週刊SPA!で佐々木悦子がやらかしている件

最近週刊誌の内容がどんどん終活にシフトしていることが話題になっています。
目玉特集は「死後の手続き」 どの週刊誌も「終活バブル」状態に : J-CASTニュース
先日週刊ポストに取り上げてもらった記事を書きましたが( 葬儀のことは俺に聞け! | 考える葬儀屋さんのブログ )確かにこの現象は起こっています。

週刊誌の終活特集はさらに増えそう

さらに驚きをもって迎えられたのが若者向けと思われていた週刊プレイボーイや週刊SPA!までが終活の話題を取り上げ始めたことです。

週刊SPA!に関しては、私は以前からウェブ版に連載の場をいただいてましたし、私の著作「子供に迷惑をかけないお葬式の教科書」も同じ出版社から出させていただいていました。そんな私にとっては驚くには当たらず、むしろ順当な流れです。
週刊誌の購買者の年齢が年々上がっていることから、男女問わずこの現象が起こることは以前から分かっていました。

さぁ、これから忙しくなるぞと腕まくりしている状態です(笑)

今回の現象に対し、特に男性が人生の黄昏を感じて、終活特集を忌み嫌うのは理解できます。
ただこれまで消費者が全く終活の情報を持たないことによって、火事場泥棒的に悪い葬儀屋に好きなようにされていたという状況に比べたら、今の状況は消費者にとってむしろ好ましいのではないでしょうか。

とはいえ、「正しい情報」が載っていることが前提です。

週刊SPA!の特集「激安葬儀ブームの闇」

というわけで、ここからは今週の週刊SPAの特集「激安葬儀ブームの闇」の感想です。

主旨としては激安葬儀社を利用することに警告を出しており、好ましい内容です。
読者に伝わりやすいように「激安葬儀社」という表現にしていますが、実際は葬儀ブローカー(ネットで集客し葬儀社に送客して手数料を得る人々)のことです。

冒頭で何かと問題のある島田裕巳先生が登場します。振られた仕事に対してよく知らなくても断らず適当に答えてくれるし(学者としてはどうかと思いますが)
終活記事のお約束のお飾りということで。
(ちなみにSPA!と同じ出版社から出ている私の著作の中で島田氏の批判をしているのですが、お互いの著作の新聞広告が並ぶという希有な経験があります。「子供に迷惑をかけないお葬式の教科書」の広告が読売新聞に載りました!

注文を出すとすれば、SPA!編集部に何度も出入りした身としては私に声をかけてくれても良かったのにとは思いますが(笑)
でも私の代わりに葬儀コンサルタントの吉川美津子さんが喋ってくれていたのであえて申し上げることはないです。

相変わらず佐々木悦子はヒドい

ただ、わずかとはいえ、あの 自称葬儀のスペシャリスト 佐々木悦子を使ったのはどうかと。

相変わらずヒドいことになっています。

彼女の問題発言に関しては過去何度か記事にしています。
佐々木悦子の記事一覧 | 考える葬儀屋さんのブログ

今回もある意味磐石の佐々木悦子クオリティです
(SPA!の記事を一部抜粋した内容がライブドアニュースに載っていました。激安葬儀ビジネスを支える派遣僧侶の実態「ワケアリ」な人も? – ライブドアニュース

僧籍のないお坊さんが派遣されてしまう激安葬儀の現状に、エンディングコンサルタントの佐々木悦子氏はこうアドバイスをする。
「僧籍は、お寺の推薦を受け、本山で修行した後にようやく得られるもの。葬儀にしても、あくまで修行の末に、師匠に認められた人だけが、僧侶として葬儀を行うことが可能になります。僧籍のないエセ僧侶にお経を上げてもらうくらいなら、僧侶を呼ばず、無宗教で葬儀を上げたほうがよいのではないでしょうか?」

「激安葬儀社が使う公営会館は人気ゆえに会場が押さえられず、10日待たされたケースもあります。その場合、ドライアイス代や安置料金が追加でかかり提携会館を多く持つ、地元業者の方が安いこともある。さらに親会社の中抜きもないので激安葬儀社と料金が同じでも葬儀内容が格段に良かったりします」

とこのように派遣僧侶と激安葬儀社(葬儀ブローカー)を批判しているのですが・・・

お前、数年前まで僧侶派遣と葬儀ブローカーやってたじゃねぇか!

彼女の経歴を見てください(魚拓です 【魚拓】【終活】JESS(ジェス)とは|一般社団法人・日本エンディングサポート協会(JESS)

2006年NPO法人ライフデザイン研究所へ。副理事長に就任。

このライフデザイン研究所のサイトがこちら。
【魚拓】プラン77(火葬式7万7千円) – 火葬式・家族葬のライフデザイン

紹介した葬儀社に直葬(火葬のみ)を77,000円でやらせています。まさにSPA!の記事で批判している激安葬儀社そのものじゃないですか・・・
今も副理事長をしているのかどうかはサイトから情報を消去しているので分かりませんが、少なくとも数年前まで載せてましたよね?

冗談抜きで彼女が怖いです。

今はもう見なくなりましたが、かつて市川愛という葬儀ライターがいて、彼女の場合は無知が原因で間違ったことを言い続けていました。
しかし佐々木悦子に関しては、もはやそういうレベルを超越しています。

何か記憶を失う病気にでもかかってるのでしょうか、それとも・・・