葬儀屋さんて世間が思っているほど
仏教に詳しくないと思うのです。
葬儀の実務、例えば各宗派の本尊などは詳しいでしょうけど
お葬式を行わない奈良仏教には疎いとか。
あとはお坊さんを尊敬できなくて
その影響で仏教も好きじゃなくなってしまうとか。
そもそも勉強嫌いの人種が多いっていうのもあるかも。
そこで今回は仏教を俯瞰(ふかん)的体系的に浅く学んでみたいという方にお薦めの本を。
まずはその名も
「仏教入門」
仏教入門 (岩波ジュニア新書) 松尾 剛次 岩波書店 1999-06-21
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基本的に中高生向けなので分かりやすいです。
また上座部仏教ではなく大乗仏教中心なのも良いですね。
王道ですが
もういちど読む山川日本史 五味 文彦,鳥海 靖 山川出版社 2009-09
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もういちど読む山川倫理 小寺 聡 山川出版社 2011-04
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学生時代暗記科目として敬遠していた方も是非。
大人の勉強は楽しいですよ。
知識を確認するために問題集が必要な方へ。
私はこれを使いました。
センター試験への道倫理―問題と解説 センター試験への道倫理編集委員会 山川出版社 2015-07
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問題のすぐ近くに答えと解説があるので便利です。
以下は、あんまりお勧めしない本です。
日本仏教史―思想史としてのアプローチ (新潮文庫) 末木 文美士 新潮社 1996-09-02
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正当派なんだけど、ボリュームの多さに挫折しました。
池上彰と考える、仏教って何ですか?[Kindle版] 池上彰 飛鳥新社 2014-10-24
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ダライラマをはじめとしたチベット僧に会うことができたんで
それを本にするために書いてみたっていう感じがどうも・・・
浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか (幻冬舎新書) 島田 裕巳 幻冬舎 2012-02-29
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本当の内容は「各宗派の成り立ち」なのですがこのタイトルにするところが
島田氏のうまさですね。
このように読み手のことを考えたおもしろさでは比類ないのですが
島田氏の場合、良く調べず書き流した結果間違った記述がたまにあるため
勉強のための本としてはお勧めできないんですよね。
以上 ご参考まで。
ちなみにアマゾンには
仏教入門の売れ筋ランキング
というのがあります。
いつも面白く読まさせて貰ってます。
山川!一般教養としてはまさに王道ですね。
どんなジャンルでも、中学高校の教科書の内容が全部頭に入っていたら「詳しい人」、それ以上の見識(知識ではなく)があったら「専門家」ですものね。
生禿様
高校時代は退屈に感じたのですが。
学びたいという心の持ちようなんでしょうか。
公益社の行旅ご遺体火葬取り違え問題と隠蔽問題についてブログを書いてくれませんか?因みに公益社は持株会社で第三者委員会なるものを持っていますが全くの機能はしていないのでしょうか?
葬太郎様
コメントありがとうございます。
>ブログを書いてくれませんか
別の方が既にこういう記事を書いていらっしゃるので
http://3kabouzu.com/koeki2/
私の出る幕はなさそうです。
駅売り日刊タブロイド紙に「コメント」を求められました。
既に発売されて、現在は「店頭に無い」ので。
法令とシステムの問題。
prof様
いろいろ仕事ありますね。
「世論」を考えて、低めに言っておきました。
「入札と随意」も触れずです。