私はオシャレではない
「オシャレですね」とたまに言われる。
 しかし私はオシャレではない。
 スタイリングの創意工夫やセンスは全く無い。
 正確にはメンズクロージングに詳しい人、というべきであろう。
 (参考記事:葬儀屋さんの服装について 1/2)
 センスが無いものだから身にまとうものは全てロジカルに考えている。
ロジカルな服の選び方
朝起きる。
 天気予報を見る。
 今日は久しぶりの降水確率0%であることを確認。
 そこで靴は雨の日には絶対履けないコードバン(馬のおしり)素材のものに決定。
 コードバン素材はきれいな光沢があるので素材感を合わせるという理由と、気温が高いという理由からパンツはシルク混じりのウールする。
 色はライトグレー。
 暑苦しさを軽減させつつ、コードバンの発色の邪魔をしないようにするため。
 その日会うのが大学の同級生なら、シャツも上記の理由に加えて、カジュアルに寄せるためシャリ感強めのリネンのものを選ぶ。
 色はサックスブルーなんかがいい。
 若いほうの愛人に会うのなら、少しだけフォーマルに寄せて、パンツとセットアップのジャケットに黒いニットタイをしめて、あえて大人感を出す。
本の紹介
そんな風にロジカルに服を着る私にとって大変役に立ったのがこの本。
「紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ」
一般読者向けのスーツの本の中ではこれまでにないくらい詳しい内容。
 おそらくこれ以上詳しくすると仕立て屋のための教科書になってしまうだろう、というレベル。
 人体の骨格解剖図から解説を始めてしまうほどの凝りよう。
 おそらくオーダーか、既製なら15万円以上クラスのスーツを着る人が対象かと思う。
この本の中には
 「こういうシワが出てしまうのは、こういう体型の人がこんなスーツをきてしまったから」
 という解説を行っている箇所がある。
葬儀屋さんは制服をなおしてみよう
最近は制服が支給される葬儀屋さんも多いと思うが、
 興味のある人はこの本を参考にして「お直し」をしてほしい。
 体脂肪率30%越えています、と言う話ならまず痩せろということになるが
 標準体型といってもいろんな体型があって、なかなか自分にぴったり合う制服というのはまずない。
 葬儀屋さんの見てくれというのはとても重要で、
 先日姿勢のことを書いたが、
 (参考記事:葬儀屋さんの正しい立ち居振る舞い教えます)
 これをクリアしたら今度は制服を自分の体型に合わせてみよう。
お金があって都内に住んでいるならサルトのような専門お直しに持ちこんでアドバイスを受ければ良いが、なかなかそれは難しいだろう。(ここは腕はすごくいいが、予約がなかなか取れないのと電話に出ないのが玉にキズ。あとお直し代がその服を買ったときの値段を上回ることがある)
 そうであるなら、自分でどこを直せばよいか認識して
 近所のお直し屋に指示を出してしまおう。
きっとよりカッコ良くなれるはず・・・だ。










 
 









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