「無縁社会を生きる」を読んで

先日

 

という記事で互助会保証(←互助会に対する保証事業を行う会社)社長藤島安之氏を紹介しましたが

著書を出されていることを知ったので購入。

無縁社会を生きる

 

無縁社会や葬儀に関して知識が無く、
現状をざっくりと知りたい人にはおすすめです。

 

でここからは人が悪い葬儀屋さんによる書評(^^;)

 

無縁社会の問題に警鐘を鳴らすのは
確かに良いことだと思います。
提案する解決方法がちょっと弱いところとか、
互助会アピールのところとか、難癖をつけようと思えばできますが
これは事情や背景を考えると
もうしょうがないかと。

 

問題があるとすると
誰が何を言うか、において「誰が」の部分。

 

藤島氏って日本でも有数の「有縁」な人なんですよね。
経産省出身の天下りキャリアなんて
おそらく亡くなる寸前まで引く手あまたですよね。
双日の副社長も務めていらっしゃったので
葬儀も社葬かもしれません。
そんな人が貧困や無縁を説くのはどうしても説得力がいまひとつ。
解決策の一つとして
夫婦でハグしよう、って言われても・・・(T_T)
多分御本人もその当たりの無理はきっと自覚していると思います。
おそらく互助会関係者に頼まれて、話したことをライターに書いてもらった、
というところだと私は推測するのですが・・・
だって「互助会の第一線で働く営業担当者・葬祭コーディネーターと話をすると」
なんてこれ絶対嘘でしょ(^^;)