会社説明会や大学の授業などで学生さんから出る質問の話を以前しましたけど
(参照ページ:会心の出来の葬儀)
この質問も多い
「もっとも印象に残っているお葬式について聞かせてください」
そう聞かれると一応それらしいエピソードを話すのですが
本当に一番印象深いというか心に残っている葬儀は
「何も起こらなかった葬儀」
なのです。
ある御喪家なんですが、
御喪家のこうしたいという要望が全く無く(私が引き出せず)
全て葬儀屋さんにお任せしますという感じで
何のトラブルも無く葬儀が終わり
結局顧客アンケート評価は満点でした。
いや、いいんですけど、これってちょっと・・・
なんかモヤモヤした気持ち悪さなんですよね。
自分が担当したほぼ全ての葬儀は
何らかの断片的ながらも具体的な記憶があるのですが
(参照ページ:お葬式の記憶)
この葬儀だけは記憶がぼんやりしているのです。
記憶がぼんやりしているのにもっとも印象深い
というのも矛盾してるんですけど・・・
自分の中ではちょっと特別なんですよね。
何事も無く終わる。
そういう「無事」な人生を終わりたいものです。
生禿様、いつもコメントありがとうございます。
なんか今回は禅問答のようなコメントですね。
うまい返しのコメントが思い浮かびませんでした(^_^)