葬儀屋さんが自分の担当するお葬式の質を上げる、シンプルな方法をお教えします。
お葬式の質を上げると言っても、地方のしきたりや、社風や、社内のポジションによっても方法論はいろいろあると思います。
で、お葬式に限りませんけど
質を変える最もシンプルな方法は量を変える
ことです。
要は、
これ無理だろってくらいの担当件数をこなせ!
ということです。
そうすればお葬式の質も上がるのです。
目安としては、打ち合わせ・準備を1ポイント、通夜担当を1ポイント、告別式の担当を1ポイントとして、一月に30ポイント位はやるといいんではないでしょうか。
実際、火葬場が休みの日もありますから、30ポイント分こなすには、告別式終わってから別の通夜とか、告別式終わってから打ち合わせってこともあるでしょう。
そんなに件数増やしたら、お葬式の質が下がってしまう
という意見もあるかもしれません。
確かにそれまでやってきた方法論のままで担当件数を極端に増やすと、失敗やクレームを起こすでしょう。
だから、限界を超えそうな担当件数をこなすには、
これまでの方法論を根底から見直して、新しい方法論を再構築し、ブレークスルー(突破)を起こさざるを得ません。
方法論はそのままで、ただ作業を早くするっていうレベルじゃ追いつかないはずです。
人の使い方、情報の伝達の仕方、メンタル・フィジカルのコンデションの管理、全て根底から変えて進化させていかなくてはなりません。
遺族との打ち合わせも、だらだらやってられないので、的確でわかりやすく無駄を省いた言葉を使わざるをえません。
もしうまくいかなかったり、質が落ちたりすると当然お客さんからのクレームという形で現れてしまいます。
それを乗り越えたときにあなたは新しい方法論を身につけているはずです。
平時の状態に戻ったとき、あなたが身につけた方法論は次の段階に進化しているはずです。
きっと次のお葬儀の質に反映されます。
そのスキルアップを質に反映させないで、手を抜くことを覚えたらどうするという意見もあるかもしれません。
しかしそういう人間は遅かれ早かれ、手を抜くためのスキルアップをやりだすので、もともと葬儀屋の適性に欠けています。
方法論のブレークスルーは、基礎が出来た後、早めに起こした方が良いので、入社三年目くらいの人はだまされたと思って挑戦してみてください。
20数年前、入社して半年ぐらいで30ポイント以上が平均、マックス70近くの月有った。残念ながら当時はスキルアップとか考える余裕が全く無かったと、懐かしく思い出しました。ただ、限られた時間の中、家族の方々の要望を出来るだけ伺って実現することだけしかでき無かったと申し訳ない気持ちになりました。
中澤浩 様
コメントありがとうございます。
今この記事読み返してみると
働き方改革全否定なこといってますね。