NTTの高い弔電を頼んでみたけど、おすすめしない理由




実際に弔電を申し込んでレポートするシリーズです。

弔電のお申込みでお急ぎの方は拙文
弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます
をご参考ください。

今まで
スマホで弔電(お悔やみ電報)を申し込んでみた<VERYCARD編>
スマホで弔電(お悔やみ電報)を申し込んでみた<ハート電報編>
という格安のネット弔電会社を使って実際に申し込んでみた記事を書いてきました。

今回は王者のNTTにスマホで弔電を注文してみました。
ただし今まで何本か記事を書いてきて、今回も普通に注文しても面白くなので
そこそこ高い台紙で2通、申し込んでみました。

まずスマホで検索してタップ。
そこで目がテン。(・◇・ ) 
NTTトップ画面
いまどき画面がスマホ対応していない・・・
PCと同じ画面をスマホの画面で見せている?
おじいちゃん、おばあちゃんにこれは無理でしょう。

ちなみにこの画面はNTT東日本。
同様の弔電サービスはNTT西日本もやっているのでそちらはどうかと思い調べてみたら
やっぱり同じくPCと共通画面。

これはいったい・・・

ちなみにNTTの弔電サービスは電話で申し込んでもネットから申し込んでも料金はほとんど変わりません。
つまり価格破壊の著しいネット申込みの弔電の中では、NTTは圧倒的に高いのです。
その理由はおそらくオペレーターの人件費とコールセンターシステムのコストで高額になってしまう電話申込みの弔電価格に、ネットの弔電価格を合わせているせいだと思われます。

つまりそれでもNTTにネットから申し込むのは情報弱者(ごめんなさい)ということになります。
そうであるならおそらくPCは使えないはずなので、なおさらスマホ対応に力を入れるべきだと思うのだが・・・
ネットから申し込まないでおとなしく電話で申し込め、ってことなのだろうか。
NTTトップ画面その2
次の階層に進んでも相変わらずPCと共通画面。

単価の高いプリザーブドフラワーと線香などの商品付きの弔電を、最初に勧めたがるのは分かりますが
私はおすすめしません。

弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます
↑この記事の中でも説明しましたが、葬儀式場に届いたプリザーブドフラワーや線香などの商品付きの弔電は、
商品と弔電を別々にして飾られることが多いのです。
なぜなら通夜後にお葬式での司会者が弔電披露する弔電を遺族に何通か選んでもらうときに、弔電をまとめておいた方が遺族が選び易いからです。

そして弔電と別々に置かれたプリザーブドフラワーと線香には送り主の名前は入っていないので、誰からの送りものか分からなくなってしまうのです。
せっかく高額な費用を払ったのにこれはもったいないと思います。
おまけに最終的に遺族が葬儀式場から帰るときに商品は荷物になってしまいます。
それでなくて遺影、位牌、遺骨をそれぞれ持つ遺族はそれ以上荷物は持てないのですから、はっきり申し上げて迷惑です。

以上の理由で私はプリザーブドフラワーや線香付きの弔電はおすすめしません。

さてNTTの弔電購入サイトにもどります。
特定の商品を選ぶと、そこから先はなぜかスマホ対応になっていました。

謎だ。

悩んでいてもしょうがないので、そこそこ高価な(台紙の)弔電を購入するという今回のコンセプトにのっとって、まずこの写真の悲愁という3,000円(税抜き)の弔電を選びました。
押し花 悲愁 商品画面
押し花が付いているというのがアピールポイントです。

次に
七宝 百合 商品画面
この写真の百合という3,000円(税抜き)の弔電を選びました。
七宝焼きが付いていて高級感がある、というのがアピールポイントです。
七宝焼きとはウィキペディアによると

七宝焼き(しっぽうやき、英語: enamel)とは、金属工芸の一種で伝統工芸技法のひとつ。金属を素地にした焼物ともいえる。

とのことです。

ちなみにNTTの弔電の料金体系は
文字代+台紙代
になっています。

文字代は文字数に比例した金額になっており
例えば61~65文字なら1,380円(税抜き)ということになります。
つまりこの場合
文字代1,380円+台紙代3,000円+消費税350円=4,730円
が総額ということになります。

3日前に申し込むと早割で文字代が1,230円(税抜)で150円安くなるのですが
祝電ならともかく弔電ではこれは無理でしょう。
弔電で早割設定なんかにしておくとブラックジョークのネタにされそうな気がしますが・・・

さて申し込んだのは夜の9時頃でしたが
翌日の11時頃に届きました。

まず押し花が付いている悲愁から。
NTT弔電 悲愁 押し花

広げると
開く NTT弔電 悲愁 押し花 

その下に押し花の全貌が。
さらにその下に弔文を印刷した文章を挟み込んでいるわけですね。
ちなみに(当然と言えば当然ですが)弔文を印刷した紙は、500円の台紙だろうが5,000円の台紙だろうが同じものです。
つまり弔電の価格差は台紙の価格差なのです。

次に
七宝焼きが台紙に付いている百合から。
NTT弔電 七宝焼き 百合

七宝焼きはセンターの部分に貼り付けられていてそのまわりは紺色のベルベットで囲んでいます。
NTT弔電 百合 アップ

七宝焼きの部分を拡大したところ。

弔電会社のサイトによっては
「高級な台紙で弔電を送れば遺族はずっと持っておいてくれる」
とのたまうところもあるのですが、葬儀屋さんとしての私の経験上それはないです。
NTT弔電 百合 紙を取ったところ

↑こんなふうに弔文を印刷した紙の部分だけを抜き取り、葬儀屋さんに
「台紙はそちらで処分しておいてもらえる?」とおっしゃる遺族も多いのです。

たしかに3,000円クラスの台紙の弔電はそれなりに単体では見栄えがします。
しかし葬儀式場には同じ台紙の電報がたくさん届くのです。
その中で知名度が高い、つまり最も利用者が多いと思われるNTTの弔電が一番被りやすいのです。
だから台紙によるアピールってほとんど効果がありません
弔電会社の、少しでも高い物を買ってもらいたいという気持ちはよく分かるのですが、葬儀現場の実態はこんなものです。

これが私の
NTTの高い弔電をおすすめしない理由
です。

では弔電による遺族へのアピールは、台紙ではないとすれば
どうすれば良いのでしょうか?

その答えは↓ここに書きました。
弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます
よろしければ参考にしてみてください。











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