間違いやすいのですが、亡くなってから1年経って行われるのが一周忌なら、2年目に行われるのは二週忌のはずなのですが、三回忌と呼ばれます。
更にややこしくて恐縮なのですが神道の場合、亡くなってから1年後に行われるのが1年祭、翌年は何も行われず3年経って 3年祭を行うケースが多いので、間違えないようにしてください。

その後以下のように続きます
七回忌法要
十三回忌法要
十七回忌法要
二十五回忌法要
三十三回忌法要
五十回忌法要
百回忌法要
(地域によって二十三回忌、二十七回忌、三十五回忌、三十七回忌を行うところもあります。)

49日までを七仏事と言い、これに百か日、一周忌、三回忌を加えたもの十仏事と言います。
これは中国で生まれた概念で(中国は先祖供養を重視する儒教がさかんで、仏教がその影響を受けたためと言われています。)日本に伝わり、七回忌法要・十三回忌法要・三十三回忌法要が加わって十三仏事、さらに十七回忌法要・二十五回忌法要を加えて十五仏事ということがあります。
まぁ、昔から日本人は法事をたくさんしたがったのでしょうね。

お葬式が簡略化されている都市部でも三回忌までは行うのが普通です。
七回忌以降はその地方の習慣によると言えるでしょう。

ちなみに私の実家の方では百回忌法要を行いました。
当然参加している人は亡くなった人と一度も面識はありません。
それでもご先祖様がいたから今の自分たちがあるという思想に基づく先祖供養の精神を、私は美しいと思います。

法事法要の準備としてすべきこと

四十九日法要の場合

亡くなった日から計算して四十九日が大体どの辺りになるか見当をつける。
例えば1月1日に亡くなったとすれば49日の法要は2月の中旬頃になります。

お寺の都合を確認する

菩提寺がある人の場合(菩提寺ってなに?という方はこの記事 実際に両親を見送って分かった身内が亡くなったらすぐにやるべき3つのポイント 2お墓編 を参考にしてください)
親戚が集まりやすいというわけで祝祭日にとりおこなわれることが多いと申し上げました。
しかし当然他の不幸事があった御喪家も そのように考えるので、法事の依頼がたくさん入り祝祭日はどうしてもお坊さんのスケジュールが過密になります。
日程を決めたら早めにお寺のスケジュールを押さえておきましょう。

菩提寺がない人の場合

お墓もなく菩提寺もいないので、お葬式のときは、葬儀屋さんに紹介してもらったお坊さんにお経をあげてもらったという方もいらっしゃるでしょう。
そのお坊さんをすごく気に入ってどうしても法事の時に呼びたいと言うのであれば、その坊さんのスケジュールを優先すると良いでしょう。
それほどでもない場合は次に記したように親族の日程を優先すると良いでしょう。

法事法要の場所を決める

法事はお墓参りと一緒に行われることが多いです 。
そのため立地的にお墓に近いスペースには法事のし企業の需要があり、いくつか選択肢が存在します。
先ほど述べたように四十九日法要は納骨と同じタイミングで行われることが多いです。そのため

法事の場所の選択肢とメリットデメリット書いてみました。
お寺の本堂 お寺の敷地内に墓地を持っている場合
○本堂は荘厳な雰囲気で宗教儀式を行っているという実感がわく。
○境内のお墓に納骨するのであれば移動の手間がかからない
×空調の効きが悪いので夏暑くて冬寒い
×霊前にお供えする供物を用意したりするのが面倒

霊園の敷地内にある法事スペース
○敷地内のお墓に納骨するのであれば移動の手間がかからない
×祝祭日に集中して利用されるので混雑することも。使用時間帯が決まっていたり自分の番を待たなければいけない時がある

霊園の近くにある石屋さんが持っている法事スペース
○お花の準備やらセッティングなど全てお任せできる
×大きな霊園の近くにしかないことが多い

墓の近くにある料理屋さんが持っている法事スペース
○ そこの料理を食べるので場所代を取られるケースが少ない
×大きな霊園の近くにしかないことが多い

葬儀屋さんが持っている葬儀式場
○お葬式の時に使ったところなら遺族も場所を知ってるので集合しやすい
○料理も手配してもらえる
×お墓の近くにないことが多いのでバスなどを手配してもらって移動する必要がある

実際上記の全ての選択肢から選べるケースは稀です。
お墓を持っている場合は 墓地の管理者に相談する
お墓を持っていない場合は葬儀屋さんに相談する
という方法が一番効率がいいと思います

法事法要にだれをよぶか決める

先ほど述べたように初七日の場合はお葬式の当日に行われることが多いので、火葬場に行くメンバー、つまり遺族親族が参加します
四十九日の法事も納骨と重なることが多いので、お葬式の時のメンバー全員と行かなくても、兄弟、子どもとその家族くらいまでが集まることが多いようです。
一周忌以降はいわゆる家族のみで行われることが都市部では多いです。
ただ親戚に全く知らせないというのも、もし参加したい人がいるといけないので、法事をすることだけは伝えて「お越しいただくのも申し訳ないので今度の法事は家族だけで行いたい」旨を伝えるといいでしょう。
七回忌以降は省略する方もいますが、ご家族だけでもとりおこなってはいかがでしょうか。

参加者(おもに親戚)に日程を伝える

結婚式のように案内状を作成することも、法事の場合可能です。
しかし平均的には親族が20~30人位でしょうし、お葬式には参列するが法事にはちょっと体力的に厳しいという高齢な方もいらっしゃるでしょう。
そうなると参列者はかなり減ります。
そのためわざわざ案内状を送るというより最近は電話で出欠確認を取る人が多いようです。

私が過去経験したケースでは段取りの良い喪主で、お葬式の最後の会食の席でお寺さんと相談して日程を決めてしまい、食事中の親戚にその日取りを伝えるという方もいらっしゃいました。

墓地墓石の準備

墓地を持ってる人の場合、墓石の準備をしなければなりません。
公営墓地の場合は石屋さんの指定はありませんが、それ以外の場合は指定の石屋さんがあるはずなのでその石屋さんに連絡を取ってください。
「石屋」さんとは言うものの、その墓地の運営管理を任されているケースが多いので、法事全般の段取りも相談に乗ってくれるはずです。

そのときに決めるべきこと、聞いておくべきことは下記の通りです

  • 納骨の日時はいつなのか
  • 新しく墓石を作るのかそれとも既存の物に名前を彫るのか、またその費用はいくらくらいなのか
  • 謝礼は必要なのか。

墓地の下にはカロートと呼ばれる地下室がありそこに遺骨を納めて保管します。
このカロートの入り口を開けるのが石屋さんであることが多く、そこで費用が発生することもあります。

位牌を用意する

お葬式の時には、お坊さんに白い木でできた位牌に戒名を書いて(もしくは戒名を書いた紙を貼って)もらったはずです。
この白木のお位牌は、通常四十九日までしか使いません。
四十九日までに新しく黒塗りの位牌を作成します。

黒塗りの位牌の制作は、近所の仏壇屋さんか葬儀屋さんに相談してみてください。
白木のお位牌も黒塗りの位牌も四十九日の法事際に必要です。
両方法事に持参してください。

お坊さんが、白木のお位牌に納められた魂を黒塗りの位牌に移すというお経を読んでくれるはずです。
法事が終わったら黒塗りの位牌は自宅に持って帰りお仏壇に飾ってください。
白木のお位牌はお寺さんがお焚き上げと言って処分してくれることもありますし、仏壇屋さんが処分してくれることもあります。

料理を手配する

法事が終わった後遺族親族が会食の場をを設けることが多いです。
大きな霊園の近くには法事法要後の食事ができる料理屋さんが営業していることが多いです。
位牌や遺影を、食事をしている他の客の目につかないようにすることができるなら、普通の料理屋さんでも構いません。
カジュアルな関係であればファミリーレストランで済ます方もいるようです。

お花を手配する

例えばお寺の本堂でお経をあげてその後お墓参りをする場合、お寺の本堂にお供えするお花と、お墓に供える花束が必要です。
実際は有料でお寺もしくは石屋さんの側で用意することが多いです。
特にお花にこだわりがある場合は自分で用意しましょう。

お返しものを用意する

法事に参列した親戚に渡すお返しもの(結婚式の引き出物みたいなものです)を用意します。
基本的に一人一つというよりは家族単位で一つにすることが多いようです。
金額は地域によりますが3000円前後が相場でしょうか。
事前にデパートで探しておけば無難でしょう。
現地で渡すものなので遠方の方のことを考えて負担にならないようコンパクトで軽い物を選びましょう。
この条件からサクサク系?のお菓子を選ぶ方が多いようです。
お葬式と違って法事は事前に参列者の人数がほぼ確定しますので、いくつ買えばいいか見当がつきやすいでしょう。
それでも念のため1~2個は多めに用意しておきましょう。

御布施を用意する

お坊さんへの御礼、つまり御布施は5万円~3万円ほどです。
強いて言えば菩提寺なら5万円、葬儀屋さんや霊園の紹介なら3万円くらいが相場でしょう。
御布施の袋は、
A ちょっと大きい文房具屋さんで購入する
B Amazonで買う
C 葬儀屋さんにもらう
という方法があります。
AとBは、何度も使うものではないのに、最少ロットが多くなるので、Cがおすすめです。

香典返しを用意する

香典返しとは頂いたお香典の金額の半分に相当する商品を送る習慣です。
これは別に法事の席で渡すものではないのですが、法事が終わった翌日以降に送るという習慣のため、ここに記載しました。
例えば1万円の香典をもらった場合は5000円程度の商品を送ります。
葬儀屋さんと取引のある贈答品屋さんやデパートで購入するのが一般的です。
実際送り先のリストを作成したり一緒につける礼状を作成したり商品を選んだりする時間が必要なので準備期間を2週間ぐらい見ておいた方がいいと思います。

法事法要の流れ

法事の流れ

遺族親族集合
寺院到着
読経開始
焼香開始
読経終了

食事開始
食事終了

四十九日などに納骨を行う場合は ABC のいずれかのタイミングで納骨を行います。
法事の場所・お墓・料理を食べる場所それぞれがそれほど離れていない場合は B のタイミングで行われることが多いです。

法事法要当日喪主は何をすればいいのか?

料理屋に最終的な人数の連絡 (料理屋さんによっては前日の確認をお願いされる場合もあります)

持っていくもの確認
お寺に渡すお布施とその中身の現金
新しく作った仏壇に飾る位牌
遺影
現地で用意していない場合 祭壇や墓前に飾る花
お返しもの
数珠
(四十九日の場合)
白木の位牌
遺骨

香典は包むのか

首都圏では法事にお香典を出す習慣はありません 。地方によって習慣が異なりますので親戚に確認をしておいてください。
香典の表書きは「御仏前」でいいでしょう。
詳しくはこちらのページを参照してください。

法事法要当日喪主がすべきこと


遺族親族集合
参列いただいたことにお礼を申し上げてください。
大まかなスケジュールも伝えるといいでしょう。
食事はどこでするのか 何時くらいに解散か。

寺院到着
お礼を言う
お布施を渡す(本来お経が終わってからお礼とともに渡すのが本来の作法。ただし慣れないことで忘れてしまう人もたまにいるので、心配な人は無礼をわびつつ先に渡すことをお勧めします)
もし畳の部屋で行う場合正座が苦手な人もいるでしょう。足を崩す可能性があることも伝えておくと良いでしょう。

法事の場所で着席
人数が少ないので着席順で迷うことはないと思いますが、もし迷いそうな人がいた場合は場所を指し示し着席を勧めます。
基本的には故人から見て血縁の濃い人から上座に座ります。地方によってはあえて下座に座る場合もあります。

読経開始
焼香開始
焼香の作法はこちらのページを参考にしてください。

読経終了
お坊様にお礼を申し上げます。
法事の場合お坊様が食事に同席するケースは少ないと思います。
料理の席に移動する場合は参加者に促します。


食事開始
喪主もしくは一族の年長者が挨拶をします。
挨拶の内容はこちらを参照してください

食事終了
食事を終えたら解散の挨拶を行なってください。
「本日はお集まりいただきまして本当にありがとうございました。故人も喜んでくれていると思います。本日はお帰りの際、心ばかりの品をご用意いたしましたのでお受け取り下さい。ありがとうございました。お気をつけてお帰りください」

お返しものを渡して
皆さんを見送って法事は終了です。

四十九日の場合
帰宅したら新しく作った位牌(浄土真宗の場合は過去帳)を仏壇に飾ってください。

49日の場合納骨
久しぶりにお墓に行って荒れていたということがないように、法事の前日から一週間くらい前の間に一度お墓を清掃しておきましょう。
忙しい人は、石屋さんに頼めるなら頼んでおきましょう。

法事の挨拶例

主催者である喪主が挨拶するとしたら、食事の前と、食事の終わりの二回です。
ただしこれは絶対喪主というわけではなく、遺族の年長者にお願いしてもよいでしょう。

文例を挙げておきます。

食事前の挨拶文例

本日はお忙しいところ、( 故人名 )の○○忌の法事のために
ご参列いただきまして本当にありがとうございます。
(僧侶同席の場合:また、住職(○○さん)には、ありがたいお経を頂戴しまして、本人もさぞ喜んでいると思います。)
皆様のおかげで、とどこおりなく法事をすませることができました。心からお礼申し上げます。
なお、ささやかではありますが、お食事を用意させていただきました。
故人を偲んで、ご歓談くださいませ。

食事後の締めの挨拶文例

まだまだ皆様のお話をうかがっていたいのですが、そろそろお時間となりました。
( 故人名 )がいなくなって寂しくなりましたが、残されました家族一同助けあっていきたいと思います。
どうか今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます。
これにて終了とさせていただきます。
本日は、ありがとうございました。

この間に故人の思い出を簡単に話しても構いません。
ただしこの場合も3分以上話すと長く感じてしまうので

 

法事法要はいくらかかる?

人数や場所にもよりますがだいたい10万円くらいでしょうか。
内訳は以下の通りです

例として三家族10名程度で行われる場合
お寺へのお布施 3万円から5万円
料理代 3000円×10名
お花代 祭壇用 墓前用
お返しもの 3000円×3
式場使用料(場所を借りる場合)

七回忌以降自宅にお坊さんを呼んでとりおこなう場合はお布施の費用だけが必要です。
後述しますがこの本に書いてある方法を使えばタダです。

法事法要の服装

自宅で行うのであれば、落ち着いた装いの普段着で構いません。
ただ外の式場で行う場合は、お葬式と同じ装いの方が無難です。
このページを参考にしてください。

参列者がすべきこと

案内状の返事
最近は案内状が来ることは珍しくなりました。もし送られてきた場合は出欠の返事を行いましょう、。

香典は包むのか

結論から申し上げますと地域によって異なる、となります。
例えば首都圏では、ほとんど持参される方はいません。
ただ地方では必須というところもあるようです。
その法事が行われる地元の親戚に聞くのが確実です。
もし、その地域に知り合いがいなければ、葬儀屋さんに聞いてみましょう。
大手葬儀社の支店に電話してみてください。
大手なのは、面倒くさがらずに相手をしてくれるから、
支店なのは地元の習慣に詳しいから、という理由です。

それでも分からなければひとまずお香典を準備して持参しましょう。
もしも主が香典を必要ないと言われたらそこで初めて引き下がればいいと思います。

香典の表書きは「御仏前」でいいでしょう。
詳しくはこちらのページを参照してください。
実践的な香典のマナーを葬儀屋さんが教えます | 考える葬儀屋さんのブログ

地方によっては卒塔婆を親族が出すところもあります。そういう習慣の場合は喪主に相談してください。

行けなくなった場合
喪主は料理の準備をしているはずなので出来るだけ早く連絡を行いましょう。前日や当日にキャンセルせざるを得ない場合は、おそらく料理をキャンセルできない場合も多いので、その点も一言詫びておきましょう。

遠方の法事に参列する場合は時間に余裕を持って早めに到着するようにしましょう。確かに郊外にある場合は待つ場所もないという問題もありますが、遅刻して開始時間を遅らせてしまうよりはマシです。

夏場お寺の本堂で行う場合
夏場のお寺の本堂は空調も聞かず非常に熱くなりがちで周囲に自販機のないことが多いです。お年寄りが熱中症になる可能性もあります。行く途中にコンビニでペットボトルの飲み物を購入しておきましょう。

自宅でお盆や法事を行う
自宅でお盆や法事を行う方のために、Amazonで祭壇一式を買ってみました。
自宅で法事やお盆行うとき皆さんはお飾りをどうしていますか。
仏壇のあるご家庭では仏壇に向かって行うことが多いでしょう。
しかし都市部の、特にマンションなどにお住まいの方の場合、自宅に仏壇もなくお坊さんを自宅に招いたり 初盆を行う時どうしたらいいかわからないという声を聞きます。

とはいえ改めて仏具店で仏具を購入すると 何万円、ちょっといいものなら10万円を超えることもあります。

そんなお困りの方のために、葬儀屋さんが良い方法をアドバイスします。
それは Amazon で簡単な仏具と経机を買うという方法です。

買うべきものは
経机(仏具・遺影・位牌・お供え物を置く台)

三具足と言われる仏具です。
三具足とは
・花瓶(花を一輪挿す)
・燭台(ロウソクを立てる)
・香炉(火の付いた線香を立てる))
のことを指します。

以上の商品は Amazon で販売されています。
棺すら販売されているので当然でしょう。

私が購入したのはこちらです。
まず経机
これも高いもの(ある程度高級感のある白木もしくは木のフレームに白い布をかけたもの)なら2~3万円ぐらいします。
また地方のコンビニではロウソクとお線香も扱っていることが多いですが、ついでにAmazonで買っておいても良いでしょう。

私がこの商品を選んだのは
一番安いというわけに加えて
ダンボール製なので軽い
組み立てが簡単
分解して押入れに入れておけば場所をとらない。毎年使える。
不要になったら資源ごみとしてそのまま捨てられる。
簡単な写真台がついていた
からです

次に三具足。
こういうことを言うと仏具屋さんに怒られてしまいますが、瀬戸物が素材であれば素人には良し悪しがわかりません。シンプルで私が購入する時点でこれが一番値段が安かったので購入しました。
既にお鈴を持っている方は、鈴無しのこちらのタイプを購入してください。

これが飾ってみた例です。
位牌に関してはこちらの記事をどうぞ。
花屋さんで一本好きな花を買ってきて花瓶にさしてください。
ロウソクは燭台に、お線香は線香立てにさしてください。
香炉には付属の灰を注いでください。こぼしたときのことを考えて、新聞紙などを下にしいて行いましょう。
湯呑みのようなものは水器と言いますが、これには7分目ほど水を入れてお供えしてください

これに故人が生前好きだったものお供えしても良いでしょう。
また予算があれば近所のお花屋さんで買ってきた花束を花瓶に入れて飾ってください。

仏教の宗派による飾り方の違いについてです。仏像や本尊軸を飾る場合は宗派によって違いがあるのですが、このレベルでは特に気にする必要はありません。

またこちらの記事も参考にしてみてください
自宅で法事を行う場合

尚お盆の場合は確かにお盆のセットも Amazon で売っていますが、近所のスーパーで購入することをお勧めします。理由は値段が安いと言うことと茄子やキュウリなど生鮮品も一緒に販売してくれているからです。

また一番注意すべきは火です 。ろうそくやお線香のそばを離れるときは、必ず火を消すようにしてください。また猫などペットを飼ってる方も十分注意してください。

家庭でできる法事法要

最後におもしろくて役に立つ書籍の紹介です。

家庭でできる法事法要

お坊さん無しで家族だけで法事をしよう!という本。
そのやり方を、冗談なのかというくらい微に入り細に入り解説してくれてます。

法事のコースも
10分、15分、30分、45分、60分とそれぞれ用意されていて
マッサージのよう。

監修はあの橋爪大三郎氏。
この本にどこまで手を入れているのかは不明です。
おそらく仏教解説に間違いがないか確認したくらいだと思われます。
なぜかっていうと、お経や仏教解説以外に
法事の時にみんなで食べる料理レシピ、なんてのまで載ってるから。
またこの料理の写真が、露出を抑えていて画面暗めですごくまずそうなんだ。
線香images

最も秀逸なのは中高生の「難しい年頃」の子供が居た場合、法事を行う際の対処の仕方を
2ページにわたって解説しているところ。

一部を抜粋。

子どもの帰宅が遅れたら……
(中略)
中学生、高校生の場合は、セレモニーがあると知っていて、わざと遅れている(つまり、出席するのを嫌がっている)と考えられますから、連絡もなしに遅れている場合は、帰宅を待たすに、家にいるメンパーだけで始めるべきです。
(中略)
「今日は何時からセレモニーだから、早く帰ってくるんだよ」
とまで言ってしまうと、逆効果です。というのは、こう親に言われて時間どおりに帰ってくると、自分の主体性がないことになるので、自分の主体性を証明するために、わざと遅れて帰ってきたりするからです
(中略)
下の子にはテレビやゲームなどほかのことをやらせず、家族が集まってただ待ちます。「お兄さん/お姉さんも、家族の一員だからちゃんと待った。でも、時間を守らないお兄さん/お姉さんが悪い。いつまでも待つわけにはいかない」という文脈が生まれます。
(中略)
途中から参加した場合は、
「遅かったね」「どこへ行っていたの」
などと余計なことは言わずに、なにごともなかったようにセレモニーを続けます。このことで、「セレモニーのほうが大事」「参加するのが当然」という文脈が生まれます

あの・・・めんどくさいんですが(^^;)
これってとことんマニュアル化することによって、
マニュアル社会に対するアンチテーゼをおこなっているのか・・・

いやそんなわけないな。

とはいえ「セルフ法事によって生活の中に仏教を」取り込もうという発想は非常に良いと思います。
この企画を考えた編集の人に拍手!
ニヤリとしつつも、実用的な本です。











コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください