JA 葬祭部門の葬儀代金使い込みの対策を真剣に考えてみた




JA葬祭部門の葬儀代金使い込みの理由と対策を真剣に考えてみました。

一般の方はご存じないとは思いますがJAこと農協はお葬式を執り行う部署を持っています。
そして私の中ではJA葬祭部門といえば葬儀費用の使い込みです。
JAの葬儀費用着服はもはや伝統芸なのか | 考える葬儀屋さんのブログ

手口も毎回同じで、葬儀代金を現金で集金して、それをギャンブルに突っ込んで、その後は自転車操業、というパターンです。

葬儀業界の毎年の伝統行事なのでこのニュースを聞かないと1年が終わった気がしません。
今年はまだ聞かないなあと思っていたら年末になってニュースが飛び込んできました。

元JA男性職員葬儀代850万横領 佐波伊勢崎が刑事告訴へ

さすが、期待を裏切りません。ありがとう!JA。

JAが有効な対策を打たない理由

それにしてもこれだけ過去何度も使い込みが発覚しているのにJAがほとんど実効的な対策を打たないことが本当に不思議で不思議でしょうがないのです。
今回はその原因と対策を真剣に考えてみました。

経営者が無能

これだけ問題を何度も起こしておきながら行うのは社員教育だけという経営者は無能です。人様のお金を使っちゃダメなどという研修を受けさせられる真面目な社員が気の毒です。
経営者の仕事は再発防止の「仕組み」を考えることだと思うのですが・・・

組織が腐っている

お金を使い込んでるスタッフが多すぎて現金集金をなくしてしまうとみんなが困る(笑)

個人にとっては大金だが組織にとっては大した金ではないので対策を打たなくてもいいと思っている

数百万円の使い込みなんて全体の何百億という売上の単位からみたら、はした金だと思っている説です。

以前こういう記事を書きました。
借金をチャラにする方法

もちろんこの内容は冗談ですが、JAが使い込みがしやすい環境であるということが認知されると、使い込みをしやすい社員が集まってくるというモラルハザードが発生し、悪循環のスパイラルが起こる可能性もあります。
放置は危険です。

顧客側の現金主義が変わらない

施主(葬儀費用を払う人)側が現金主義ということもあるでしょう。

農村や地方の顧客が多い
→つまり高齢者が多い(農業従事者の平均年齢は67歳
→振込やクレジットカードなどの手続きが苦手。電子マネ-?何それ?
→現金払いがいい

さらに
→参列者が多いので葬儀直後は香典が手元にある
→それを葬儀費用に充てようとする
→現金払いがいい

しかし香典だけでは葬儀費用の半分にも届かないはずなので残りの分はお金を引き出しているはずです。
そうなると紛失や盗難の可能性が高まりますのでセキュリティ的にも良くないのですが、田舎の人はのどかだから気にしないというのもあるでしょう。

対策を考えてみた

さて経営陣になり代わり使い込み問題をなくす仕組みを考えてみました。

原則は振込!

ここまでは小学生でも考えつくでしょう。
さらに振込を徹底させる仕組みづくりとしては、こんな感じです。

報酬系施策

集金ではなく振り込みを選んだ人には葬儀費用を割引する

これはJA東京の葬儀部門のトップが書いた本です。
農協職員時代に行った施策として、月会費の集金を廃止することによってコストダウンを図った事例が載っています。
当たり前ですが葬儀費用の集金は人的コストがかかりますから葬儀屋さんにとってもいいことはありません。
もちろん個人商店ならキャッシュがすぐに入るという現金集金の仕組みは魅力的かもしれませんが、JA葬祭部門にはそんな緊急のキャッシュが必要という状況はまずないでしょう。

葬儀費用の振込手数料を無料にする

JAはJAバンクと言う日本有数の金融機関を持っています。
顧客もメインバンクとしてJAバンクを使ってる人が多いでしょう。
だったらJAバンクに協力を仰いで、葬儀費用をJAバンクを使って振り込んだら、振込手数料を無料にしてもらえばいいのです。
なんなら葬祭部門が振込費用を負担してもいいでしょう。
また振込額の上限がある場合は、葬儀振込の場合だけ認めるとか。
これで集金業務が減れば振込費用負担分以上の成果が上げられます。

罰則系施策

葬儀日程が決まった段階で支払い日を確定する。

例えば葬儀の打合せ時に見積書を発行する段階で、葬儀の日付から10日以内に葬儀費用を支払うという契約にする。
延長すると延滞金が発生する契約内容にする。
デメリットとしては完全に契約書として認定されるので、収入印紙の出費が発生します。
しかしそれでもメリットの方が大きいでしょう。

以上です。
色々面倒と思うかもしれませんが毎年使い込みの報道がされてJA葬祭部門の評判が落ちることに比べればマシです。

JAで働いている方のツッコミご意見お待ちしています。











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