タイトルでうすうす感づかれているとは思いますが
今回与太記事です。
軽く読み流していただければ。
まずこの2冊を紹介。
お見送りいたします 恋する葬儀屋
お見送りいたします恋する葬儀屋(バイト) | |
円山 みやこ ぶんか社 2007-08 |
と
セレモニー黒真珠
文庫 セレモニー黒真珠 (MF文庫ダ・ヴィンチ) | |
宮木 あや子 ワカマツ カオリ メディアファクトリー 2011-10-22 |
葬儀屋さんを主人公にした漫画と小説です。
どちらも妙齢?の女性を読者のメインターゲットにしているらしく
バリバリ働く年上の先輩女性葬儀屋と
それにあこがれる年下でハンサムな新人葬儀屋君
を軸に話が展開しています。
島耕作シリーズは売れていますが
無条件に若い異性に持てる妄想ストーリーというのは
男しか買わないと思っていました。
しかし意外とこういう話は女性にも人気なのか、
もしくはこういう話は女性も買う、
という男性編集者の浅はかなマーケティングなのか。
ともあれ、実際に
バリバリ働く年上の女性葬儀屋と
それにあこがれる年下の新人葬儀屋
というカップルは私の知る限り「現実には」存在しません。
(不倫も含めて)
しませんって言い切っているけど、
社内恋愛なんだからばれないよう隠れてつきあっているかもしれないでしょ、
とおっしゃる貴方。
あまいあまい。
もしそんなケースがあれば100%ばれるもんなのよ。
(↑バーのカウンターで遠い目で髪をかき上げ、セーラムの煙を吐いてる風で)
男の方が年上っていうケースは、よくある。
本人達はばれていない、と思っていてもまわりには、ばればれなんですが。
葬儀社ってみんな公休がバラバラなのに、同じ日に休んでると・・・ね。
さてなんで
葬儀業界では年上女性と年下男性のカップルが成立しづらいのか
とういう問題
(いや↑別に問題でもなんでもないのかもしれませんが(^^;))
について考えて見ましょう。
仮説として理由は以下の5つ。
1.まず一般論として、女性が年上というカップルは
男性が年上というカップルに比べて絶対数が少ない。
2.葬儀業界はまだまだ女性の方が少ない(最近増えてきましたが)
という構造上の要因がある。
3.葬儀業界で働く女性の人口ピラミッドにおいて
就職したばかりの20代前半や、
子育てが一段落してこの業界に入ったという40代は多いけど
30才前後の女性の絶対数が少ない。
そうなる理由としてはまず、
肉体的に精神的に限界が来てつぶれてしまうのがちょうどこの頃、
ということが一つ。
そして結婚して子育てしながら働ける葬儀屋というのはなかなか少ない。
(徐々に改善はされていますが)
結果30歳前後の女性の絶対数はさらに少なくなる。
4.また強い意志を持ち
30歳前後で葬儀の現場に残っている女性は
体力は低下し始めるのに、
葬儀担当の責任や負荷は重くなる一方。
必死度は男性社員より上。
消耗してるか、ピリピリしてるか、という状態で
社内で年下の男といちゃついている余裕はない。
5.もし恋愛を社内政治の道具として考えている女性社員がいたとしたら
(↑男を手のひらで転がす魅力有り、として(^^;))
権力やサポート力も
年上の男性>年下の男性
である事が多いので
年上の男性になびく。
上記の1~5の流れで、分母がどんどん減っていって
葬儀業界には女性が年上というカップルがいない状態になっている
というのが私の仮説です。
2~4の理由は
構造的に葬儀業界独特の労働環境の問題を含んでいることを考えると
女性が年上というカップルがいる葬儀屋さんて
実は福利厚生や社員のサポートなど、
労働環境が大変良い職場なんではないでしょうか?
葬儀屋志望で就活中の男子学生は面接のとき
「先輩女性と恋愛できますか?」
と聞いてみてはいかがでしょうか。
多分不採用です。
また、
いや、私はこっそり年下の男性とつきあっている
という方いらっしゃいましたら、コメントください、
って、こないよね(^^;)
葬儀屋さんは、あまり休めない職業なんですよね。
過労死なんて事ならないかな…
社内恋愛、年上ならよくあるのかな!?
さて葬儀社の物語と言えば、おくりびとですが海外受賞までして新作制作なしとは勿体無いですね。
猫丸様
> 新作制作なしとは勿体無いですね。
確か舞台やってましたよね。
「無条件に若い異性に持てる妄想ストーリーというのは男しか買わないと思っていました。」
「意外とこういう話は女性にも人気なのか、
もしくはこういう話は女性も買う、という
男性編集者の浅はかなマーケティングなのか」
買う買わない別として、
女も、若い異性にもてると嬉しいです。
そこのところは男と同じだと思います。
これだけ男女共同参画が浸透してると、
妄想が現実となる(なっている)可能性、
あるのでは!?
でも、葬儀業界では難しそうですね…
この2つの作品は、
仕事とか生き方とかへの
真摯な気持ちを際立たせるために
「死」に関わる葬儀屋さんを
モチーフしたのではないかと思うのでした。
Narcissuss様、
> 仕事とか生き方とかへの
> 真摯な気持ちを際立たせるために
同感です。
ただデリケートなテーマだけに駄作だったりすると目も当てられないです(^^;)
死の臭いが沁みついてる女なんて論外。
妄想は2次元だけにしてくれ。