プロゲーマーの梅原大吾氏の本「勝ち続ける意志力」
を読んで考えたことをつらつらと・・・
ロジカル(論理的)ではありません。悪しからず(^^;)
(アマゾンからの内容紹介を引用)
ゲームファンから「神」と崇められ、
「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されている伝説のゲーマー・梅原大吾が、初めて熱い想いを語る。
(中略)
「楽な勝ち方ばかりしていてはやがて勝てなくなる」
「変化なくして成長なし」「最もライバルが多いゲームをあえて選ぶ」
など、彼がこれまで実践してきた、勝ち続けるための勝負哲学は、ゲームの世界のみならず、いまの社会を強く生き抜くための指針でもある。
ウメハラ渾身の作である本書は、ゲームの攻略本ではなく、人生の攻略本である。
彼が勝ち続けるためにしたことは、いろいろな方法をためして変化し続けること。
部下に「変われ」、と言っている上司がいる。
ひねくれ者の私はこう考える。
変わることってできるのか?
そもそも変わる必要があるのか?
この2点を考えたときに、私は
変わることはできないし
変わる必要はないと思う。
知り合いで「変わった」奴っている?
すごく成長したように見える奴は変わったんではなくて
多分それは得意分野を「伸ばした」んだよ。
「変われ」って言っている人は
自分が持っているものを他人が持っていないとき、
それを身につけろ
と言ってるケースがほとんど。
そんなものは身につかないし、
身につけたところで、組織の中でそいつと能力が被るだけ。
余り意味は無いと思う。
自分はどちらかというとマイノリティー(少数派)に属するし
難しい奴と思われていると思う。
でもそれでいい、と今は言える。
大袈裟な言い方が許されるならそれが才能だと思っているので。
マネージャー業務をやっていると久しぶりに葬儀担当を受け持つ、
ってことがある。
葬儀って現場感(現役感と言ってもいいかな)が重要なので、少しブランクが空くと
忘れているというのもあるし、違和感がある。
葬儀業界の環境も急激に変化していることもあり正直、恐怖感もある。
もちろん、かつての自分のやり方を全て復元できる仕組みは残しているけど。
でも一度昔の自分のやり方をリセットして新しい方法論を試せる、
っていうのも最近面白いと思えるようになった。
こういうやり方もあるよな、っていう発見があるとうれしい。
こうやって新しい方法論を試しているのは「変わっている」わけじゃない。
分析好きっていう自分の才能を伸ばしてんだよね。
凄くがんばる、休むではなく、適度な努力を毎日重ねて、
かすかな成長に喜びを見いだす。
新人でも遺族が90点と採点してくれるお葬式を執り行うことは可能だ。
もちろんそれは大切なことだけど、
プロっていうのはたとえどんな状況のお葬式であっても
「常に」70点を取れる人のことだと思う。
そしてその状態をずっとキープできる人。
たとえば10年前ならひたむきさをセールスポイントにできた。
もちろん今でもひたむきではある思うけど
年齢を重ねた今はそれだけではなく
加えて安心や説得力という要素も積み重ねていかないといけない。
加齢というパフォーマンスの低下を
経験など他の要素でどう補えるかだと思う。
勝ち続けるためには強い意志と持続力が必要ですが、作戦も重要です。
青山葬儀場の指定管理者公募には8団体(企業等)が応募しましたが、日比谷花壇グループが勝っています。
これなど、まさに「勝って当たり前の条件具備」が見られ、今後も勝ち続けるでしょう。
日比谷花壇とワカホで日比谷花壇グループ(JV)を造り、入札条件具備や「勝つための条件」をクリアして指定管理者になったと言えます。
日比谷花壇は公園等の指定管理は行っていますが、都の条件である「葬儀場運営(自社)や管理」(現在は大田区の斎場の指定管理者でもあり、大阪に自社斎場をオープンした)の条件からするとマイナスとなりますが、自社斎場を有するワカホ(他業種参入で数年の実績しかなかったが)とJVを組むことで条件をクリアします。
そして、ワカホは青山葬儀場の公設者である「東京都建設局緑地公園部に大きな貸しがあり」、役所的な考えでは「○○○」な状態でもあります。
しかし、これらの条件具備だけではなく仕事がしっかりしており、役所好みの計画書や報告書を提出しています。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/shitei_koubo/17shiryou/keikaku/sougisho.pdf
入札条件はこちら
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/shitei_koubo/22shiryou/aoyamasougisyo/aoyamasiyousyo.pdf
勝つために「論理的」に出ており、「本能や感覚」で来るタイプとは違います。
prof様、
>ワカホは青山葬儀場の公設者である「東京都建設局緑地公園部に大きな貸しがあり」、役所的な考えでは「○○○」な状態でもあります。
これすごく気になるんですけど・・・
ワカホの葬儀業参入には「東京都の事業計画」が少々関与(ある意味では契機)しています。
それよりも、日比谷花壇グループが出している「事業計画書」は見事であり、非常に参考になります。
無駄がなく(余計な事は書かず、自画自賛や他社否定をしない)、的確に行政の求めているポイントを見極めて、「行政の求める以上の計画を立てています」。
日比谷花壇の知名度と実績、ワカホ(知名度はない)の管理・メンテナンスの実績に加え、突っ込みようのない「計画書」を出されると、行政職としては「判子を押します」。(PFIではJVが多い)
都が75%、指定管理者が25%の比率ですが、青山葬儀場指定管理者は「それ以上の価値」があります。
葬儀業界や葬儀社の書いたものは根拠が乏しく、事実でない、妄想や希望的観測、優良誤認、私見が多いのですが、都の担当者も「光を見た」のではないでしょうか?(他社事業計画書を見ていないので私見です)
良い書き物を見ると勉強になります。
ワカホの葬儀参入は用地の利用や立地・斎場建設がスムーズに進み、どの様な運営をするのかを見ていましたが、互助会や専門業者とは違う考えのようです。
昨年12月にはワカホ斎場から1㌔少々の葬儀社の破産手続き開始が始まりましたが、本年3月には手続き廃止(財産支弁不足)が決定しました。
この葬儀社の倒産にはワカホの影響は然程なく、経営と能力の問題と思われます。
定点観測地域と気になる会社の動向を見ていますが、次は「ワタミ」が気になります。
prof様、
公的斎場の管理者選定に関してなのですが
最初に官から民へ引き継いだ第1号企業が、審査では圧倒的に優位になります。
これは実際の運営コストを知っているから。
2回目以降の選考会から参加した企業は
緑地の管理費や設備の減価償却費は言うに及ばす、光熱費すら分かりません。
バランスシートや損益計算書は公開されませんから。
某公営式場は、施行件数すら公開しません。
2回目以降エントリーしたところは手探りで提出書類を作るしかないそうです。
最初の管理葬儀社が、使用料の引き下げ案を提出して、
他社と差を付けることができるのもコストを知っていることが大きいのではないでしょうか。
あとはロビー活動があるとかないとか・・・
田舎の役所であれば「飲ませる、喰わせる、抱かせる、握らせる」が通りますが、都では美濃部、鈴木時代までであり、石原以降は難しくなりました。
そのために、最有力は「都議ルート」です。
また、都の情報公開制度を利用して「情報開示請求」をすれば、関係資料を請求ができます。
本案件に関しましては情報開示棄却の可能性は少なく、「黒塗り」もない(または少ない)と思います。
実際に、警察庁委託業務では「?」な事態が発生しています。
開設時には「赤いベレー帽」が委託と指定を受けていましたが(ある意味では納得できた)、現在は違う会社であり2期目に入っています。(青山も同様)
委細は「匿名通報ダイヤル」で調べて下さい。
在京ではなく、防犯や警察と無縁な小さな会社(恐らく)が何故、警察庁、全ての都道府県警察の仕事を獲れたのかは分かりません。
葬儀社でも退職警察官を雇用すると所轄署の仕事がもらえますが、「大きな力」が働いたのかもしれません。(警察庁や都道府県警の情報開示は難しい)
少々ネタ違いですが
実は、政府が意図的に隠している帰来はありますが、平成24年8月22日交付の年金機能強化法も実に面白い
法です。(平成27年10月実施)
中でも、「年金受給資格短縮」は最後まで隠すのか、選挙に有利に使うつもりなのか(今回の選挙では使用していない)、分かりません。
確かな事は、消費税10%とバーターで実施することであり、典型的な「飴と鞭施策」です。
医療現場でも「生保患者への指導」が天から降りてきて、「生保患者には最新医薬品の使用が禁止」されています。
生保患者には「古くて安いジェネリック」を使うように厚労省から通達が来ており、生保患者に高い医薬品を使用すると「保険点数削除や不許可」となり、病院が負担をする羽目になり、使用が出来ません。
生保に関する「葬儀規定」も変わるかもしれません。
国や霞が関としては「バカな国民に伝える義務はない」、「知りたければ官報を読め」となるのでしょうが、何故かマスコミも「日光の3猿」を決め込んでいます。
prof様、
どんどん内容がヤバくなっていってます(^^;)
年金に関しては個人的もう何も期待していないというか
改革って名ばかりでどう国民にわかりにくくするか、みたいな話になっていますよね。
あの細野真宏ですら、懐柔されちゃっていますし。
個人的には資産設計に年金は入れていません。
結果、70歳から先、生きていけないんですが(^^;)
残念ながら70歳では死ねません。
2011年の日本の平均寿命は83歳ですが、これから先にどんどん伸びていきます。
2013年の国連経済社会局(DESA)の報告書では2100年の日本の平均寿命は94.2歳で世界3位。
世界1位に躍り出すのは韓国で81歳(2011年)から一気に95.5歳になります。(憎き日本を打ち破った??)
世界2位は韓国に抜かれた香港。(日本を抜いている)
韓国の少子化は日本よりひどく、日本以上の超高齢化時代となります。
ここで出てくるのが、「年寄日本人輸出施策」。
EPA関係でインドネシア、フィリピン、ベトナム(すでに審議入り)。(お勧めはホーチミン)
2100年に月50万円の給与を貰うと、共済・厚生年金と国民年金、健康保険の1本化が行われており、15万円程度が天引きされ、所得税が10万円。
都道府県税と市町村税が10万円で手取り15万円。
加えて消費税が25%となり、生活レベルや消費は大きく縮小するでしょう。
ただし土地価格は下落しており、都心以外は購入や賃貸は楽でしょうが、年金で暮らすとなると物価の安い海外移住でしょう。
良い事もあり、乗車客がいないリニアモーター鉄道や、利用客もいない空港が各地に出来ています。
2100年まで生きている可能性はゼロですが、選挙投票前は大事にされる年寄も、本音では「邪魔」としか考えておらず、年金機能強化法も「消費税10%のバーター」として利用されました。
prof様、
老後は香港がいいですねー。
食べ物おいしいし。町の食堂のあのメニューの多さにはいつも圧倒されます。
でも家賃含めて生活費が高そうなのがマイナスです。
まぁ、そもそも葬儀屋さんって労働環境考えると長生き出来なさそうなんですが・・・
私の知る限り、「海外の葬儀屋さんは長生き」です。
日本の葬式屋に比べると、肉体的、精神的負荷が少ないためで、精神医学的に見ると「明らかにストレスが少ない」と言えます。
無駄な競争が少なく、営業もほとんど必要なく、嘘をついたり人を騙すこともなく、信頼されています。
UK北部の私が気に入っている葬儀屋さんのHPです。
http://www.williampurves.co.uk/
ここのエンバーミング・スクールは安く担当教官も優秀です。(UKでは担当教官は医学、特に病理または法医の経験が必要とされています)
同地区の葬儀屋との争いもなく、同業者同士が夕方にはパブでビールを。
レッド・オーシャンの日本からは想像もつきません。
prof様、
ああそうなんですね-。
あと100年くらい経って日本が没落した後の
日本の葬儀業界もこんな感じに・・・なりそうもないですね(^^;)