経済誌プレジデントの葬儀記事がダメな理由




先日週刊ダイヤモンドで葬儀社特集が組まれたことを記事にしました。(大手互助会メモリードが予想以上にヤバそうな件)

今週発売された PRESIDENT (プレジデント) 2020年 3/6号 のテーマは「相続死後の手続き」ということで、こちらも葬儀の内容に少し触れられていました。

残念なことに葬儀に関する記事を書いていたのは、あの市川愛氏でした。

もういらっしゃらなくなったと思っていたのですが、まだご活躍でいらしたのですね。

市川愛氏とのこれまでの経緯

最近このブログをお読みになった方は御存じないと思うので、これまでの経緯を説明しておきます。

市川氏は元々某葬儀社紹介機関のスタッフだったのですが、その後独立して2005年くらいから「葬儀相談員」を名乗り始めました。
要は消費者と葬儀社の間に入って遺族のサポートをする業務のようです。
ポジション的に「葬儀屋ってこんなひどい奴!気を付けて」と煽(あお)れば自分に仕事が入ってくる仕組みです。彼女自身には葬儀実務経験はありません。そのため偏向していたり間違っていたりする情報を発信することが多々ありました。

どれだけひどいかというと、例えば過去のプレジデントに掲載された記事は、↓こんな感じです。

私の知る限り、火葬場などでチンピラのような歩き方をしている葬儀担当者の名札を見れば、大概は互助会の社員だ。

葬儀業界紙でも彼女のことは批判されていましたね。

放っておくと被害が出かねないので、市川氏の記事を見つける度に、指摘しています。
正直ネガティブな記事は書きたくないし、私の記事にそれほど影響力も無いし、面倒です。しかし間違った内容に対して黙っていることは、間違いを認めたことになると思い、葬儀業界の良心(笑)として都度言及しています。

葬儀業界におけるマスコミ報道とメディアリテラシー 2 | 考える葬儀屋さんのブログ

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葬儀の専門家(笑)の現在 | 考える葬儀屋さんのブログ

私の言っていることに間違いがあるならコメントくれと言っているのですが、直接反論をもらったことは無いです。
一度私にではなくブログ運営側に、理由を示さず記事の全面削除を求めてきたことがあります。
ライター業をやっているのに、それがどれだけダメな行為か、彼女には分からないのでしょう。
「立派な」志だと思います。

記事の内容

さて今回のプレジデントの葬儀記事のタイトルは
『プロが伝授「葬儀会社」の絶対損しない選び方とは』
です。

このタイトルを付けたのはプレジデントの編集サイドだとは思いますが、葬儀の実務をやったこともないのにプロってなぁ。
医療記事は医者が、税務記事は会計士か税理士が取材を受けるか書くのが普通だと思うのですが、なぜか葬儀に関しては葬儀屋さんではなくて、なんかよく分からない人に書かせる傾向があるのです。
プレジデントの葬儀特集がいつもダメなのは、市川愛氏を懲りずに使っている志の低さに問題があるのではないでしょうか。

今回も葬儀業界で働く本当のプロは、一読してぬるい記事だと思ったでしょう。

以下、記事の中から気になった箇所をツッコんでおきます。

例えば「葬儀一式で30万円と言われたのに、請求額は100万円を超えていた」ということがあります。これは必ずしも悪質な葬儀社に引っかかったわけではなく、多くの場合、依頼する側が葬儀費用の仕組みをきちんと理解していなかったことに起因します。

いや、30万て言われてたのが100万円になったら、どう考えても悪質な葬儀屋だろ。
市川氏は以前互助会のことを「最低100万円は追加料金が発生する騙し討ちのシステム」って言っていたのに。
仮に依頼する側が理解できていなかったとしても、それは説明した葬儀屋に責任があります。

焦ったり、慌てたりする気持ちは分かりますが、ご遺体がすぐに傷むわけではありませんので

遺体は初期冷却が重要。
遺体の処置をやったこともないのに、よくもこんなことが言えるなと。

また、式場についても人数によって規模は違ってくるため、見積書では想定の式場利用料が記入されていない場合があります。

人数も式場も決めずに、見積書作れる葬儀屋っているの?

 

それから「無駄なお金は使わないというシンプルな」節約テクニック?をいくつか紹介しています。しかし案内看板や式場看板は家族葬の場合不要だとか、火葬場併設式場の場合は霊柩車は不要だとか(5~6万円と言っているが、どこの話だ?)そんな悪質なむしり方をする葬儀屋さんは今や少数派です。

そもそも市川愛氏にサポートを頼むと25万円かかるのだけど、個人的にはそっちの方がどうかと思います。

エンバーミング(遺体衛生保全)も「いまは皆さんされていますよ」と言われるとお願いしがちです。しかし一般的なものではありません。これも10万円から20万円かかります。

確かにエンバーミングは初期投資や資格を持ったスタッフが必要なので、一般的に普及はしていません。皆さんされているというセールストークを本当にしていたら問題です。しかしこれは遺体の状況によって有効な処置方法なので、無駄なお金という扱いにするのは間違っています。IFSA(エンバーミングの団体)は抗議していいレベルだと思います。

担当者に好感が持てるかも大切です

最後のほうにこう書いていますが、これって「プロ」のアドバイスとしてわざわざ語るようなことでしょうか。

というわけで、市川さん、反論があればお待ちしています。











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