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平和会ペットメモリアルパークで愛犬を火葬した話




先日愛犬が亡くなりました。
愛犬が亡くなった | 考える葬儀屋さんのブログ

その際、火葬は横浜市と川崎市の境目に位置する平和会ペットメモリアルパークを利用しました。

問題なく利用できましたので今後ペットの火葬場をお探しの方に参考になるようにこの記事を書きました。
最近のGoogle検索の精度の乱れと、ペットのサイトのSEO対策(検索順位を上げる工夫)の差があるのでしょうか、なかなか「横浜 ペット 火葬」で検索しても望ましい検索結果が出てこないことが多いです。
この記事が横浜や川崎方面でペットの火葬場をお捜しの方の一助になれば幸いです。
(私の本業が葬儀屋さんなので、ところどころ人間の火葬と比較した記述がでてくることをお断りしておきます。)

平和会ペットメモリアルパークを選んだ理由

当初火葬は板橋区にあるペット火葬板橋に依頼する予定でした。
その理由は

  • 運営母体が民間の(人間の)火葬場である戸田斎場なので信用できる
  • 戸田斎場は日頃仕事の関係で利用していたのでなじみがあったこと

の2点です。

ただ火葬に参列する横浜在住の義父と義母のことを考慮し、より近い火葬場ということで
平和会ペットメモリアルパークを選びました。
ちなみに火葬場はペット霊園の中にあり、横浜市と川崎市のちょうど境目に位置し、またぐ広さなので

〒215-0013 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1183
〒225-0001 神奈川県横浜市青葉区美しが丘西2-15-1

というように住所が2つあることに注意です。この住所は隣接しています。
カーナビにどちらの住所を入力してもちゃんと着きます。

周辺のペット火葬場の中でここを選んだ理由は

  • 70年近く営業している
  • 世田谷区と大田区の公共サービスとしてのペット火葬の委托先になっていたので、ある程度選抜されたクオリティだろうと判断した(ちなみに各自治体が公共サービスで行っているペット火葬では遺骨は飼い主の元へ戻って来ません。)
  • 平和会ペットメモリアルパークの営業の方と話したことがあり(過去の施行客からペットを亡くした相談があったら紹介してほしいとの依頼でした)その方が普通の人だったから。
    普通の人と言い方もおかしいのですが、ペットの火葬は基本的に行政の規制がほとんどないので、車両内に火葬機能をつけて移動式で行っている業者もいるくらいです。スタッフレベルが玉石混交であると私は考えています。
    (人間の火葬を行う火葬場の職員のレベルも、地方の公営の場合ろくでもないことはままあるのですが、それは置いておきます)

また横浜市内にある4つの市営火葬場の一つ、戸塚斎場がペットの火葬もおこなっていますので、横浜南西部にお住まいの方は選択肢に含めてはいかがでしょうか。

所在地:〒244-0001 横浜市戸塚区鳥が丘10番地の5
電話番号:045-864-7001

よく分からない民間業社にお願いするくらいなら、こちらの方が安心だと思います。
ペット火葬のご案内・戸塚斎場 

火葬予約方法

火葬場の予約は電話(044-966-6140)で行います。
7時から20時まで電話つながります。
私は愛犬が亡くなった日に予約の電話を入れました。
火葬の希望日時は翌々日のお昼前後でしたが、空いていました。
人間の火葬場は不足気味ですが、ペットの火葬場は比較的需給バランスが安定しているようです。

火葬の当日までペットの状態を保つのはこの記事を参考にしてください。
東京で安心してペットを火葬する方法を葬儀屋さんが教えます | 考える葬儀屋さんのブログ
全く凍らせないようにして体を冷却し続けるというのは慣れてない方には難しいかもしれません。
とはいえすぐ翌日に火葬というのは気持ちの整理が付かない方も多いでしょうから、亡くなった日の翌々日ぐらいが適切ではないでしょうか。

コースの選択

火葬料金はペットの種類や体格によって変わります
またコースの中には
・骨壷(オプション料金を払うことで別のものを選ぶことも可能。基本プランは瀬戸でできた円柱状の骨壺です)
・ペットと一緒に火葬する花
・自宅に持って帰って霊前に飾る花
が含まれます。

あと選択するのは用意された棺に亡骸を納めるか、棺を使わないかです。
(火葬の立会無しで、ペットの亡骸を預けて後はお任せ、というコースもありますが、個人的にそれはありえなかったです。)

私は棺を使わないコースを選びました
理由は、棺がいかにも仏式の桐の柩というデザインだったので、愛犬にふさわしくないと思ったからです。
また棺に金属は使っていないという触れ込みでしたが、できることなら余計なものを燃やしたくないという判断もありました。
実際経験してみると棺がない方が、きゅうくつではない風情でお別れできたので、正解だったと思います。
棺を使う使わないの判断は火葬の直前の選択でも可能のようです。

私の場合は、火葬料51,000円(柴犬で棺無しコース)+追加購入の骨覆い4,500円に消費税で総額59,940円でした。
(余談ですが、税法上ペットの火葬には消費税はかかりますが、人間の火葬にはかかりません。)

当日火葬まで

火葬予約時間の30分前に到着するよう指示されました。
その火葬までの30分の間に、事務所のカウンターでコース内容の確認と手続きを行います。
(実際の支払いは収骨の直前でした。カード払いも可能です)

当日の参加者は私と妻と妻の両親の4名でした。
駅から離れているので、公共機関を使った現地までの交通の便はあまり良くありません。
広い駐車場があるので車をお持ちの方は車で向かった方が良いでしょう。

早く到着した人のために別棟に控え室があってペットと過ごすことができるようですが、我々は車の中で待ちました。
また当日は雨でしたが入り口の下にアーケードがあるので濡れることなく愛犬を車から降ろすことができました。

火葬の流れ

お別れ

所定の時間になるとお別れの部屋に案内されます。
我々は棺が不要のコースだったので、白いシーツを敷いた台車の上に愛犬を寝かしました。

お別れの時は、人間のときと同じようにお花で体の周りを飾ります。
私は白いお花だけの方が赤柴の愛犬が映えると思って、白いカーネーションの花の部分だけとかすみ草を自分で持参しました。
火葬場でも鮮やかな色味の花が用意されていました。
飾ってみるとそれなりに綺麗だったのでその花も全部使わせてもらいました。
またスタッフの方が用意してくれた紙皿に、持参したヨーグルトやドッグフードを入れました。
金属系の燃えないものはいっしょに火葬できませんので注意してください。

お昼前で後の予約がなかったせいかもしれませんが、急かされることなく10分ほどゆったりとお別れをさせてもらいました。

火葬

お別れが済むと隣の火葬炉前の部屋に移動します。
ここが本当に最後のお別れになります。
焼香もできるようですが我々には不要だったのでお断りしました。
台車に乗せられた愛犬が火葬室に納められて火葬が始まります。
(この前後にいろんな想いがめぐりましたが、この記事はあくまで情報提供を目的としているので、私の気持ちは割愛します。)

待ち時間

その後2階の控室で待ちます。
待ち時間はたっぷり1.5時間くらいでした。
人間と同じかそれ以上に長いです。
これは小動物の骨をちゃんと残すために、人間よりもデリケートに火量を調整しているせいだと思われます。

待ち時間の間にみんなで愛犬の思い出を語りました。
自販機はありますが、飲食物の持ち込みもOKなので、少しお菓子などをお持ちになった方がいいと思います。
また歩いて6分くらいの距離にセブンイレブンがあります。

ショーケースにいろんな骨壷や骨覆が飾られているので、気に入ったものがあれば購入しても良いでしょう。

拾骨

拾骨の時間になると火葬炉前に呼ばれます。

骨格標本のように綺麗に愛犬のお骨が並べられていました。
専門的な話になりますが火葬炉にはロストル方式と台車式の二つの方式があり、ここは台車式を採用しているので綺麗にお骨が残るのでしょう。
火葬場 – Wikipedia
人間の場合、台車式だと遺族から骨格標本みたいで生々しいという感想を聞くこともありました。
私はペットに関しては、遺骨がたくさん残るこの台車式が好ましいと思いました。

骨壷はその動物のサイズに合ったものを火葬場の方で選んでくれます。
骨覆いに関しては愛犬らしいもふもふした素材の骨覆いを追加購入しました。

遺族の手でいくつかの遺骨を納めた後、残りを火葬スタッフの方が全て骨壺に納めて終了です。
形式的に火葬証明書が発行されますが、人間の場合と異なり法的に必要なものではありません。

担当される方によって個人差があるのかもしれませんが、我々を担当していただいた火葬スタッフの方は配慮の行き届いた男性でした。
良い最後の見送りができたと思っています

我々は今後遺骨を自宅に置いておくつもりです。
お墓が欲しい方は同じ敷地内にあるペット霊園を求めてもいいでしょう。

また追加費用を払えば粉骨(ペットの骨をパウダー状にすること)も可能です。
後日依頼することもできるようです。
散骨をお考えの方は検討して良いかと思います。

以上平和会ペットメモリアルパークを利用した体験記です。
首都圏でペットの火葬場を探している方のお役に立てれば幸いです。











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