実際に両親を見送って分かった身内が亡くなったらすぐにやるべき3つのポイント 1安置場所編
の続きです。
Ⅱ墓のことを考える
まだ葬儀社すら決まっていない段階でお墓のことを考えるの?
と思われた方も多いと思います。
ビジネスをやった方ならお分かりかと思いますが
タスク(やるべきこと)を決めるにはまずゴールをイメージする必要があります。
お葬式のゴールは最終的に遺骨をどうするか?
ということです。
ゴールが決まらないとその途中で迷走が始まります。
そのためお墓に関して自分や故人はどういう状況にあるのか?を把握することが重要になってきます。(これから述べることを↓チャートにしました。クリックで拡大します。)
お墓を持っていない方
お墓を持っていない方は、お葬式に関しては自由です。
(なぜかは、次の「お墓を持っている方」の項目を読んでください)
お葬式で戒名付けたりお経を読んでもらったりするお坊さんは、
葬儀社に紹介してもらって下さい。
(参考記事:お布施(葬儀費用の抑え方))
ただしその際自分の宗派が分かっていないといけませんので、
親戚にでも確認をとっておいてください。
もちろん将来的に遺骨をどうするか?
は考えないといけませんがそれは葬儀が終わってからで大丈夫です。
実際に両親を見送って分かった身内が亡くなったらすぐにやるべき3つのポイント 3葬儀社選び編
へ進んでください。
お墓を持っている方
お墓を持っている方へ
お寺が持っているお墓には大きく分けて2つあります。
a菩提寺と檀家の関係結んで購入した墓
b菩提寺と檀家の関係を結ばすに購入した墓
これだけではちょっとわかりにくいですね。
乱暴な言い方をすると
お墓を運営しているお寺の宗派に入信して日頃から信仰する関係がa
aみたいに緊密ではなくて宗派が違っていてもよくて、
寺はお墓を管理するだけの大家さんみたいな存在、
という霊園のパターンが b
です。
かつての地方ではほとんど aのパターンでした。
しかし最近の都市部では、
地方から出てきたお墓を持っていない人に幅広く墓を購入してもらいたくてbのパターンが増えてきたわけですね。
a菩提寺と檀家の関係を結んで購入した墓をお持ちの場合。
あなたが菩提寺と檀家の関係を結んで購入した墓をお持ちの場合、
この場合葬儀の流れの決定権のほとんどが菩提寺にあると考えてください。
基本的に戒名はこの菩提寺に付けてもらいますし、
遠方ではない限りお葬式に菩提寺が来てお経を読むことになります。
そういうわけで葬儀の日程を決めるときも菩提寺の都合が最優先です。
それはイヤという遺族もたまにいるのですが、
お墓購入時に入信したことになっているので
(多少の交渉の余地はありますが)
菩提寺の都合優先になります。
場合によっては「葬儀社はここにしなさい」と言ってくる菩提寺もいます。
こういった状況なので、菩提寺に黙って葬儀をやったりすると、
納骨の段階になって菩提寺との関係がこじれる可能性があります。
必ず一報を入れてください。それからⅢへ進んで下さい
微妙なのがこんなケース。
菩提寺はあるが故人は次男で、実家の墓は長男が跡を継いでいる。
長男は実家の墓に故人の遺骨を納めてもいいと言っているが、
最終的にどうするか遺族は今、決断できない、という場合。
そういう場合、もし1%でもそのお墓に納骨の可能性があるなら
事前にそのお寺に連絡を入れておいてください。
とりあえず納骨の結論は先送りにして、私が戒名付けてお経を読みますよ、
というお寺もいますし、
戒名はこちらでつけますから、お葬式はそちらの好きなようにどうぞ、
というお寺もいます。
とりあえず連絡がついたらⅢ葬儀社選び編へ進んで下さい。
納骨するしないはお葬式が終わって落ち着いてから(とはいっても四十九日までが理想ですが)家族会議で決めて下さい。
b菩提寺と檀家の関係を結ばすに購入した墓をお持ちの方
さて菩提寺と檀家の関係を結ばすに購入した墓をお持ちの方の場合
このパターンが一番理想型もしれません。
納骨先は保証されていて、特にお寺の都合は考えずお葬式を行えますから。
お葬式で戒名付けたりお経を読んでもらったりするお坊さんは、
葬儀社に紹介してもらえます。
(参考記事:お布施(葬儀費用の抑え方))
では
実際に両親を見送って分かった身内が亡くなったらすぐにやるべき3つのポイント 3葬儀社選び編
へ進んで下さい
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