「小さなお葬式」が消費者庁の処分を受けた件




いつか来るだろうと思っていたこの日がついにやってきました。
「小さなお葬式」に処分 追加料金不要と虚偽表示  :日本経済新聞

インターネット上で葬儀を依頼できるサイト「小さなお葬式」について、追加の費用が発生することがあるにもかかわらず、「追加料金一切不要」と表示していたのは景品表示法違反(有利誤認)に当たるとして、消費者庁は22日までに、運営する葬儀会社ユニクエスト(大阪市)に再発防止命令を出した。

ここで初見の方のためにざっくり解説。
小さなお葬式はネット上で葬儀屋さんを探している人を集めて、葬儀屋さんに紹介、それで紹介手数料をもらっている葬儀ブローカー。
コンプライアンスに問題有りの活動内容を、私は度々このブログで指摘してきました。

今回消費者庁が指摘した問題のある手法を指摘していた私の記事は、「小さなお葬式」で検索すると上位にきます。
『小さなお葬式は最悪の葬儀会社です。』 | 考える葬儀屋さんのブログ
その記事が「何者かによって」不正な手段で消されようとしたことがあり、ネット上で盛り上がったことがあります。
私の「小さなお葬式」の記事で炎上するまでのまとめ | 考える葬儀屋さんのブログ

またこのブログの記事を「小さなお葬式」に盗作されたこともあります。
そういう人達です。

そして、私が昔から指摘してきた「小さなお葬式」の問題ある手法が、今回やっと消費者庁によって公(おおやけ)にされたというニュースです。

「小さなお葬式」が追加料金は不要と言っておきながら、実際遺族から追加料金をむしり取る手法は葬儀業界内では公然の事実でした。

消費者庁は、同じ手法を行っていた「イオンのお葬式」を処分したタイミングで、「小さなお葬式」も処分しておくべきでした。
(参考記事:とうとう「イオンのお葬式」が消費者庁からダメ出しされた件 | 考える葬儀屋さんのブログ
この記事にも書いていますが、当時葬儀業界内では、イオンが指摘受けるんなら「小さなお葬式」が処分受けなきゃおかしいだろう、という声が多く聞かれました。
遅きに失した感があります。

とはいえ、これで彼らも少しは大人しくなるだろう、と思いきや

ユニクエストの担当者は、取材に「消費者庁の指摘は受けとめるが、有利誤認との判断は不服だ」とし、処分取り消しの提訴も検討していると明らかにした。

反省してないですね。

葬儀ブローカー間の競争は激しく、金になれば何をやってもいいというコンプライアンス上問題のある手法がまかり通っています。
消費者庁には、消費者と正直な業者が恩恵を受けられるよう、さらに健全化をすすめてもらいたいです。











2 件のコメント

  • 小さなお葬式の施行を引き受けている葬儀屋に勤めているものです。
    ほんの数年前に業界入りした若造ながら口を挟みます。
    というのもどちらかというと自社批判を込めて言いたいことがあるのです。
    小さなお葬式の追加料金をむしり取るやり方という記述についてですが、追加料金をいくらとっても、小さなお葬式に支払うマージンはビタ一文変わりません。
    恥ずかしながら弊社の上司がそうなのですが、追加分は小さなお葬式に払わなくていいのだからガンガン追加取れ、アップセルで利益を確保しろの方針なのです。
    売り文句は小さなお葬式のプランだと貧相になりますよ、みんな普通はこれくらいしますよ、最後の親孝行ですよ…。

    社内では声を大にして言えませんが、私は小さなお葬式の方針は間違っていないと思うのです。
    むしろ直接遺族に接する我々葬儀屋が、いつからか認識を履き違えているように思えてなりません。

    恥ずかしながら日々、この業界にいていいのか悩ましい日々です。

    • ぺーぺー 様
      貴重な情報ありがとうございます。
      後半のご意見について、ですが、
      そういう葬儀社の暴走をコントロールできないのなら、小さなお葬式の名義にして年間〇万件施行などと宣ってはいけないと思うのです。
      >恥ずかしながら日々、この業界にいていいのか悩ましい日々です。
      以前記事でも書きましたが、(大変失礼な言い方で恐縮なのですが)ブロカーから葬儀をもらっている段階でその葬儀社は先が長くないと思うのです。
      ぺーぺー様は志をお持ちのようなので、(他人が軽々しくアドバイスをすることではありませんが)勤めている葬儀社を変える、という選択肢があってもいいと思います。

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