本日映画「水曜日が消えた」を観てきました!
普段はあまり映画を観に行くことはないのですが、この映画は特別。
吉野耕平監督の長編映画デビュー作なのです。
過去ミュージックビデオやCMや短編映画を何本も撮られていて、賞も多数受賞。
その短編映画の中に「エンドローラーズ」というお葬式の映像を制作する青年が主人公の作品がありまして、企画の段階で協力させていただいたのが、吉野監督にお目にかかることになったきっかけです。
その時の話は↓この記事をお読みください。
映画「エンドローラーズ」のエンドロールにこのブログがクレジットされました | 考える葬儀屋さんのブログ
さてこの「水曜日が消えた」、コロナウイルスの影響で公開が延びていたのですが、やっと6月19日から公開になりました。
休みに日に電車に乗ってお出かけって、緊急事態宣言がでる前の日以来だから2ヶ月ぶりってことに、今日気づいて愕然。
お気に入りの紺のリネンのシャツに、オフホワイトのジーンズ、茶色のフルブローグの靴に、茶色のパナマ帽を被って出発。
週末ということもあって、街は人通りも多かったです。本当は人混みが苦手なのですが、今日ばかりはこの風景、ちょっと嬉しいです。
映画館の席に着くと「あれ?ネット予約の時、残席わずかだったのに、半分くらいしか埋まっていない。」と反射的に思ってしまったのですが、そうか、今映画館はソーシャルディスタンスってことで、キャパを半分しか使えないんですよね。興行的には不利なんですけど、観客からするとかなりゆったりと座れて快適です。
この映画、あっという間の104分で、すごくおもしろかったのですが、いざレビューを書こうとすると書きづらいんですよね。
どこに触れてもネタバレになりそうで。
公開されている情報レベルでいうと、主人公が火曜日なのは絶妙。
あと葬儀屋さんという職業柄、「死と、肉体と意識」ということも考えました。
私は日頃映画やTVを観ないので、主人公の中村倫也さんが他の作品に出ているところを観たことが無かったのですが、かえってそれが良かったです。
純粋に月~日曜日以外のキャラが混じってこないので。
それから演技がうまくないと成立しないキャラなのですが、演技が上手いといちいち感じさせないところが良かったですね。
多重人格ものって、やり過ぎると「上手い演技だな」っていうこっちの想念が、鑑賞を邪魔してしまうんですよね。そうさせないのが絶妙でした。
あとは、深川麻衣さん。
実はこの映画の情報が公開される前に、たまたまAmazonプライムで見かけた深川麻衣さん主演の「日本ボロ宿紀行」という連続ドラマにはまっていたのです。
ドラマを全話見たのは「ケイゾク」以来という・・・
というわけで、私が唯一知っている最近の若手女優が深川麻衣さんなのです。
で、「深川麻衣」の「図書館司書」役って、文学系男子にとって、この配役最強じゃないっすか?
俺史上、「SFサムライフィクション」の「緒川たまき」の「町娘」役に匹敵しますよ。
この絶妙の配役について、吉野監督に御礼を言いたいです。
それからエンドロールもいいので、席を立たずに是非最後まで見てください。
さすが「エンドローラーズ」を撮った監督だけのことはある(笑)
というわけで、「水曜日が消えた」絶賛公開中です!
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