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葬儀社に就職・転職するその前に…葬儀屋さんがアドバイスをします




葬儀社に就職したい!転職したい!
要は葬儀屋さんになりたい!
という人のために、
大手葬儀社で採用担当者も務める私が
実践的なアドバイスをします。
(2009年に初めてこの記事を書いたのですが、社会や市場の環境の変化に合わせて2022年に加筆修正しました)

最初消費者への情報提供を目的として始めたこのブログですが、アクセス解析を行うと予想以上に、葬儀業界への就職希望者のアクセスが多いことを感じています。

私が就職した20年前は、葬儀社の就職情報は本当にわずかでしたが、今も就職希望者に対して十分な情報提供はなされていないようです。
(参照:就職活動の思い出

葬儀業界にどんな職業があるのか、俯瞰(ふかん)的に知りたい方は、先に↓こちらの記事をお読みください。

葬儀業界の職業全てを葬儀屋さんが解説します。

以下は、葬儀屋さん(お葬式の担当者)に対象を絞って、解説していきます。
葬儀屋

まずあなたが葬儀業界への就職を検討しているなら、やるべきことは以下の通りです。

葬儀業界と業務内容の理解

 

葬儀業界と葬儀業界の業務内容に関してはこのブログ内の
葬儀業界就職希望者向けの内容 と
葬儀屋(新人)向けの内容
にくわしく書いています。

私としてはこのブログの記事全部に目を通して欲しいのですが、
すべてとはいわないまでも、この2つのカテゴリーには目を通していただければ
葬儀業界と葬儀屋さんの業務内容の雰囲気が伝わると思います。
葬儀屋2

私自身がネット上で積極的に情報を発信しておいてこんなことを言うのもなんですが
ネット上の葬儀の情報は、悪意に満ちていたり、間違ったものも多いので、注意してください。
基本的に葬祭業に従事していない人の書いた記事は間違っていることが多いです。
(参照:葬儀業界におけるマスコミ報道とメディアリテラシー )

さてこれから葬祭業に就職しようと考えている方に特に言いたいことは
葬儀業界は衰退産業である
ということです。

ずっとその業界で働くつもりなら、定年を迎えそうな年齢になったときその業界がどうなっているか仮説を立てる必要
があります。
実際は10年先を当てることさえ、どの業界でも大変難しいのですが。

経済上の予測指標で最も精度が高いのは人口統計
といわれます。
もちろんパンデミック(感染症の拡大)の発現など予想が外れる可能性もありますが、物価上昇率だのGDPの変化だのとは比べものならないくらい、
死亡人口統計を含む人口統計は精度が高いのです。
(詳細は人口問題研究所のサイトを参照)
ということは
将来の葬儀件数はもう決まっているんです。
死亡人口が168万人とピークを迎える2038年まで、葬儀の件数は確かに増えていきます。

しかし葬儀にかける費用が増大することはないでしょう。
医療費の高騰や葬儀の小規模化でお葬式の単価自体は現段階でも減少傾向にあります。

デジカメや携帯のように爆発的に市場自体が拡大することはありません。
シェアの奪い合いになります。
マスコミの「成長産業」という報道だけを見て葬儀業界への就職を考えている方は再考が必要です。

繰り返しますが葬儀業界は衰退産業なのです。

しかし衰退産業だからと言って、あなたが葬儀業界の団体の会長でもない限り、
業界全体の心配をする必要はありません。

人が亡くなって、かつそのことを悲しむ人がいる限り葬儀屋という職業が無くなることはありません。
(参考記事:葬儀屋さんは会計士よりも将来性がある仕事です! | 考える葬儀屋さんのブログ

あなたの就職する葬儀社が遺族に必要とされる良い葬儀社であれば、それで良いのです。

それだけに、就職する葬儀社選びが大切です。

大体葬儀業界の構造が理解できたら次へ進みましょう。

葬儀屋さんという職業の良いところ・悪いところ

葬儀屋さんという職業の良いところ・悪いところについてです。

先ほど述べたカテゴリーでいろいろ書いていますが
良いところが一番シンプルにまとまっているのは
↓こちらの記事でしょうか。

まったく葬祭業のことを知らない学生さんに短時間で興味を持ってもらうにはどうしたらいいか?


一番のアピールポイントは、「やりがい」ですね。

気になる給料を↓こちらの記事を参考にしてください。

葬儀屋の給料ってどれくらいか、葬儀屋さんが教えます

悪いところは

  • 時間が不規則で長時間労働、夜勤もある
  • ストレスのかかっている遺族のケアをしなければならず、失敗は許されないので、自分にもストレスがかかりやすい
  • ブラック企業が多いので、就職先をちゃんと選ばないと安い賃金で割に合わない労働をさせらた上に、いつまで経ってもスキルアップできない状況に。

こんなところでしょうか。

自分の適性の診断

では、どんな人が葬儀屋さんに向いているのでしょうか。

葬儀屋に必要な能力

↑この記事で述べているように

私は葬儀屋には
「タフネス」と「ホスピタリティ
が最低限必要だと考えています。
タフネスにはメンタルとフィジカル両方を含みます。

丈夫で愛があるか、ということです。

この二つを備えていない人には正直、葬儀業界への就職をおすすめできません。
逆にこの二つが備わっていれば、多少欠点があっても大丈夫です。

就職すべき葬儀社

では、どんな葬儀社に就職したらいいのでしょうか。

私は
「大きい葬儀社がベスト」
という条件を挙げたいと思います。

なんで?と思われた方も多いでしょうね。
理由を説明しますね。

女性社員2

まずどの就職もそうですが
最初に就職した会社がベストである可能性は低い
といえるでしょう。
一種の賭けですから。(ドラッカーもそう言ってます)

就職活動の段階では葬儀屋の業務内容も良く理解できないし、どの葬儀社が良いかという業界内部の情報もほとんど分からないでしょう。

そして
葬儀屋さんは勤め先が流動的です。
つまり定年まで同じ会社で勤め上げるという人はまれで転職者が多いのです。
(参照ページ:葬儀屋は新人教育が下手である
葬儀屋の給料について

それならば最初に就職すべき会社を選択する際は
最初の3年でプロの葬儀屋としていかにスキルアップさせてくれるか?
という条件を最優先にするべきだと思うのです。
そして
スキルアップした段階でずっと勤めたい葬儀社に移れば良い
のです。

あなたに
「絶対この人みたいな葬儀屋さんになりたい」
という人がいるなら別です。
その人がいる葬儀社を狙ってください。

でも大多数の就職希望者の方は、そんな葬儀屋さん、いないでしょう。

であるならば、大きい葬儀社に就職することによって以下の3つのメリットが生まれます。
(1)スタッフが多いことにより、メンター(師匠)の選択肢が広がる
(2)施行件数が多いので、多くのバリエーションのお葬式が学べる。
(3)転職しやすい

くわしく説明していきましょう。

(1)スタッフが多いことにより、メンター(師匠)の選択肢が広がる

自分の師匠を3人の中から選ぶのと50人の中から選ぶのとどちら良いと思いますか?
答えは明らかですね。選択肢が多ければ多いほど良い。
それにスタッフが多ければ、司会はAさんから、設営はBさんから、接客はCさんからというようにそれぞれの得意分野から学ぶという方法も可能になります。

(2)施行件数が多いので、多くのバリエーションのお葬式が学べる。

病院の外科部門のレベルは、手術件数に比例するそうですが、それと同じです。
件数が多ければ、遺族の希望を取り入れた無宗教葬だの、お寺での設営だのいろんなバリエーションのお葬式に出会えます。
その結果、短期のスキルアップが可能になります。

(3)転職しやすい
狙っている葬儀社が葬祭ディレクター受験を奨励しているなら5年間勤めて1級取ってもいいでしょう。
(この時も、試験の情報提供をしてくれる先輩が多い方が有利です)
多少転職時にプラスになると思います。
ないよりあった方が、という程度ですけど。

そして転職の際、大手に在籍していることが生きるのです。
大手→零細への就職は求人のタイミングさえ合えば楽ですが、
零細→大手は難しいことが多いです。
教育システムが確立しているところほど、他社の色がついていることを嫌いますから。

またネット上で、
「小さい葬儀屋は大きい葬儀屋よりもレベルが高い」
という説を唱える方がいます。
それは葬儀業界は零細業者が多いため、
ポジショントーク(自分の立場を有利にするための話)
として、そう発言される方が多いだけの話です。
大手が零細より劣っているという論理的な根拠はありません。
(参考記事:中小葬儀社は大手葬儀社より優れているのか? 1/5 | 考える葬儀屋さんのブログ )

組織として大手葬儀社の方が優れています。

なぜ大手葬儀社は零細葬儀社より生産性が高いのか

葬儀社が生き残るためのカギを教えます

いかがでしょうか?

大きな葬儀社を狙うべき
という私の考えがお分かりいただけたでしょうか?

ところで「大きい」って基準はあいまいですけど
30人以上の規模と考えてもらって良いでしょう。
理想はは100人以上と言いたいところです。
葬儀業界は零細企業が多いので、30人以上の規模の葬儀社ですら全体の7%くらいしかありません。
(参照:就職活動の思い出

それから
大手でも会館の仕事しかないところは、スキルアップの観点から言うとちょっと心配
ですね。
外現場の仕事(貸し式場・自宅・寺院)などの仕事を覚える機会を失いますからね。
特に貸し式場が多い首都圏では、この点は重要です。

地元に大手の葬儀社がない場合は、期間限定の修行期間と割り切って都市部へ出て行っても良いのではないでしょうか。

 

就職活動開始

新卒編

新卒の方ならリクナビやマイナビにエントリーするのが一般的でしょう。
リクナビやマイナビに掲載する葬儀社が年々増えています。
(参考記事:2018年度葬儀業界就活事情 | 考える葬儀屋さんのブログ

リクナビやマイナビに登録する葬儀社は、大手で且つ教育にも力を入れているところが多いので狙い目です。
早いところでは3月から会社説明会を行って4月に内定を出すところもあります。
早めにエントリーしておきましょう。

とはいえ大手でも求人広告を出していないところもけっこうあります。
葬儀社は人材が流動的なので、常に人手不足です。ダメ元で直接葬儀社に連絡して、求人がないか確認してみましょう。
必ず第一志望に受かるわけではないのですから、求人広告を出していない葬儀社にもコンタクトを取って、選択肢はたくさん持つようにすべきです。

私の場合、当時(20年前)はインターネットがほとんど普及しておらず、というかそもそも大卒採用するという文化がなかったので、タウンページを開いて、良さそうな葬儀社に直接電話していました。
でも当時は大学生の就職活動って言うだけで、相手が引いてね。
なかなか、会ってもらえなかったです。
それに比べたら今なんて
(と、飲み屋のうっとしい先輩みたいなことを言ってみる)

葬儀業界就活生に送る「悪い葬儀社」の見分け方

転職編

葬儀業界未経験で、葬儀業界を志している場合。

葬儀社のサイトの求人ページを見る

私は前述したとおりまずは大手葬儀社への就職を勧めているので、まずは大手葬儀社のサイトを見るなり電話をするなりして求人があるかどうか確認してみましょう。
最近(2018年)は人手不足で、さらに葬儀件数も増えているので、求人が出ている可能性が高いです。

求人が出ていない場合でも、葬儀社の人事部につないでもらって、ダメ元でアピールしてみましょう。
大手葬儀社でもその辺(採用計画や求人条件)はいい加減なので、強く押せば何とかなるかもしれません。

人材紹介会社に登録しておく

もう一つはオーソドックスですが人材紹介会社に登録しておく方法です。
インターネットを探せばいろいろな人材紹介会社が出てくると思います。
とはいえ特殊な業種なので、その人材紹介会社に葬儀業界の物件があるかどうかが問題になります。

参考までに人材紹介会社のリンクを貼っておきます。
実際にこの会社から葬儀屋さん志望の方を紹介してもらったことがあります。
常に物件があるかどうかは分からないのですが参考まで。

リクルートが運営|フリーター、既卒、第二新卒に強い就職支援【就職Shop】

この方法の良いところは、葬儀業界の就職しかありえない!という人はともかく、葬儀業界が就職先の選択肢の一つという人にとっては、他の職種も併せて紹介してくれることでしょう。
それを考えると人材紹介会社への登録は現実的ですね。

また40才越えてくると体力的な問題で、葬儀担当者としては門前払いにあうことが多いでしょう。なにしろ夜勤が当然ある不規則な仕事です。プログラマーや為替ディーラーを40過ぎでやっている人が少ないのと同じ理由です。
それでも葬儀業界で働きたいというのであれば、その葬儀社の周辺業務部門で働くという方法があります。
葬儀業界の職業全てを葬儀屋さんが解説します。 | 考える葬儀屋さんのブログ

そこで実績や信頼を経て、社内部門を変えてもらって葬儀屋さんになる方法があります。

女性の場合は40代でもセレモニースタッフ(葬儀担当者の補助業務。参列者の案内など)として働いている人は多いです。採用側の本心は体力を重視して若い女性が好ましいのでしょうが、どうしても応募の中心は子育てが一段落付いた女性が多いのです。そのため40代でも採用されることはめずらしくありません。
面接

書類審査の実態

書類審査ですが、葬儀業界の場合、履歴書など応募書類の書き方で足切りになることはめったにないです。
このあたりザルですね。
どうしても人手不足の業界なので、人事部はとりあえず書類は通して面接の実績を作ろうとしているのでは、と勘ぐっているのですが。

新卒の場合、高卒以上なら学歴で足切りになることはありません。
頻繁に転職を繰り返している経歴のためであったり、高齢過ぎたりして足切りになることはあります。
でもそれは書類の書き方の問題ではありません。

中には、社会人経験があるのにこの文章はないだろうという人もいるのですが、それでも一応書類審査は通ります。もちろん話してみてアレなことが多いので、面接で落とします。

面接のポイント

さて書類審査が通ったら次は面接です。

面接担当者が就職希望者を見るポイントは2点
丈夫(体力がある)
やる気があるか
です。

先ほど葬儀屋にはホスピタリティが必要と申し上げましたが、
それは自分の中のモチベーションの維持に不可欠なのであって、
採用担当者側はそれほどホスピタリティに関しては気にしないところが多いです。
短時間の面接ではホスピタリティの有無がハッキリと分からないってことが大きいのですが。

もちろんホスピタリティをアピールできるエピソードがあれば、アピールポイントにはなります。
(ただし葬儀社によっては、ホスピタリティをアピールする人を嫌うところもあります。
ただ稼いでくれたらいいんだ、ってところですね。
そんなところこちらからお断り、っていう気概を持ちましょう)

そんなわけで、
受かりたければ面接や提出書類には多少色を付けて
丈夫でやる気があるところをアピールしてください。

私の場合、履歴書とは別に、
「いかに御社に入りたいか」
という想いを便せんに5枚ほど書き連ねて、第一志望の葬儀社の人事部長宛に送りました。

数日後に人事部の方から直接会いたいとの電話があり、内定をもらいました。
正直に申し上げますとその当時
「俺を採用しないで、誰を採用するのか!」
と思っていました。
自信過剰と言うより、葬儀屋さんになりたい!って気持ちでは誰にも負けないという自信があったと言うべきでしょうか。
いや、やはり自信過剰ですね。

また志望動機を語るには
自分のお葬式に関する体験談から話を持って行くのが良いと思います。

それから会社説明会や面接の時に
福利厚生系の質問をしてはいけません。
そんなものは葬儀業界に存在しないからです。
ワークライフバランスという言葉を知っている時点で葬儀屋失格です。
会社に毎日泊まり込んでいいですか?という質問ならOKです。
後半は冗談ですが、休みや勤務時間を気にする人は多分落とされます。

それから互助会を受けたとき、
私以外全員が「結婚式」部門に行きたいと言っていたのには、大変失礼ながら「バカだな」と思いました。
採用されたければ、人材の需要があって供給が少ない葬儀施行部門に行きたいと言えばいいのです。
配属の希望先を言ったところで、採用されなければどうしようもないし、逆に採用されてしまえば入社してからどうにでもなるでしょう。

そして
特に大学4年の人にとって、最後のハードルが自分の「親」

です。
「葬儀屋に就職させるために、おまえを大学に入れたんではない」
と言う論理ですね。

説得してください。

自分の親すら説得できないような、理論武装と熱意が欠けている人ならば、
結局葬儀の修羅場をくぐり抜けることはできないでしょう

と、偉そうなことを言ってみました。

なんだかんだ書きましたが、基本的になり手が少ないので、他業種の同規模の企業に比べれば格段に入りやすいと思いますよ。

こういう言い方をすると身も蓋(ふた)もないんですが
採用されるための最大の要因は、
採用されることを目指す人の能力より、
求人のタイミングの方なのかも知れない

と思うことがあります。

優秀だけど、求人がなかったとか。
それほど優秀でなくても、たまたま人手不足のタイミングだったので、採用されてしまったとか。
もちろん、そんな形で採用されても、入社してからが大変なんですけどね。

葬儀社は入ってからの方が大変なんです。
アメリカの大学みたいですね。

とにかく採用されたいなら
まずは、一つでも多くの良い葬儀社を見つけて、
たくさんコンタクトをとることでしょう。

無事合格、とその後

葬儀社に採用が決まりましたか?

おめでとう。

拍手

地獄はここからです(T_T)

なんてね
(⌒~⌒)

とにかく最初の1年は持ちこたえてください。
だんだんうまくやっていけるようになります。

3年経ったら、なんとか一人前になっているでしょう。
もちろん葬儀屋さんの仕事は一生勉強なんですけど
(偉そうですいません)
葬儀業界の人材マーケットで売り物になるレベルには達しているという意味において、
一人前になっていると思います。

転職の際には何かアピールポイントを持っているといいですね。
(それにしても職業は変えないから、正確には転職じゃなくて転社だとおもうんですけどね)

では長期間勤める葬儀社を探し始めましょう。
(運良く最初に勤めた葬儀社が、良い葬儀社なら勤め続けてもいいですけど。)

多分今の段階で地元の他の葬儀社の情報はかなり入ってきているでしょう。
なぜなら、霊柩車や料理や返礼品は外部の専門業者に委託するケースが多く、当然その業者は他の葬儀屋とつきあいがあるので、
他社の情報は筒抜けになりがちなんです。

あそこは経営が危ないとか、2代目がバカだとか、悪いことをしているらしいとか
消去法の際に使える情報はどんどん入ってくると思いますよ。

潰れる葬儀社の見分け方を教えます

ここから先の転職は皆さんの価値観の問題です。

転職先の葬儀社選びの基準は、皆さんそれぞれでしょうけど、私なら
「お客さんのために」って同僚に真顔で言っても許される葬儀社
ですかね。
意外と少ないと思います。
チラシには平気でそんなセリフのせるくせにね。

あと
集客手段が少ない葬儀社はやめた方がいい
ですね。
特定の団体とか一つのお寺としかパイプが無いところはリスクの分散が出来ていないので、危険だと思います。

まあ転職に失敗したら、また次を探せばいいんですけどね。

私の勤める葬儀社には、出戻ってくる人ってまれにいますよ。
どんだけ雇用ルートが流動的やねん、という話なんですけど。

それでも良い葬儀社が見つからなければ・・・
独立ですかね?
もちろんそれも有りですが、
オリジナリティがあり且つマネされにくいビジネスモデルがある

資本提供してくれるスポンサーがある
のどちらかでないと、これからは難しいと思います。

いろいろ書いてきましたけど、
私の希望としては
1人でも多くの良い人材が葬儀屋さんになって、
この業界を変えて欲しいです。

是非、葬儀業界に。

合格

お待ちしてます!
(⌒-⌒)

葬儀業界に落ちてしまったら

意中の葬儀社に受からなかった新卒の方のために、追記しました。

新聞報道などによると
就職先の決まっていない大学生がかなりいるようです。
学生

ということは
葬儀社の認知度アップとも関連して
意中の葬儀業界に就職できなかった
という大学生も、少ないがそれなりにいるかもしれない
と思うわけです。

いや、葬儀社ならどこでもいい、
っていうんなら、確かにどこでも入れると思います。
(大学ならどこでもいい、っていうんならどこかの大学に入れるように)

ただ、就職活動の現実として、
葬儀業界が第一志望だったとしても

行きたい度Aランクの葬儀社には落ちた
行きたい度Cランクの葬儀社には受かった
行きたい度Bランクの他業界の会社には受かった

というような状況の場合、
葬儀業界に未練を残しつつ、不本意ながら
他業界の行きたい度Bランクの会社に就職してしまう
という方もいるんじゃないでしょうか。

でも、考えようによっては、それも案外ラッキーかもしれません。

私は運良く、葬儀業界第一志望の新卒として、
第一志望の葬儀社に就職できました。
(参照ページ:就職活動の思い出
ただ、自分が新卒として入社してみて、
その後入社してくる中途入社組を見ていると
ずーっと葬儀業界ひとすじより、
他業界を寄り道して葬儀業界に入る経験も悪くないかも
と思うことがあります。

業種によっては、ある程度限定されたカテゴリーの中でしか転職できないところもあると思いますが、(例えば金融とか)
葬儀業界の場合、前職に関しては不問です。
(不問どころか、従業員の3割が前科持ちじゃねぇか、
という葬儀社も存じ上げています(^_^;))

また葬儀業界の場合、採用や入社後のキャリアにおいて
(他業界からの)第二新卒より新卒が有利というのはあまりないと思います。
(同じ葬儀業界から採用しないという葬儀社は存在します。
他社の色が付いているのを嫌うのでしょう)

一方で、上記の逆のパターン、つまり葬儀業界のキャリアを活かして、
他業界に転身というのは難しいと思います。

だったら
もし新卒で葬儀業界に入れなくても
他業界で見聞を広めてから葬儀業界に飛び込むチャンスを得た
っていうふうに考えることも出来るのではないでしょうか。

本当に葬儀業界で働きたいと思うなら
他業界へ就職が決まっても、あきらめる必要は全然ないと思いますよ(^_^)











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