今回ご紹介する本は
あの山田風太郎が著名人の死に様を、享年順に並べて描いた本。
そのため1巻目は夭逝した人が中心です。
歴史上の人物が自分の現在の年齢で死んだっていうのを知ると
一気に近い存在に感じられますね。
この本の中で私が一番好きなのは
作家・田中澄江のこの言葉。
「親も、友達もみんな死んでゆきました。
それくらいのこと、自分にだって出来るでしょう。」
ただし彼女、88才のときこんな本を出してます。(^^;)
達観した聖人君子の言葉じゃなくて、この葛藤があるからこその発言かと思うと
余計に味わい深いです。
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