カメヤマロウソクから販売されている「好物キャンドル」にニーズはあるのか




カメヤマロウソクから販売されている「好物キャンドル」シリーズをごぞんじでしょうか。

カメヤマロウソク好物キャンドルシリーズ

「故人の生前好きだった食べ物を模したロウソクです。ぜひ御仏前にかざってください!」
というもの。


私はこのロウソクを見るたびにこう思うのです。

「いや、本物の食べ物供えればいいんじゃね? で、ロウソクは普通の使う。」

たしかに、「故人は生前、ロウソクをムシャムシャ食べるのが大好きな人で」という場合は、ロウソク供えてもいいと思います。
その食生活が寿命を縮めた可能性はありますが。
もしくは実物を飾れないケース、例えば「おじいちゃんは生前エッフェル塔が大好きだった」という場合は、代替品としてエッフェル塔を模したロウソクを飾るのはアリでしょう。
なんでエッフェル塔が好きだったのかは私もおじいちゃんにぜひ聞いてみたいところですけども。

近所の仏具屋さんにディスプレイされているのですが、ずっと配置が変わらないところをみると売れていないようです。
ちょっとおもしろそうというパーティーグッズ的なノリで購入する人も一定数いるはずですが、リピーターにはならないのではと思うのです。
こういうこと言うと「冷たい」とか「夢がない」とか言われるかもしれないのですが、これって生産者側の自己満足に過ぎないのではないでしょうか。

コンサルタントが使う例え話で、「カナヅチしか持っていない子供は手当たり次第に叩いて壊す」というのがあります。
要はカメヤマロウソクさんは、ロウソク製造という持っている技術を無理矢理使おうとした結果、可能性をせばめて消費者のニーズを外しているのではないでしょうか。

IT系の会社が葬儀業界に参入する場合も同様のことが起こっています。
消費者のニーズを満たすためにはこのIT技術が使える、ではなく今手持ちのIT技術でこういうのがあるから、多少無理矢理でも従来のアイテムの代替品として使ってみてはどうか、という方法論ですね。
その結果、タブレットすら厳しく(参考記事:葬儀打合せにタブレットを使うのはアリか? )、VRになるとさらに厳しい(参考記事:デジタルデバイスを葬儀業界で使うとこんなことに・・・  )状況です。

ペッパー坊主、あれはおもちゃなのでIT技術とは呼ばないです、念のため(笑)

もしかしたら好物キャンドルシリーズの場合、
製造ライン一度作ったら、イニシャルコスト以降原価はほとんどかからないので、マスコミが面白がって採り上げてくれること前提の広告媒体だとカメヤマロウソクさんが考えている可能性はありますが。

さて霊前で使うロウソクの新しいのを考えてみました。
現在仏壇にお参りしているクラスタ(層)で一番多いのは、配偶者に先立たれた一人暮らしの老人でしょう。
コンパクトと安全性にシフトしたロウソク、もしくはロウソクの代替品(≒お参りという作法を行っている満足感を与えるデバイス)がいいのではないでしょうか・・・
と思ったらこんな商品を出されてました。
LEDロウソクというやつですね。

 

コンパクトと安全という要素を持ちつつ、欲を言えばさらに儀式性を付け加えたいですね。
ロウソクへの着火→線香への着火→線香を立てる→手を合わす
という一連の宗教的手順に価値があるという考え方です。

それはこれです!   という商品を1週間考えていましたが思いつかないので、あきらめてこの記事をアップすることにしました。
うん、もう好物をキャンドルにするってことで、終了!

(追記)

 

ペットに線香上げるのはいいとして、絶対生前にネクターは飲まなかっただろうから
もはや誰の好物を供えているのか、目的を見失った状態。











コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください