内向型人間が葬儀屋に向いている3つの理由




今回ご紹介するのは恐らくここ数年読んだ自己分析系の本の中ではベスト。

○内向型を強みにする

内向型を強みにする (フェニックスシリーズ)

マーティ・O・レイニー パンローリング 2013-07-13
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これ、わたしのことじゃん!

この本で描かれているのはまさに「私」なのです。

できることなら今後は名刺を渡すときに
この本も一冊つけて渡したいくらい(^^;)

人並みのことが出来なくて悩んでた人が、実は難病が原因ですと言われたとき
意外にもホッとして解放感を感じた、という手記を何度か読んだことがあります。
(ちょっと語弊のある言い方かもしれませんが)
この本を読んで少しだけその気持ちが理解できたような気がします

自分が内向型であることは子供の頃から
自覚がありました。

だから物静かで冷静で、時に冷たく見られるのは
それはそれで仕方が無いと思っていました。

私の欠点

とはいえ現在に至るまで

周囲から改善要求(ときに批判)されるのは
①スタッフ間のコミュニケーションにメールを多用せず直接話せ、と言われる
②雑談(会話すること自体を目的とした会話)が苦手
③とにかく飲み会がイヤ
④会議で発言できない。特にブレインストーミングの時は最悪
⑤ライフスタイルが極めて自律的(≒ストイック)なため揶揄される

これらの欠点を努力でなんとかしなきゃとずっーと格闘してきて
試行錯誤したもののうまくいかずに現在に至るのですが、
その原因がこの本を読んで氷解しました。

これって典型的な
内向型人間、それも左脳優位の内向型人間の持つ行動パターンそのもの
だったのです。

ちなみにこの本の内向型チェックテストで30点中27点(20点以上が内向型)でした。
そして左脳優位の内向型人間の持つパターンにほとんど合致していました。

・行動を起こす前に、プラス面、マイナス面を検討する
・感情ではなく事実に基づいて決断を下す
・説明するとき、具体例を挙げる
・正しいかまちがっているか、善か悪かをよりどころに考える
・経験を客観的に処理する。
・時間の観念が強い。
・一度に一歩ずつ進む。
・社会的シグナル(≒自分に対する好意など)になかなか気づかない
・分類するのが好きである。
・言葉や数字に強い。
・正確な答えを追求する
内向型
そもそもなんで内向型人間が生まれるかというと
脳の特性が原因である、とこの本では述べられています。
内向型は脳内のドーパミンに対する感受性が高すぎて
外部刺激が強いと精神が消耗してしまうため
対人接触を減らして内面に意識を向ける。
一方外向型のタイプはドーパミンに対する感受性が低いため、刺激を得ようとして
外部への接触を求めていこうとする、と言うことらしいのです。
ただしいくつかの実験の成果は述べられているものの
現在のところ大脳生理学を私は全面的に認めているわけではありません。
しかし筋は通っています。
また仕組みはともかく、
全く自分と同じタイプの臨床データがたくさんある、
という事実は大きいです。

前述した私の弱点が
内向型人間であることに起因すると仮定して
分析すると以下のようになります。

①メールを多用せず口頭で話せ、と言われる

口頭でのやりとりは前述したように外的刺激が発生するのでエネルギーを消耗する。
また聴覚の情報処理が、内向型人間は苦手。
一方文章作成スキルは高いため
脳内で考える時間を与えられると、的確な文章を作ることができる。
そのためテキストのコミュニケーションに比重を置こうとする。
(ちなみに最近サイバーエージェントの藤田社長がインタビューで言っていた話。
藤田社長も内向型人間で、社内も過半数が内向型人間。おまけに社内のSNS等インフラが完備されているため、社内では外向型人間はマイノリティ-的な存在で、ムダにおしゃべりをする人達、という扱いをうけるらしい)

②雑談(会話自体を目的とした会話)が苦手

①の原因に加えて結論のない会話をしなければならないから

③極度に飲み会をいやがる

①と②のダブル攻撃なので、もうムリっす(^^;)
冗談抜きで
ヘッドホン着用でずっと本を読んでていいなら、
飲み会に出てもいいんですけど。
あ、ちょっと引いてますよね?
でもホントに無理なんです。
決して誘ってくれている人達が嫌いなわけじゃない。

幸いにも?、私がやっかいなのは組織の同調圧力に対して
自分を曲げないところ。
良くも悪くも「浮く」ことに耐えられてしまうので
ストレスを感じてまで無理につきあおうとしない。
このおかげでストレスはたまらないのですが
その過程でいろいろ失っているものは多いんでしょうなぁ。

④会議で発言できない。特にブレーンストーミングの時は最悪

前述した本の中にも「会議での振る舞い方」に関する記述が数ページあります。
(183ページ)
聴覚情報処理が苦手で、常に熟考を経てからの発言しかできないから
思いつきでしゃべる、ということができないのです。

⑤ライフスタイルが極めて自律的なため揶揄される

この本の中では「超然たる態度で自らの生活を管理し、だれのためであれ変わることはない」と記述されている。
まさにコレ。
おしゃべり

内向型人間である私の生き方

以上の点は脳の構造もしくは気質によるところが大きいので
一時的に外向的なふりをすることはできても

基本的に克服できない、
というのがこの本を読んだ私の結論。

だからそれはそれで、そういうもんだと認めて
気にしない、ってことにしました。

世の中は外向型が、マジョリティのため
(外向型人間は全体の7~8割で多数派)
正義ってことになっているので
おまけにこの本は内向型人間は人に非ず、のアメリカで出版されているため
なんとか外向型人間のふりをして
うまくやり過ごす方法が提案されています。

しかし私はその方法論には与しない。

そこで神経使うくらいならそのエネルギーを
自分の得意分野に向ければいいと思うのです。
それにアメリカに比べれば日本は内向型人間に寛容だし。
さらに、他人がとやかく言うことを比較的気にしないのも
左脳優位の内向型人間の特徴。
内向型人間
それでも外向型人間の人はこういうでしょう。

でも少しは自分を変えてみたら・・・

少し無邪気な外向型人間はたまにこういうことを言う。
ちょっとシニカルに言い替えると
お前は俺が当然のごとく持っている能力を持っていないから、俺を見習え!
ってことですな。

私にとってこれって
ホモセクシャルの人になんで女の子とつきあわないの?
って尋ねるようなモノだと思うのだが。

違うかな。

まぁ、言いたいことは良く分る、それが私に対する好意に基づいていることも。
私もパーティで輪の中心にいられるような人間だったら、どんだけ良かったか。
しかしいろいろやってきてやはり無理なモノは無理なのだ。そして人生は有限だ。だったら、そういうモノだと受け入れた方がいい。
得意な分野についての自信があれば、弱点を認められる。
弱点を弱点と認識できている間は、それは弱点じゃない。
弱点を公表するかどうかは別だが。
少なくともこの本を読んだ私の心は明鏡止水

葬儀屋さんとして内向型人間が外向型人間より有利な点

さて
じゃあそろそろ内向型人間の逆襲(^^;)です。

と、その前に
個人的に内向型人間で良かったことは
このブログを書き続けていられること。
周りの葬儀屋さんより考える時間が多くて
だけどあんまり人前で喋りたくない
という人間のエネルギーがどこに向かうかというと・・・
これは内向型人間で良かったところ。

では全国の内向型の葬儀屋さん、
もしくは
内向型は葬儀屋に向かないんじゃないかと思っている葬儀業界就職希望の方へ、
エールを兼ねて
葬儀屋さんとして内向型人間が外向型人間より
有利な点を挙げたいと思います。
対話
遺族の話を傾聴することができる
遺族と接する基本形は傾聴すること。

カウンセラーと一緒です。
内向型人間はこれが得意。

外向型の葬儀担当者は自分が喋りすぎて、
本来遺族の喋るべき時間を奪いがち。
その結果葬儀を自分の型にはめてしまいがち。

内向型は自己表現が苦手な分
謙虚な態度で接することができると思うのです。

とはいえ、ちゃんとしゃべるべきときに
しゃべれないとだめなんじゃないの、
と思われそうなのですが
左脳型内向型人間は
「自分の専門分野についてはいくらでもしゃべることができる」
という特性があるのでモーマンタイです。

人間観察力が高い
内向型人間は人間観察力が高いと言われています。
親族間の人間関係や距離感を把握したり、
非言語的表現から遺族の心情を読み取ったりするのは
葬儀屋さんに必要な能力です。

知識が豊富だと思われる
統計的に外向型人間より内向型人間の方が
インテリジェンスが高い傾向があり
さらに本人の自己評価より頭がいいと、
周囲に思われる傾向があるそうです。
それは置いといても
無駄口をたたかず、的確に情報を提供するたたずまいは
知識が豊富だという安心感を与えます。
私の場合この傾向が強すぎて、
逆に遺族側からフランクな質問がしづらいのではという懸念があり
あえてスキを作るようにしていますが。
そんなわけで葬儀屋さんとしても
内向型人間の強みを活かすことは
十分出来ます。

最後に内向型人間に関する類書を紹介します。

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

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↑こちらの方がアメリカでは売れているみたいですが、
内容は「内向型人間を強みにする」の方が実践的かと思います。
頼めない・叱れない・人間関係が苦手・・・ 内向型人間のリーダーシップにはコツがある

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↑やっぱりマネージャーは外向型人間の方がいいよね
と私も思わざるを得ないのですが、
それでもがんばるための人の本です。











4 件のコメント

  • 雑談が苦手?少女マンガを葬儀屋というキーワードで釣られて読める人がですか?
    これだけの言葉を使いこなす人が雑談が苦手なんですか? 逆に私は書くのが見ての通り高校生以下なんですが雑談は得意です(笑)そんなものなんでしょうか…。お客様にも雑談したりしてしまいます。

  • 羅列されてる内向型人間の特徴を読んでも、とても欠点とは思えませんね。
    とても理論的な人間に思えます。

    遺族とのコミュニケーション能力が必須と思われる葬儀業界(素人考えですが)に、どのようにして「向いている」と結びつけるか、続編を興味深く待ちます。

  • かかし様、
    >これだけの言葉を使いこなす人が
    ほめて頂いてありがとうございます(^^;)
    私にとっては考えて書く言葉と、リアルタイムで発する言葉は別物でして・・・

  • ZERO様、
    >とても理論的な人間に思えます。
    これがオープンに開かれていないと扱いづらいわけなんです(T_T)

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