葬儀屋の給料ってどれくらいか、葬儀屋さんが教えます




葬儀屋っていくらもらってんの?というお話です。
以前、自分の給料の話をちょこっとしました。

で葬儀業界全体の給料の話をしようと書いていたんですが・・・

先日こんな記事を見つけました。
おくりびとの平均年収はいくら。葬儀業界の収益構造と給料の実態。」

葬儀屋の給料について良く調べられている記事なのでこれに乗っかかることにしました。

(「おくりびと」は納棺士であって納棺士のデータはないんですけど。まぁはやりもんですからね。)

公開されているデータから

マネージンさんの記事中のデータをスキャニングして、ちょっと私が修正を加えさせていただいた図がこちら。

上場している会社しか従業員の給料は公開しませんから、この図に載っている企業はすべて上場企業です。
ですから葬儀業界の中でもちゃんとした企業といえるはずです。

○△×は私が付けました。
なぜなら

燦HDは持ち株会社なので、葬儀担当者はいないはず。だから×

東京博全も式場・火葬場経営のみを行っている企業で(地方の方は驚かれるかもしれませんが、東京の火葬場の多くが民営なのです)、葬儀社ではない。だから×

ニチリョクは葬儀部門はあるが主力は墓石販売、サンライフと平安レイは互助会のため、ホテル部門や結婚式部門のデータも反映されてしまっているはず。だから△

よって純粋に葬儀屋さんの給料が反映されているのはティアのみということになります。

裏の給料は存在するのか?

ここで一点気になるのは、一部の葬儀屋はお寺からバックマージンを貰っているとか、遺族に心付けを強要しているという噂です。それを自分の給料に充てていると・・・

私の勤めている葬儀社は昔からそのような行為を禁じています。だから葬儀業界の実態は噂程度のことしか知りません。
芸能人の麻薬、程度でやっている奴は絶対いるだろうけど、多数派じゃないだろっていうのが、私の印象です。
もちろんそんな連中は早く潰れてしまえばいいと思ってますけど。

で、話を戻すと上記のような会社はまずそんなことはやっていないはずです。私の勤め先ですら、やっていないですからね。モラルうんぬん以前に、上場企業がそんなことをやるのはリスクが大きすぎるのではないかと。下手をすれば、上場廃止の可能性もあるはずですから、会社も従業員の悪さには目を光らせているんじゃないでしょうか。

以上のことから、私自身の会社の規模や収入や年齢から比較すると、掲載された数字は妥当な線かなと思います。

ちょっとだけ少なめかなと感じるところもありますが、
上記の会社は上場企業ですから、労働基準法などに配慮して、他の葬儀社に比べて、労働時間は短めで休日は多いんではないでしょうか。
あと勤務時間の関係上、女性より男性の方が給料が多いはずです。

葬儀業界以外の人から見て、この給料のデータはどんな印象なんでしょうね。
世間一般の平均給与額と比べて多いけど、予想よりは少ないっていう感想かなと思うんですけど・・・

ゴシップ誌が書いているような葬儀屋のボロ儲けなんて、一部の悪徳葬儀社の話だと思うんですけどね。

葬儀屋の給料は実力を反映する

葬儀屋の給料って実力を反映してます

なぜなら葬儀屋の人件費には市場原理(=競争原理)が働いているからです。

消費者が葬儀社を選ぶ際には、情報格差のため市場原理はなかなか働きません。ダメな葬儀社でも消費者に選ばれてしまう。しかし葬儀業界で働く人の収入に関しては市場原理が適正に働いているのです。

なぜなら葬儀業界は規制が無く人材が流動的だからです。

一般的な規模の葬儀であれば一人の担当と数名のサブスタッフで施行されます。
無宗教葬をのぞけば葬儀の様式もほとんど変わりません。
また大手の葬儀社であろうが零細の葬儀社であろうが一人の担当が責任者として施行する構造は同じです。
そして多くの葬儀担当者は打合せ、設営、司会などゼネラリストとしてのスキルを持っています。
ですから勤め先を変わっても葬儀担当者としてのスキルをそのまま使えるわけです。

料理人と同じといえば分かりやすいでしょうか。
料理人がより良い労働条件を求めて勤め先を転々とするように、この業界も人材は流動的です。

通常規制が無く、人材が流動的であるならば競争原理が働き、給料は能力に応じた物になります。
ですから優秀な葬儀屋が安い賃金で働いているということはありえないのです。

例外的に駄目な担当者が、バックマージンなど社内不正をはたらきながら高い収入を得ている悪質なケースは確かにあり得ます。しかしそのような間違った部分は今後淘汰されると思います。
だから葬儀業界に身を投じようと考えている方はそんな収入はあてにしないでください。というかそんなこと考えている奴は葬儀業界に来ないでください。

たまに葬儀屋さんのブログで
「自分の収入は300万円」とおっしゃる方がいますが、
ウソを言っているか、契約社員の方か、よっぽど働きが良くないか(失礼!)のいずれかではないでしょうか。

葬儀業界への転職をお考えの方はこちらの記事も併せてどうぞ
葬儀社に就職したい!転職したい!人に葬儀屋さんがアドバイスをします(完全版) | 考える葬儀屋さんのブログ











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